Cookie規制が見送りに、次の一手は? マーケターの約半数が「GA4では対策として不十分」【イルグルム調べ】
7月22日、Googleは「3rd Party Cookieの廃止を見送る」と発表。Web広告運用に携わるマーケ担当者の対応状況を調査。
8:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
イルグルムは、「ポストCookie時代の広告運用に関する実態調査」を実施した。Webマーケティングの広告運用に携わっているマーケティング担当者220名が回答している。
サードパーティークッキー規制の廃止、約7割が「今後も検討を続ける」
まず、GA4などの無料の分析ツールや各媒体の管理画面の使用のみでは3rd Party Cookie規制対策が不十分だと思うかどうかを聞くと、「非常にそう思う」が28.1%、「ややそう思う」が51.4%となった。
「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人に対し、その理由を聞くと、「広告効果測定の精度が下がる可能性があるから」が59.4%、「クロスデバイス/ブラウザでのユーザー行動把握が難しくなるから」が58.9%でツートップに。ついで「リターゲティング広告の効果が低下する可能性があるから」が53.1%と続いた。
Cookie規制下でのマーケティング施策で最も重要だと思うものとしては、「マーケティング施策の効果を正しく把握する計測環境」が68.1%で1位に。以下「カスタマージャーニーに合わせたKPIの設定」が59.0%、「顧客からのフィードバックの収集と活用」が57.6%と続いた。
また、2024年7月の3rd Party Cookie利用継続の発表を受け、社内での対応に変化はあるかを聞いたところ、「変わらず今後も実施/検討する」が31.5%、「優先順位が少し下がったが、引き続き実施/検討する」が38.6%となった。Googleの方針変更によらず、対策が重要であると考えている担当者が多いようだ。
調査概要
- 【調査方法】IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
- 【調査期間】2024年10月11日〜同年10月13日
- 【有効回答数】Webマーケティングの広告運用に携わっているマーケティング担当者220名
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