D2C、クロスワープと共同でクチコミ効果の数値化システムを開発

池田真也(Web担 編集部)

2006年9月22日 19:57

ディーツーコミュニケーションズ(D2C)とクロスワープは、携帯電話を利用した広告のクチコミ効果をトラッキングして数値化するシステムを共同開発し、新しいマーケティング手法を提供することを9月20日に発表した。

同システムは、すでにPC環境のバイラルマーケティング効果測定で用いられているクロスワープの技術を、携帯電話向けとして開発したものだ。1人の情報発信者から、どのくらいの時間を経て、どのようにその情報が広がっていくかなどの詳細データを数値化・可視化する機能を有する。企業は、これらのマーケティングデータを活用することで、効率的かつ効果的なモバイルマーケティング施策を実践することが可能となる。

現在、D2Cとクロスワープはiモードの「とくするメニュー」上で、NECが運営するFeliCa対応携帯電話向けサービス「トクトクポケット」および、シンクウェアが運営する映画総合情報サイト「CinemaStylei」内の映画「フラガール」の各キャンペーンサイトにシステムを提供している。

キャンペーンでは、ユーザーが友人にキャンペーン情報を伝えることで、情報発信者と受信者がプレゼントに関連したインセンティブをもらえることから、お得情報への感度が高いユーザーが集まるとくするメニュー内において、より効果的でターゲットにマッチした情報の訴求が期待できるという。

キャンペーンではクチコミ動向調査も行っており、分析結果からバイラルマーケティング商品の開発に役立てていくという。

販売はD2Cを通して行い、今後はD2Cが提供している各広告メニューと連動したオプションのソリューションとしても提供していく。

ディーツーコミュニケーションズ
http://www.d2c.co.jp/

クロスワープ
http://www.crosswarp.com/

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