「AJA SSP」のメディア向け広告審査ソリューション「AJA GREEN」でAI活用のシステム提供

サイバーエージェント子会社、薬機法や景表法抵触の恐れがあるクリエイティブを優先抽出

山川 健(Web担 編集部)

2018年4月10日 7:02

サイバーエージェントの100%子会社で広告技術事業のAJA(アジャ)は、同社が運営するサプライサイドプラットフォーム(SSP)「AJA SSP」のパートナーメディア向けに展開する広告クリエイティブ(制作物)審査ソリューション「AJA GREEN」で、人工知能(AI)技術を活用した審査システムの提供を5月に始める、と4月9日発表した。薬機法(旧薬事法)や景表法(景品表示法)に抵触する恐れがあったり、メディアのブランド毀損(きそん)につながる危険が高かったりする広告クリエイティブが優先的に抽出できる。

SSPはメディアの広告枠販売や広告収益最大化を支援するツール。AJA GREENは、メディアに掲載される広告クリエイティブを全て事後審査してメディアのブランドが損なわれるのを防止する。AJA GREENを導入したパートナーメディアは、不適切な広告クリエイティブの排除や不適切な広告を配信するアドネットワークなどのブロックが可能になる。新たに提供するAI機能の学習データには、サイバーエージェントのメディアやこれまでのAJAでのクリエイティブ審査の実績データを活用して精度を高めている。

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