台湾・タイの主要SNSはFacebookとInstagramで8割超。Instagramの広告は不快感が少ない?【アウンコンサルティング調べ】
アウンコンサルティングが、台湾・タイのWeb広告に関するアンケートの調査結果を実施し、その結果を発表する。
台湾・タイ共に主な連絡手段は「Messenger」と「LINE」
台湾・タイ共に連絡手段として活用されているアプリは「Messenger」と「LINE」で、全体の90%以上を締めている。LINEは台湾やタイ以外にも、インドネシアでも多く利用され、他のSNSと比較してアクティブ率が高い。
また、タイではFacebookの利用率が非常に高い。メールの代わりにMessengerで知人と連絡を取り合うこともあるため、LINEが参入してからも根強くMessengerの需要が残っている。
利用頻度の高いSNSは「Facebook」と「Instagram」
タイで最も利用率の高いSNSはFacebookで78%、次いでInstagramの9%だった。Facebookのニュースフィードで友人とコニュニケーションを取り、情報収集の際もFacebook上で呼びかけて情報をもらうなど、「Facebook=インターネット」という認識に近く、シェア率も高い。
一方、台湾で利用率が高いSNSは57%のFacebook。次いで、27%のInstagramとなっている。
利用率の高い媒体の広告のクリック率は高い
「SNSでクリックしたことのある広告」に関しては、台湾で「Facebook」「LINE」「Instagram」、タイで「Facebook」「Messenger」「LINE」が上位を締める結果となった。
台湾「バナー広告」/タイ「動画広告」の関心が高い
SNS利用時以外のWeb広告でクリックしたことのある広告を聞いたところ、大きな違いがあったのは「バナー広告」と「動画広告」だった。
台湾で29%を締めているバナー広告だが、タイではわずか6%。また、動画広告ではタイのシェア率が高く36%を占める結果となった。
Instagramの広告を不快に感じるユーザーは少ない?
「迷惑に感じる広告」についても聞いたところ、台湾・タイ共に日常的な利用率の高さと比例して「LINE」「Facebook」「Messenger」がランクイン。しかし、Instagramに関しては、どちらも数値が低い結果だった。
特に台湾では、Instagramを主要SNSとして利用しているユーザーが27%を締めているのにも関わらず、Instagramの広告を迷惑だと回答しているユーザーは5%以下だった。
半数以上が「ポップアップ広告」「リスティング広告」に不快感
SNS以外で迷惑だと感じる広告を聞いたところ、「ポップアップ広告」「リスティング広告」に不快感を抱いていることがわかった。
「美容」「ゲーム」「旅行」の需要が高い
クリックしたことのある広告の業界を調査をすると、台湾・タイともに「美容」「ゲーム」「旅行」のWeb広告が多かった。
- (連絡手段として)一番使用するメッセンジャーアプリは何ですか?
- 利用頻度が一番多いSNSはありますか?
- SNSでクリックしたことのある広告はありますか?
- SNS以外でクリックしたことのある広告はありますか?
- SNSで迷惑だと感じる広告はありますか?
- (SNS広告以外で)迷惑だと感じる広告はありますか?
- クリックしたことのある広告はどんな業界のものですか?
調査概要
- 【調査主旨】訪日プロモーション実施に関し、訪日リピーター率の高い国・地域を対象にWeb広告に対する意識調査をアンケート調査(対象国・地域:台湾、タイ)
- 【調査要綱】対象の国と地域:台湾、タイ
- 【調査日】2018年10月11日~2018年12月14日
- 【アンケート対象時期】2018年10月10日~2018年12月10日
- 【調査対象】対象の国と地域の20~50歳の男女100名以上
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