[コラム] Web担のなかの人――編集部ブログ

仕事において大切なことは「誠実」であること

事業会社時代に困ったエピソードを交えて仕事をするうえで大切にしていることを紹介します。

外から見るとさほど変わっていないように見えるかもしれないWeb担当者Forumですが、7/24日付で初代ひげ編集長からバトンを引き継いだ四谷志穂と申します。

皆さんへのご挨拶を自分で書かねば……と言いつつ、忙殺される日々が続き就任から1か月が経過してしまいました。

今回は、私が仕事をするうえで大切にしていきたいこと。そして、Web担として、変わらないことと変わっていくこと(変えたいこと)などをご挨拶もかねて綴りたいと思います。

正直、編集長がこのように前に出ることは好きではないのですが、記事を出すことで自分の決意を周囲へ知ってもらう&やり遂げる強い意志を示すには良い方法かなと思い筆をとっています。

仕事をするうえで大切にしていること

仕事をするうえで大切にしていることは「誠実」であることにつきます。初代編集長との対談で、「事業会社時代に困ったときに、助けてもらったのがWeb担だった」ということをインタビューで語りました。

インタビュー内では、助けてもらったことを具体的に語りませんでしたが、事業会社でサイトのリニューアルをしたときに、助けられたと強く感じたのです。

サイトリニューアルをしたら、Googleでちゃんとインデックスされるようになり、すると不思議なことに各方面から電話がかかってくるようになったんです。

本業への問い合わせが増えた……? いや、違います。
ある業種の会社さんから大人気になってしまったのです。

「被リンク(人工リンク)を買うと検索結果で上位表示させることができます」とか「検索結果1位を保証します。完全成果報酬型です」とかっていう電話がほぼ毎日かかってくるわけです。

この時に、Web担でちょうど連載していた次の連載を読んでいたので、電話がかかってきても「予算がないので」の一言で断れたのです。

まぁ、話を聞いているとそもそも怪しさ満点なんですよ。「狙うキーワードは電話をしてきた企業が決める」とか、「営業電話をかけてくる会社がそもそも検索上位表示されていない」とか。でも、そもそも怪しいと思って話を聞くことと、安心できるという状態で話を聞くのでは、まったく状況が違いますからね。

「自分さえ良ければいい。モラルもなく、人を傷つけることをいとわない」という仕事の仕方はしたくないのです。だからこそ「誠実」であることを大切にしています。

Web担の変わらないこと

Web担は「デジタルマーケティングに関わる人が集まって、悩みを相談したり、解決したりできる場を作ること」を大切にしてきました。

  • Web担について
    https://webtan.impress.co.jp/about
    (※編集長が安田のまま…。私がまだコンテンツを用意していないからなので、突っ込まないでください。徐々に整えてまいります…)

私もその方針は変わりません。

一読者だった頃、Web担が大切にしていることを体感しているので、むしろもっと強烈に「業界の健全化」と「困ってる人を助けたい」と思っています。

最近よく聞かれることがあるんです。「Web担もそのうち記事を会員化するんですか?」と。この質問に対しては、私が編集長を務めている限りはNoです。

そもそもインターネットの仕組みがこんなに普及したのは、お金がある・ない、老若男女問わず誰でも平等に情報を取得できることが画期的だったからのはずです。それで恩恵を受けた私がそれに逆行するようなことをするのは、前述した私の「誠実」であることに反すると思っています。

Web担で変えたこと

週1回出しているWeb担まとめ&メルマガですが、先週から形を変えています。いままでは先週出された記事をすべて送るという形をとっていました。

しかし、この形では情報量が多すぎて、「読者さんには有益ではないのでは? もっと楽に情報収集できた方がいいのでは?」と常々思っていました。

そんな思いで、先週で一番のおすすめ記事を1本。それ以外見ておくと良い解説記事とニュース記事を編集部が厳選して(上限を10本)送るようにしました
(変わったことに気づいた方はすごい! Web担ファンです。ありがとうございます!)。

また、長らくテキストメールのメルマガを送ってきましたが、そろそろHTMLメールにしようと思います。これはちょっと社内のフローとルールをきちんと決めてからやらないといけませんので、10月ごろからのスタートを見込んでいます
(ほら、こうやって書くと9月中に何とかしないと! となるわけです。)

Web担が創刊した当時から大切にしている信念は受け継ぎつつ、読者さんのライフスタイルの変化に柔軟に対応して、読者の皆さんが新しい気づきを与えられるように日々媒体を運営していきたいと思っています。

その取り組みの1つとして、私がかねてからやりたかったリアルユーザーとの対談を実現させたいと思っています。初回はスモールスタートでやるつもりですが、その様子や対談を通じて得られた気づきは記事化するつもりです。ご期待いただければと思います。

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