旅行やスポーツ観戦などの外出行動、コロナ禍以前の水準に回復。今後の消費動向は?【クロス・マーケティング調べ】

2023年5月の生活実態を調査。「食費」は2022年同時期よりも12ポイント上昇。

クロス・マーケティングは、「消費動向に関する定点調査(2023年5月)」を実施した。新型コロナウイルス5類感染症移行前の5月1日~8日に、全国の男女1,200名を対象に調査を行っている。

人が集まる場所への外出行動、コロナ禍以前の水準に回復

生活実態DI値※の推移(食費/自宅で過ごす時間/給与所得/労働時間)

まず、2023年5月の生活実態について見ると、「食費」は前年同期より12.0pt上昇していた。その一方で、「自宅で過ごす時間」は、2020年の緊急事態宣言をピークに減少を続けており、前年同期より12.0pt低下した。

※DI値:「増えた」の回答比率-「減った」の回答比率
消費動向DI値の推移(国内旅行/海外旅行/スポーツ観戦/飲酒目的の外食/高速道路/映画館/食事目的の外食/テイクアウトの利用)

消費動向としては、「国内旅行の回数」「海外旅行の回数」「スポーツ観戦」がそれぞれ20ポイント以上増加し、コロナ以前の水準に戻ったことがわかった。「食事の持ち帰り・テイクアウトの利用回数」は低下が目立った。

今後1年間の景況感・消費動向の変化は?

今後1年間の景気の見通し

今後1年間の景気の見通しについて聞くと、49.1%の人が「変わらない」と回答。2022年に比べると「悪くなると思う」の割合は減っているが、依然として景況感は低調だった。

今後1年間の自分自身の消費予測

自分自身の消費予測としては、59.1%が「変わらない」、22.7%が「増える」と回答。男女別では、「増える」の割合は男性よりも女性のほうが8.0ポイント多かった。

調査概要

  • 【調査手法】インターネットリサーチ
  • 【調査対象】全国47都道府県の20~69歳の男女
  • 【調査期間】2023年5月1日(月)~8日(月)
  • 【有効回答数】1,200サンプル
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