マーケティングオートメーション大手のマルケトが大阪拠点を3月設立、年内に100社の新規導入を目指す
マーケティングオートメーションソフト大手のマルケトは、日本では初となるマーケティングイベント「Marketo Summit Japan 2015」を2月17日に東京・ウェスティンホテル東京で開催。米Marketo Inc フィル・フェルナンデスCEOと、日本法人の福田康隆社長が、同社の近況を発表した。
マルケトの日本法人が設立されたのは、2014年3月のこと。当時、すでに約50社の日本企業がマルケトのクラウドベースのマーケティングソフト「Marketo」を導入しており、6月以降、新たに40社以上が新規にMarketoを導入しているという。今後の日本国内でのビジネス展開として、日本法人スタッフを現在の13人から倍増するほか、3月には大阪拠点を立ち上げてサポート体制を強化、年内に100社の新規導入を目指す。
マルケトのパートナー企業は世界で400社以上、日本では現在、マーケティング設計/コンテンツ制作/オペレーションなど、得意分野の異なる20社以上が参加しており、今後もさまざまな企業と連携し、エコシステムを構築していくと福田氏は述べる。この他、米国で活性化するユーザー会と認定コンサルタントによるネットワーク、「マーケティングネーション」(5万人が参加)を日本でも立ち上げていくという。
グローバルでみると、マルケトの導入企業は世界39カ国で3800社、2014年度の売り上げは1億5,000万ドルと前年同期比でプラス56%成長しており、マーケティングオートメーション市場は過熱していると、フェルナンデス氏は説明。マルケトの優位性として、パートナー企業と連携しMarketo上でさまざまなサービスを提供するエコシステムを構築していること、マーケティングの専門知識があり短時間にマーケッターのニーズに対応できること、ソフトの習熟が容易であることなどを挙げた。
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