日本オラクル、SOA環境を実現する「Oracle SOA Suite」の開発者向けプレビュー版を公開
日本オラクルは9月4日、SOA環境を実現する統合開発環境「Oracle SOA Suite 10.1.3.1」の開発者向けプレビュー版を公開した。
同社は、2005年7月よりミドルウェア製品群「Oracle Fusion Middleware」を提供し、SOAを構築する上で必要な機能を提供してきたが、今回リリースした「Oracle SOA Suite 10.1.3.1」で機能強化するとともに、完全に一体化した形にパッケージ化された。
「Oracle SOA Suite 10.1.3.1」は、Oracle Technology Network(OTN)より無償でダウンロードできる。
Oracle SOA Suite 10.1.3.1の構成内容
■Oracle BPEL Process Manager
Webサービスやビジネスプロセスのオーケストレーションと実行が可能。
■Oracle Web Services Manager
Webサービスオペレーションを管理するためのポリシー(アクセスポリシー、ロギングポリシー、ロードバランシングなど)を一元的に定義でき、Webサービスを変更することなく、これらのポリシーをWebサービスにラップ可能。また、監視の統計を収集して、サービスのクオリティ、実行時間、セキュリティ上の脅威をWebダッシュボードに表示することが可能。
■Oracle Business Rules Engine
ビジネスルールをアプリケーションコードから分離させて管理・実行する機能。SOAアプリケーションやJ2EEアプリケーションから、同じルール定義を利用することによって、ビジネスルールの一元化とルール変更時の迅速な対応が可能になる。ビジネスルールは、BPEL Process Managerから、サービスとして利用できる。
■Oracle Enterprise Service Bus
サービス間の単純連結やサービスの仮想化を実現する機能。受信したメッセージ書式の変換や、メッセージの値に応じて送信先のサービスを変更するコンテンツベースルーティングなどの機能が実装されている。
日本オラクル
http://www.oracle.co.jp/
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