Z世代もいずれはリーダーの立場に、そのときに最も求められる「スキル」とは?【ライボ調べ】

社会人たちが考える“次世代のリーダー”に必要なスキルや資質を調査。

Z世代など若年層では、リーダー的立場の管理職になりたくない人が増えているという。ライボの調査機関であるJob総研は、「社会人に聞くリーダーの印象調査」の結果を発表した。20~50代の社会人男女546人が回答し、社会人たちが考える“次世代のリーダー”に必要なスキルや資質を抽出している。

なおこの調査では、リーダーを「部下やチームメンバーを率いて管理する立場」「組織やチームを指導し、メンバーの能力を引き出す役割」「グループや組織の方向性や目標を定め、その達成に向けてメンバーを率いる人物」と定義している。

チームを成功に導くリーダーは「コーチ型」

まず「目標にしたいリーダーがいるか」を聞くと、全体の50.0%が「いる」と回答。若い世代ほどいるの比率が高かった。そこで「これからのリーダーに重要なのは何の力か?」を聞くと、「コミュニケーション力」75.6%が特に多く、「決断力」59.9%、「課題解決力」52.4%がそれに続いた。

一方で「これからのリーダーが持つべきキーワード(資質やスキル)」を聞くと、「強い意志と責任感」38.6%、「頼りになる」35.9%、「思いやりがある」32.4%がトップ3だった。

また「チームを成功に導くリーダーシップのスタイル」を聞くと、「コーチ型」52.0%、「ビジョン型」45.4%、「奉仕型」21.8%が上位だった。コーチ型の特徴としては、協力的、指示を出さず導く、成長の手段として学習を重視するといったポイントが上がっているが、残る2タイプもメンバーの成長に協力的だといえる。

一方で「リーダーにされて困る行動」としては、「感情の起伏が激しい」63.4%が最多で、「発言と行動がともなっていない」56.5%、「メンバーの話を聞かない」50.7%が続いた。

なお「もし自分がリーダーになった場合、どのような力を必要とするか」を聞くと、「メンバーが活動しやすい環境構築」55.9%が特に多く、「危機管理やリスクを予測する」27.1%、「組織をまとめて率いる」25.8%の倍以上となった。

調査概要

  • 【調査対象】全国男女20~50代、現在職を持つすべての社会人
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2023年5月12日~14日
  • 【有効回答数】546人
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