電通とCCIがテレビ実視聴データを用いたCTV向けターゲティング配信・分析サービス開始

「Premium Viewインストリーム動画広告」でオン・オフ統合のリーチ獲得や視聴傾向分析

電通は電通デジタルとCARTA HOLDINGSグループのCARTA COMMUNICATIONS(CCI)と共同で、ネットに接続したテレビ端末のコネクテッドTV(CTV)向け動画広告サービス「Premium Viewインストリーム動画広告」でのターゲティング配信と、デバイス間の重複を加味した統合リーチや地上波番組視聴傾向の分析サービスを始める、と10月3日に発表した。オンラインとオフラインを統合したリーチ獲得や配信設計を支援する。

サービスの概念図

Premium Viewは厳選した質の高いメディアと優良コンテンツを配信対象にした動画内広告配信サービス。新たなターゲティング配信や分析サービスでは、テレビの実視聴データを用いた電通のオンライン・オフラインの統合マーケティング基盤「STADIA」を活用する。STADIAは、ユーザーの同意許諾を得たテレビメーカー由来の視聴データに基づくデジタル広告配信・効果検証が可能で、2022年9月時点で約1100万台のデータがある。

配信セグメント例

ターゲティング広告では、地上波テレビ番組の視聴傾向や地上波テレビCMの接触頻度などの実視聴データをもとにユーザー特徴に合わせた配信セグメントを作成して、コネクテッドTVに配信する。コネクテッドTVの広告配信はこれまで性別、年代、興味関心などでターゲティングしてきたが、ユーザー同意許諾を得たSTADIAのデータとコネクテッドTVデータの連携で地上波テレビ番組/CMの実視聴データに基づく配信が可能になった。

統合リーチの分析イメージ

配信後の分析では、地上波テレビCM視聴者に対してコネクテッドTVで広告接触した純増リーチの獲得状況や、パソコンやモバイル端末への広告配信を含む各デバイス間での重複接触者のリーチ分析が可能。コネクテッドTVの視聴者に対し、番組やジャンルを含む地上波テレビ番組の視聴傾向も分析できる。各デバイス間の重複も加味した統合リーチ分析によって、ターゲットの視聴傾向に適したコネクテッドTVへの広告配信が実現できる。

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