高収入でアウトプットを心掛けている層ほど、「ビジネスコミック」を読んでいる【トレンド・プロ調べ】

「マンガが役に立ったと感じるとき」について、年収が高い層・低い層では違いが明白に。

トレンド・プロは、ビジネスパーソンのマンガに対する意識調査の結果を発表した。

25歳~59歳の男女700人から、「どんなときにマンガが役に立ったと感じるか」「インプット/アウトプットをどの程度意識しているか」「ビジネスコミック(ビジネス書のマンガ版)を読んだことがあるか」などの回答を得ている。さらにその回答を、「年収600万円未満/年収600万円以上の層」「アウトプットを心掛けている層/心掛けていない層」で比較している。

年収が高いビジネスパーソンほど、「マンガ=知識を得るツール」という意識

まず「どんなときにマンガが役に立ったと感じるか」を聞くと、年収600万円以上層では「短時間で知識を得られた」23.5%、「日常生活に役立つ知識が得られた」21%といった回答が、年収600万円未満層に比べて優勢だった。一方、「新しい価値観が得られた」「共通の話題で盛り上がった」といった回答は、年収600万円未満層のほうが優勢だった。

次に「どの程度アウトプットを心掛けているか」を聞くと、年収600万円以上層は44%、年収600万円未満層は29%が「心掛けている」と回答している。

続いて「マンガはインプットのツールとして有用だと思うか」を聞くと、アウトプットを心掛けている層では67%が「有用だ」とした一方で、アウトプットを心掛けていない層では31%に留まるなど、その差がさらに広がっている。

高収入でアウトプットを心掛けている層ほど、ビジネスコミックを読んでいる

近年はビジネス・最新技術・世界情勢・人間心理などを解説するビジネスコミック(ビジネス書のマンガ版)も多い。そこで「ビジネスコミックを何冊読んだことがあるか」を聞くと、年収600万円以上層は50%、年収600万円未満層は29%が「読んだことがある(1冊以上)」となった。年収600万円以上層では34%が「3冊以上」と回答している。

またアウトプットを心掛けている層は62%、アウトプットを心掛けていない層は16%が「読んだことがある(1冊以上)」と回答しており、4倍近い差となっている。

一般的にマンガは、娯楽消費(インプットだけ)であることが多いが、年収が多い層ほどアウトプットを心掛けており、アウトプットを心掛けている層ほどマンガ(特にビジネスコミック)を、情報ツールの1つとして活用していると考えられる。

調査概要

  • 【調査対象】47都道府県の25歳~59歳男女
  • 【調査方法】オンライン調査
  • 【調査期間】2021年春季
  • 【有効回答数】700人(性別年代均等5歳刻み)
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