電通デジタルが顧客行動の予測モデルをXAIによるアジャイル型開発で支援するコンサル開始

営業担当者が分析結果に納得して確実な営業活動が可能、ナレッジコミュニケーションと協業

電通グループでデジタルマーケティング事業の電通デジタルは、企業顧客の購買、解約などの行動の予測モデルを「説明可能なAI(人工知能)=explainable AI(XAI)」を使ってアジャイル型開発で支援するコンサルティングサービスを始める、と12月4日発表した。予測モデルを活用する営業担当者は分析結果に納得したうえで確実な営業活動ができる。

クラウド・AI・ロボット事業のナレッジコミュニケーションと協業して行う。XAIは、予測や推定の結果に至るプロセスが人によって説明可能なAI。従来のAIが苦手とする複雑な予測結果の根拠が利用者に説明でき、説得力のある営業活動でアプローチ成功率の改善につなげられる。予測モデルの結果が現場で活用されていないといった課題を解決する。

アジャイル型開発は、小さな単位でテストを柔軟・迅速に繰り返して開発していく手法。このサービスでは、XAIを利用した予測モデルのプロトタイプをアジャイル型で素早く構築。予測結果を活用する現場や営業担当者からのフィードバックの反映・改善を高速で繰り返し、ニーズに合わせた営業アタックリストや顧客プロファイルシートを提供する。

一般的なAI開発と電通デジタルのAI開発の違い
電通デジタル式「XAI×アジャイル」アプローチの概要図
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