Kaizen Platformがクチコミ・レビューデータの自動検閲機能を開発、実証実験を実施

企業のDX(デジタル変革)支援事業を手掛けるKaizen Platformは、ウェブサイトに投稿されたクチコミ・レビューデータの自動検閲機能を開発し、実証実験を行った、と12月5日発表した。生成AI(人工知能)の活用によるクチコミ・レビューサイトの品質向上と運用コスト削減が目的。自動検閲で約75％の手動検閲削減効果があった。

実証実験は、Kaizen Platformと同社グループでウェブサイト企画・制作・運用のディーゼロが、手動での検閲業務の負荷削減を目指し、生成AIを使って実施した。各種ウェブサービスの企画・運営を展開するアピリッツと協業し、同社が提供するクチコミ・レビュー投稿管理ツール「VoiceLog」の導入クライアントを対象に行った。

実験では、集まった415件のクチコミデータのうち自動検閲で手動検閲数を103件に減らせた。自動検閲の対象になったクチコミデータの90％以上は、人と生成AIの公開判定結果が一致し、高い検閲精度が実証された。掲載コメントの質を高めるには定期的な検閲作業が必要だが、生成AIで運用コスト削減につながることが分かった。