富士通、サイトコアの「Sitecore XP」を自社クラウドサービス上で提供へ、協業を拡大

両社のデジタルマーケティング分野における協業範囲を拡大するもの。業務テンプレートや開発コンポーネントも提供

安田英久(Web担 編集統括)

2017年11月30日 11:22

富士通とサイトコアは、サイトコアが提供するコンテンツ管理(CMS)&デジタルマーケティング活用システム「Sitecore Experience Platform(Sitecore XP)」を、富士通のクラウドサービス「FUJITSU Cloud Service K5」上で提供することで合意したことを、11月29日に発表した。

これにより、顧客ニーズにあわせてオンプレミス(自社構築システム)とクラウドからSitecore XPのインフラ構成を選ぶことができるようになり、クラウドを利用する場合はより迅速にサイト構築を進めやすくなる。

両社のデジタルマーケティング分野における協業範囲を拡大するもので、K5上でのSitecore XP提供は2018年度上期からを予定している。

また富士通は、これまでもSitecore XPのオンプレミスによる提供とクラウド基盤で運用する社内実績を進めており、サイトコア認定エンジニア約40人を育成してきている(サイトコアの国内パートナーでは最多)。

そうした経験をもとに富士通は、Sitecore XPの導入・運用サポートを提供するとともに、Sitecore XP導入のための次のような業務テンプレートや開発コンポーネントもあわせて提供していく。

業務テンプレート

  • BtoB企業向けデジタルマーケティング(販売代理店向けサイト)
  • BtoC企業向けデジタルマーケティング(顧客/会員向けサイト)
  • グローバルWebサイト
  • イントラネットサイト

開発コンポーネント

  • コンテンツ一括登録
  • 一括承認ワークフロー
  • 認証用コンポーネント
  • など
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