位置情報ゲーム開発のコロプラは、ユーザーの位置情報データを活用して人の移動に関する調査・分析を行う組織「コロプラおでかけ研究所」を設立した、と3月31日発表した。同研究所の最初のリポートとして、東日本大震災前後の東北地区の人の動きに関して公表。被災したエリアで人の動きが回復に向かっていることが明らかになった。
同社が運営する位置情報のプラットホーム「コロプラ+(プラス)」での月間4000万回の位置情報を基に調べた。大震災前日の3月10日と、翌日の12日のユーザーの位置登録実績を見ると、山形県は大きな変化がないものの、大きな被害を受けた宮城県から岩手県にかけた地域で大幅に減少していた。その後、首都圏から宮城、岩手、福島県への移動が着実に回復した。
コロプラは、位置ゲーム「コロニーな生活☆PLUS」を2005年から提供し、2010年11月に始めたコロプラ+はさまざまな位置ゲームや位置情報サービスに利用されている。今回、ユーザーの位置登録データに付加価値を付けて外部に発信することにし、コロプラおでかけ研究所を作った。今後も定期的にリポートを出し、位置情報データを役立てる。
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