凸版印刷が360度パノラマVR映像が容易に公開できる映像用CMS「dougaVR」の提供開始

アップロードしてURLをアプリやウェブサイトに組み込む仕組み、専門知識や設備不要

凸版印刷は、360度パノラマVR(仮想現実)映像が容易に公開できる映像用のクラウド型コンテンツ管理サービス(CMS)「dougaVR(ドウガブイアール)」の提供を1月27日始めた、と同日発表した。全天球カメラやスマートフォンなどで撮影した360度のパノラマVR映像を専用サイトの管理画面からアップロードし、そのURLをアプリやウェブサイトに組み込む仕組みで、専門的な知識や設備が不要になる。パノラマVR映像と撮影場所の平面マップを活用することで、ツアー形式のコンテンツにすることもできる。月額利用料3万円の定額制で最大2GBまで利用できる。初期費用は無料。

企業の商品紹介やショールーム、店舗内装などの紹介のほか、自治体の観光地や公共施設紹介などの用途向けに展開する。制作したコンテンツはパソコンに加えてスマートフォンでも閲覧でき、凸版印刷の簡易ヘッドマウントディスプレイ「VRscope」にも対応する。活用の例として、NTTドコモの東海支社(名古屋市東区)が撮影した東山動植物園(同市千種区)の360度パノラマ映像を5月末日までdougaVRのウェブサイトに公開する。dougaVRは、VRコンテンツプラットフォームを手掛けるアジェンシアが開発し、凸版印刷は同社と国内での独占販売契約を2016年12月に結んだ。

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