コンビニのファミリーマートとローソンが店舗で販売する商品の共同配送を東北で開始

両社の物流拠点間で冷凍商品を輸送、車両台数を削減して「物流の2024年問題」に対応

コンビニエンスストアを展開するファミリーマートと、同ローソンは、店舗で販売する商品の共同配送を4月11日に始める、と4月9日発表した。東北地方の一部地域で冷凍商品を両社の物流拠点間で輸送する。同じトラックで両社の商品を運んで車両台数を削減し、トラック運転手の労働時間規制による「物流の2024年問題」に対応する。

共同配送は10tトラック1台を使ってアイスクリーム、氷、冷凍食品などを対象に宮城、岩手、秋田県で実施する。宮城県多賀城市のファミリーマートの拠点で同社用商品を積み、盛岡市のローソンの拠点で同社用の商品を載せて秋田市に向かい、同市のローソン拠点で同社用商品を降ろした後、同市のファミリーマート拠点に行く仕組み。

共同輸送のイメージ図
ファミリーマート物流拠点(宮城県多賀城市)
ローソン物流拠点(盛岡市)

物量が比較的安定する4~6月と9~12月の火、木、金曜の積載量条件が合致した日に共同配送する。週に1回、翌週のファミリーマート用車両の予測空き容量とローソンの積載予測量を確認し、1台で運べると判断した時に行う。環境負荷も低減でき、1回の共同輸送で56kgのCO2排出量を削減する。両社は他のエリアへの拡大も検討する。

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