NTTドコモの子会社であるDearOneは、一般消費者に対して「ショッピングアプリのUI/UXアンチパターン」の調査を実施した。
初回ログインで52%がやめたくなる
ショッピングアプリ利用者の52%が初回ログイン、設定時に操作をやめてしまいそうになるネガティブな体験をしていた。メリットがある一方で、初期段階で離脱するほどの強いストレスを半数以上が感じている。

挫折した/しそうになった内容を年代別に見ると「個人情報の登録、入力作業が多い」ことが全世代で共通していた。
また、30~50代では、年代特有の傾向や世代間の差は見られなかったものの、20代は「アプリの動作、表示スピード」がアンチパターンとして他の世代と約5倍の差が見られた。

利用時にストレスを感じることを聞くと、「広告の頻出」「検索機能の精度不足」「ログイン要求頻度」がアンチパターンとして挙がった。「ユーザーが行いたいことを阻害する行為」がUXを損ねるストレス要因となっていた。

さらに、年代別に「利用時のストレス内容」を聞くと、20~30代では「サポート体制」、40代では「アカウント情報更新時の情報入力」「ログイン後の認証」、50代では「文字サイズが小さい」などが挙がった。

年代別に「プッシュ通知」に関する意見も聞いた。全年代の傾向として「ユーザー自身に利益がある、知りたい内容」は見るが、それ以外の「アプリ提供者都合の通知」は興味がなく、解除したくなるという傾向に。
20代では、他世代で歓迎されている「ポイント数、有効期限のお知らせ」や「定期、タイムセールのお知らせ」についての関心度が低かった。一方、50代では「メンテナンス復旧」や「定期的なアンケート依頼」を閲覧している傾向があった。

調査概要
- 【調査対象者】事前調査で「利用OSはiOS、Androidのいずれか」「インストールしているアプリは21個以上」と回答した20歳〜59歳の消費者384名※
- 【調査時期】2025年2月21日 〜2025年2月22日
- 【調査方法】インターネットリサーチ
- 【調査企画・実施】DearOne
ソーシャルもやってます!