衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座

Googleアナリティクスの導入から、運用、活用まで、正式なサポートがない初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。

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「(not set)」はなぜ表示されるのか?

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「(not set)」はなぜ表示されるのか?

「(not set)」は、各種レポートのディメンションで出現する値で、うまくデータが取得できなかった場合に表示される。各種レポートで発生が確認されている。

図2は[トラフィック]>[参照元]>[検索]>[有料検索]レポート下部のデータ一覧表示部だが、このように「(not set)」(図2赤枠部分)と表示される部分が確認できる。

操作手順
  1. ページ上部のオレンジ色のメインメニューで[トラフィック]をクリックする。
  2. 画面の左側にあるメニューで、[参照元]をクリックする。
  3. メニューが開くので、[検索]をクリックし、開いたメニューから[有料検索]を順にクリックする。
図2:[トラフィック]>[参照元]>[検索]>[有料検索]レポート
図2:[トラフィック]>[参照元]>[検索]>[有料検索]レポート

これらは、「参照元が検索エンジンの検索結果ページ以外の訪問」「リダイレクト等で参照元の情報を取得できなかった訪問」のようにキーワード情報を持たないセッションが該当する。詳しくはGoogleアナリティクス公式ブログの「キャンペーン変数使用時に キーワードレポートに表示される(not set)について」という記事にも書かれているので参照していただきたい。

「(not set)」の対処方法は?

これといった対処方法というのはない。上記のような、原因が分かるものについては、個別に対応すればよい。

また、[ユーザー]>[カスタム]>[ユーザー定義]レポートでは、図3のように全数が「(not set)」表示になることがある。これはトラッキングコードのカスタマイズなどをしてデータを取得していない場合には、このように表示されるということであり、エラーではないので無視しよう。

図3:[ユーザー]>[カスタム]>[ユーザー定義]レポート
図3:[ユーザー]>[カスタム]>[ユーザー定義]レポート

その他、各種レポートでも、何らかの理由でデータが欠落し「(not set)」表示が出る場合がある。以下に2つだけ、「(not set)」表示が出ているレポート例を示しておく。

図4:[ユーザー]>[ユーザーの分布]>[言語]レポート
図4:[ユーザー]>[ユーザーの分布]>[言語]レポート
図5:[ユーザー]>[モバイル]>[デバイス]レポート
図5:[ユーザー]>[モバイル]>[デバイス]レポート

これらは、わずかな数値である場合が多く、あまり害もないので無視してしまおう

筆者の『ユニバーサルアナリティクス版Googleアナリティクス完全マニュアル(PDF)』が発行されました。

筆者が講義を行うGoogle アナリティクス徹底講座も、定期的に開催しています。 → Google アナリティクス ゼミナール

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