国内ソーシャルメディア人口は前年比143%の5060万人に、『インターネット白書2012』6/29発売
インプレスR&Dのシンクタンク部門であるインターネットメディア総合研究所は、個人インターネット利用者約5,600人を対象とした利用実態調査の一部をまとめた『インターネット白書2012』を6月29日に発売すると発表した。財団法人インターネット協会監修、インプレスジャパン発行で価格は7,140円。
調査から、日本のソーシャルメディア人口は前年比143%の5,060万人となり、昨年の3,530万人から1,530万人増加している。ここでいうソーシャルメディアとは、友人や知人等とのコミュニケーションや交流を促進する場や仕組み、具体的にはSNSおよびマイクロブログと定義されており(閲覧のみの利用も含む)、投稿や書き込みなど、何らかの情報発信を行っているユーザーは3,290万人と推計され、ソーシャルメディア利用者の65.0%に該当するという。
SNSの利用率は、mixiが26.1%(昨年は27.0%)、Facebookが24.5%(同8.3%)、Mobageが8.4%(同6.3%)、GREEが7.8%(同8.3%)となった。Facebookが躍進したことで、昨年32.1%のSNS利用率が45.6%に引き上げられたとしている。また、Twitterの利用率も昨年の15.5%から26.3%と大きく上昇し、その結果、SNSもしくはマイクロブログを利用しているソーシャルメディア利用者はインターネットユーザーの52.0%にあたり、2人に1人が利用しているという。
スマートフォンの利用率は昨年の14.8%から29.9%に倍増し、購入を検討している層も27.7%と依然として高い。利用率が高いのは女性20代(46.8%)、男性20代(42.1%)、女性10代(41.7%)、男性30代(40.5%)、男性10代(39.7%)で、女性若年層にも広まっている。最も利用されている端末は、どの年代でもiPhone 4もしくはiPhone 4Sだという。OSシェアでみると、Androidが昨年の47.2%から60.4%へと拡大し、iOSは37.3%となっている。
タブレット端末の利用率も3.0%から8.5%とへと拡大し、男性30代(14.4%)や男性40代(14.5%)の利用率が高い。利用端末はスマートフォンとは対照的に、iPadシリーズが71.2%を占め、Androidタブレットは17.3%にとどまるという。
インプレスR&Dでは、利用実態調査の全設問やさまざまなクロス軸に基づくエクセルの数表とグラフをCD-ROMに収録した『インターネット個人利用動向調査2012』も6月14日に発売する。価格はCD版85,000円、冊子付き版95,000円(ともに税別)。
『インターネット白書2012』プレスリリース
http://www.impressrd.jp/news/120612/iwp2012
- 調査設計・分析:株式会社インプレスR&D インターネットメディア総合研究所
- 調査方法:インタラクティブウェブ調査(ネットリサーチ)
- 調査対象:自宅からインターネットを行っている13歳以上の個人
- 対象地域:全国
- サンプリング:NTTレゾナント株式会社gooリサーチの保有するアンケートパネルからの条件抽出によるメール配信、アンケートサイトへの誘導
- 有効回答数:5,639
- 調査期間:2012年5月17日(木)~22日(火)
- 集計方法:性年齢階層別自宅パソコンからの1週間当たりのインターネット利用時間別人口構成比(インプレスR&D推計値)に整合するように比重調整(ウェイトバック集計)を実施
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