NECが1台で顧客属性に合った広告をディスプレイに配信して効果測定できる機器発売

NECは、顔認識技術を使って性別や年齢層に合わせた広告コンテンツを電子ディスプレイに配信し広告効果測定まで行う「デジタルサイネージ」を容易に導入できるよう、必要な機器とシステムを1台に搭載したデジタルサイネージボード「eye flavor(アイフレイバー)」を国内で初めて開発。12月16日に販売、出荷開始した、と同日発表した。eye flavorは運搬・移動が可能で、環境に合わせて利用・検証を行うことができるという。価格は210万円から。ネットワーク構築を含めたSI費用は別途必要。今後3年間で500台の販売を目指す。

eye flavorが搭載するのは、46インチ大型液晶パネル▽顔認識カメラ▽広告コンテンツ配信制御コントローラー▽広告コンテンツ配信管理ソフト▽効果分析ソフト▽サーバ機能--。カメラ映像から、ディスプレイの前を行き来する顧客の性別・年齢層を顔認識技術で自動判別。広告効果属性、顧客属性、広告コンテンツ配信スケジュールを基にディスプレイに表示される広告コンテンツの効果を測定し、測定結果に基づいて設置場所のターゲット顧客の属性や時間などの条件の中、効果が最も期待できる広告コンテンツ配信を可能にする。

NEC
http://www.nec.co.jp/

デジタルサイネージソリューション
http://www.nec.co.jp/solution/video/d_signage.html

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