年収が高いほど「転職経験あり」? 部長クラスは平均4.42回も転職している【ライボ調べ】

年収1,000万円以上では87.9%が転職経験あり。全体でも約半数が転職を検討中、うち7割以上は2年以内に転職活動を開始?

「Job総研」を運営するライボは、「2022年 転職の実態調査」を実施した。20~50代の社会人男女351人が回答している。

全体の約7割が「転職経験あり」。年収1,000万円以上では9割弱

転職の経験はあるか

まず、転職経験の有無を聞くと、全体の68.4%が「経験あり」と回答した。

転職の経験はあるか(年収区分・役職区分別)

役職別でみると、「転職経験あり」の最多回答は「課長レベル」で84.4%だった。以下「部長レベル」が80.0%、「係長レベル」が76.7%と続き、中間管理職の転職経験が上位を占める結果となった。

年収区分別でみると、「1,000万円以上」が最多で87.9%、ついで「700〜1,000万円未満」が75.9%、「500〜700万円未満」が74.7%となった。年収が高いほど転職経験者の割合も高くなる傾向がうかがえた。

半数近くの人が「転職にコロナ禍が影響した」

転職の検討にコロナ禍が影響したか/転職した時期

転職経験ありと回答した240人に、「コロナ禍が影響して転職を検討したか」を聞くと、「影響した」と回答したのは合計で46.3%であった。

また転職した時期について聞くと、「1〜2年以内」が18.7%と最も多かった。コロナ禍で転職したことになる「2年以内」の回答は合計で58.3%だった。

転職の平均回数、部長レベルでは4.42回

これまでの転職回数

続いて、これまでの転職回数について聞くと、「1回」が最多の31.3%で、「2回」が26.2%、「3回」が17.9%となった。合計して75.4%の人が「3回以内」となり、平均転職回数は2.75回であった。

これまでの転職回数(年収区分・役職区分別)

役職別でみると、転職の平均回数が最も多かったのは「部長レベル」で4.42回、以下「課長レベル」が3.78回、「役員」が3.67回であった。

年収区分別でみると、「1,000万円以上」が3.69回で最多になり、ついで「700〜1,000万円未満」が2.82回、「300〜500万円未満」が2.69回であった。

約半数が転職を検討中、うち7割以上は2年以内に転職活動開始?

今後転職を検討しているか

今後転職を検討しているかについて聞くと、「検討している」と回答したのは合計で52.6%であった。また「検討している」と回答した185人にその時期を聞くと、「1〜2年以内」が21.6%と最も多く、ついで「1ヶ月以内」が20.6%だった。合計すると、「今後2年以内に転職活動をする」と回答した人は74.1%にのぼった。

今後転職を検討しているか(役職区分別・年収区分)

役職別にみると、「検討している」と回答したのは「部長レベル」が最も多く、計66.7%だった。「転職経験の有無」と同じく、中間管理職が上位を占める結果となっている。
また年収区分別でみると、「検討している」とした人が最も多かったのは「500〜700万円未満」で計60.5%、ついで「300〜500万円未満」が計56.0%、「300万円未満」が計53.2%という結果となった。

調査概要

  • 【調査対象】全国の男女 20~50代社会人(20人~1000人以上規模の会社に所属、1年以内~10年以上勤務)
  • 【調査期間】2022年10月5日~10月10日
  • 【サンプル数】351人
  • 【調査方法】インターネット調査
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