コロナ禍の3年で大きく変化したのは「出かける場所」、物価高での節約志向も影響?【CCCMK総研調べ】
CCCマーケティング総合研究所は、この3年の生活の中で「変わったこと、変わらないこと」に関する調査結果を発表した。男女16~79歳のT会員2,582人が回答している。
コロナ禍を経て「オンラインでの行動」も定着
まず生活に関わる「時間」「労働環境」「お金」「場所」「遊び」「人付き合い」「食事」の7項目について、コロナ禍の3年で変化があったかどうかを聞いた。その結果どの項目でも、半数近くあるいはそれ以上が「大きく変わった+少し変わった」と回答していた。
最多の「出かける場所」は「大きく変わった」33.5%、「少し変わった」34.8%で、7割近くが変化しており「人混みを避けるようになった」「近場に行くことが増えた」との回答が目立った。
その他の項目では「在宅時間の増加」「テレワークの増加」「節約」「遊ぶ機会の減少」「外食の減少」といった意見があがっている。
次に行動パターンごとに「ここ1年に実施したか」「この先1年に実施したいか」を聞くと、いずれの項目でも今後あらためて実施したいという意向が強い。特に「旅行・レジャー」「温浴(銭湯や温泉等)・サウナ」「ライブ・コンサート・フェス」は大きく、「有料のセミナーや習い事」は倍以上の意向となっている。コロナ禍が沈静した場合、2023年は経済活動がかなり活発になりそうだ。
なお、労働や買い物、ライブ参加をオンラインで行う生活スタイルも根付いたため、これらの行動について「実施場所」も確認した。その結果、「旅行」や「温浴・サウナ」は近隣で済ませる傾向が見られたが、「ライブ・コンサート・フェス」や「有料のセミナーや習い事」は、「家の中(オンライン・インターネット含む)」が最多となった。コロナ禍を経てオンライン活用が定着したと考えられる。
調査概要
- 【調査対象】全国男女16~79歳のT会員
- 【調査方法】インターネット調査(Tリサーチ)
- 【調査時期】2023年3月3日~8日
- 【有効回答数】2,582サンプル
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