4. 2つの検索エンジンと「80対20の法則」の世界になる
最新のデータが示唆しているのは、グーグルが米国で市場シェアをゆっくりと拡大し続け、その一方でBingとヤフーも、いずれは(そうなるとは思うが、規制上の障害がなくなれば)同じ傘下に収まるであろうシェアを取り合っているということだ。
僕の考えでは、大半のウェブマスターは今から1年後、コムスコアとHitwiseがレポートで示した予測が的中するのを目撃するだろう。つまり、Bingとヤフーで25~28%の市場シェアを確保するものの、両方の検索エンジンから送り出される検索トラフィックは全体の20%弱になるということだ(留意すべきは、調査企業2社がマイクロソフトとヤフーのすべての系列サイトにおける検索を――内部の検索も含めて――算出している一方で、グーグルは検索トラフィックの大部分を外部のサイトに送り出す傾向があるということだ)。
5. ヤフーのSite Explorerと「linkdomain:」コマンドは消滅
悲しむべきことに、ヤフーとBingについて僕が聞き及ぶ限り、Site Explorerにはサヨナラすることになるようだ。ヤフーにとってウェブインデックスの維持費は、必要でなければ投資したくないものだし、Bingはリンク情報を提供するポータルサイトを再開する姿勢をまったく示していない。せいぜい期待できるのは、BingのWebmaster Toolsが提供する機能を向上させてくれることだが、やはり競争に役立つリンク情報を提供することはなさそうだ。

Site Explorerのサービスでは月に何百万件ものクエリが実行されているので、その後釜を狙う他のサービスが登場するのでは、というのが僕の予想だ。
6. SEO支出は大幅に増加
フォレスター・リサーチは、「米国における双方向マーケティング支出」に関するすばらしいレポート(1749ドルという価格はちょっと高いが、興味深い)を発表している。特に目を引いたのが以下の2つのグラフだ。

マーケター(検索マーケターだけでなく、すべてのマーケター)が支出する対象として、SEOを上回っているのはソーシャルメディアとオンラインビデオだけだ。

一方でSEOは、年平均成長率(CAGR)の点でPPC広告を上回り続けている。SEOのクリックシェアとSEOに対する支出割合が釣り合うまでにはまだ長い道のりがあるが、その差は徐々に縮まっている。

