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「札幌ドーム」をエキスパートレビュー!(続き)

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「イベントカレンダー」をクリックしてみた

札幌ドームは、J1サッカーのコンサドーレ札幌と、プロ野球の北海道日本ハムファイターズの本拠地なのだが、それ以外に音楽イベントなどは結構やっているのかと思い、まずグローバルナビゲーションの「イベントカレンダー」をクリックしてみた。それが図5だ。

これは他のページにも共通することだが、HTML上のタイトルタグが全ページで「札幌ドーム」のままのようだ。これは各ページで独自の内容に変えるほうがいい。たとえば、このページならば「イベントカレンダー | 札幌ドーム」などにがいいだろう。

図5:「札幌ドーム」のイベントカレンダー
図5:「札幌ドーム」のイベントカレンダー

「イベントカレンダー」のページは当月含めた3カ月間のイベントのスケジュールが一望できる。右側には3カ月分のカレンダーがあり、野球/サッカーの開催と、その他イベント、作業日、休館日の6つの色分けで分かりやすく表示されている図5の青枠で囲んだ部分)。

メインエリアに表示しているイベント一覧(図5の赤枠で囲んだ部分)からは、直接該当のイベント内容のページに飛ぶリンクがある。

例えば、3月31日の「北海道日本ハムファイターズvs埼玉西武ライオンズ」のリンク(図5の緑枠で囲んだ部分)をクリックすると、公式戦の案内ページ(図6)に移動する。

じつは、この日の試合は次の日と連戦のため、このページは4月1日のリンク(図5の紫枠で囲んだ部分)からのリンク先ページと共通だ。

一方、カレンダーからのリンクは、その日に開催されるイベントへのリンクと、当日の施設営業時間の案内が表示されている。

例えば3月31日のリンク(図5の黄枠で囲んだ部分)をクリックすると、3月31日のイベント案内のページになる(図7)。

図7:選択した日のイベントページ
図7:選択した日のイベントページ

右には、先ほどと同じカレンダー表示が維持され(図7の青枠で囲んだ部分)、ここから直接別の日のスケジュールページに移動することも可能だ。当日開催されるイベントへのリンク(図7の赤枠で囲んだ部分)は、最終的には上で紹介したページ(図6)に行きつくという構造になっている。

イベントを行いたい人の視点も重要

サッカーと野球以外でのイベントはこの3カ月を見る限りでは、意外と利用されていないようだ。こういう施設というのは、やはり稼働率を上げることが重要だと思うので、様々なイベントの誘致などがドーム全体としての課題になるだろう。Webサイトはイベントを見に来る人だけでなく、イベントを行いたいと思う組織にしっかりアピールできるように作っておく必要がある。ビジネス上Webサイトの1つの重要な役割であるはずだ。

そこで会社案内から「会社概要」のページを見てみた(図8)。

図8:「札幌ドーム」の「会社概要」のページ
図8:「札幌ドーム」の「会社概要」のページ

想像通り、札幌市などが株主の中心ではあるが、地場のメディアや銀行、大企業の北海道支社、さらには電通などの広告代理店も名を連ねている。Webサイトとは別に、リアルではこういった株主などにもっと働きかけるようなこともできそうだ。

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