電通が「Facebook Advanced Analytics」を活用した国内初の分析ソリューションを提供

プライバシーを保護してオンオフを統合した顧客体験設計や広告プランニングなど可能に

電通とデジタルマーケティング事業の電通デジタルは、米国Facebookが提供する次世代型のデータ統合基盤「Facebook Advanced Analytics(FBAA)」を活用した国内初のマーケティング施策の分析ソリューションを開発して提供を始めた、と10月12日発表した。2018年にFacebookから先行ライセンス提供を受け、FBAA活用してプライバシー保護とクライアント企業のマーケティングニーズを両立させるソリューション開発していた。

プライバシー保全環境で統合分析する次世代型データ基盤FBAAを活用した分析ソリューションの概要

ブラウザで取得するCookieでは分断されがちな情報を人を起点に統合して「オンオフ統合分析ソリューション」を提供する。テレビCMから「Facebook/Instagram広告」、来店、購買、リピートの分析や効果測定、顧客体験設計、広告プランニングなど行う。テレビCMとデジタル広告、デジタルOOH(屋外広告)の重複計測や、Facebook/Instagram広告接触者のストア購買の効果測定などがある。

FBAAの従来にはない3つのメリット

FBAAではCookieでは得られない広告接触や動画視聴、バナークリックの有無など情報が「Facebook」国内利用者2600万人と「Instagram」国内アカウント3300万のデータに利用者許諾に基づいて統合される。FBAAのデータは個人特定につながらない設計で、電通が持つテレビ視聴や位置情報の「People Driven DMP」のデータや購買データ、クライアント企業が持つ1stPartyデータとともにプライバシーを保全して利用できる。

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