ネットショップ担当者フォーラム

EC事業の成長にはデジタルを活用したマーケティング力が必要。EC人材力向上の7つのポイントとは? | 強いEC会社を支えるネットショップ担当者を作る人財育成講座

2 years 11ヶ月 ago
EC人材力向上に必要な「データ分析」「データ活用」について7つのポイントを解説

ECを成長させるためのテクノロジーとソリューションは大きな進化を遂げています。しかし「EC事業を成長させるための知識」不足が原因で、「自社独自のECマーケティングノウハウ」の確立に至るまで「運営サイクル」を回し続けられない事業者も少なくありません。前回のコラムでは「EC組織力」の大項目である「組織」「定例会議」の2つの中項目と6つの小項目について解説しました。今回は「EC人材力」について解説していきます。

組織や人材の「運営力」
  1. EC事業成長のカギは組織の「運営力」。「EC組織力」向上させるポイントとは?
  2. EC事業の成長にはデジタルを活用したマーケティング力が必要。EC人材力向上の7つのポイントとは?

全5回の記事では、筆者のECマーケティング人財育成(ECMJ)が手がけるコンサルティング、相談、講演・セミナーでの質問などから、EC事業の「運営サイクル」を強化するために必要な項目を洗い出した「EC事業の運営サイクル強化のためのチェックシート」をベースに、EC事業を伸ばす「組織力」「人材力」「運用力」を解説していきます(チェックシートの詳細はこちら)。このチェックシートは、「EC組織力」「EC人材力」「EC運用力」の大項目、14の中項目、そして41の小項目から成ります(2023年2月時点)。

「EC人材力」とは、EC事業推進に必要なデジタルを活用したマーケ力

チェックシートの2つ目のカテゴリは「EC人材力」です

EC組織力は「データ分析」「データ活用」「市場調査・競合調査」「その他の情報収集」の4つの中項目から成ります。

筆者たちECMJは、EC人材力を「EC事業を推進するためのデジタルを活用したマーケティング力」と定義しました。日々、EC運営業務を推進し、成長させるために土台として構築しておかなければならない力、いわゆる「リテラシー」です。

従来までのアナログビジネスとデジタルビジネスのもっとも大きな違いは「情報(データ)」です。息を吸うように情報(データ)を理解し、選択と判断を繰り返す力がEC人材に求められます

EC人材力のチェックポイント
  • データ分析
    • EC事業のデータ管理を日次で行い、日々データと要因の整理ができているか
    • EC事業のデータ管理を月次で行い、毎月データと要因の整理ができているか
    • 商品ページ別の販売実績データを作成し、商品ページにおけるセッションとCVRの変化を分析できているか
  • データ活用
    • EC事業の同一期間・同一条件のデータを比較し、データの変化を見ることができるか
    • 定期的に取得するEC事業のデータのなかから異常値を見つけ出し、指摘することができるか
    • データが動く原因を調査・把握し、データの変化や異常値の理由を説明することができるか
    • ECサイトの売り上げが下がった際、具体的に「いつからどのデータが落ちているか」を説明できるか

データ分析 ①:EC事業のデータ管理を日次で行い、日々データと要因の整理ができているか

データ分析というと、大量のデータを集計しインサイトを見出す「データサイエンティスト」の仕事をイメージするかと思いますが、そうではありません。リテラシーとしてのデータ分析は、「データと要因の整理」を行うことです。

この「データと要因の整理」の最小単位は「日次」です。売り上げ、セッション数、CVR、客単価など、主要なデータ項目を「毎日」管理することを習慣化しましょう

データ分析 ②:EC事業のデータ管理を月次で行い、毎月データと要因の整理ができているか

日次の「データと要因の整理」はユーザーに対する日々の細かい施策や、突発的な外的要因をキャッチするためのもので、「原因と結果」を感覚的に察知するデジタルならではのリテラシーです。

日次と並行して月次の「データと要因の整理」を行います。日次というミクロな単位から、月次という一段階マクロな単位に視野を広げて、EC事業の成長を俯瞰することが目的です。

データ分析 ③:商品ページ別の販売実績データを作成し、商品ページにおけるセッションとCVRの変化を分析できているか

EC事業の成長ためには、商品ページ単位での販売実績データを分析することが大切です。販売実績データをチェックするポイントは「セッション」と「CVR」のバランスです。

セッションが多いのにCVRが低い商品ページ、セッションが少ないのにCVRが高い商品ページなど、商品ページ単位での現状を把握し、商品力もしくは提案力にテコ入れできる改善施策を検討する。これを毎月繰り返すことで、「売れ筋兼導線商品」を作っていきましょう。

EC運営 組織 運営力 EC人材力 データ分析 ECMJ 人材育成

データ活用 ①:EC事業の同一期間・同一条件のデータを比較し、データの変化を見ることができるか

データ活用の第一歩は、「データは変化を見るもの」だと理解することです。データ分析にあげた「日次のデータ管理」「月次のデータ管理」は、ある1日・あるひと月のデータだけでは意味を成しません。

毎日、毎月という同一期間・同一条件のデータの羅列から、いかに変化を見出せるかがポイントになります。まずは「データの1点」ではなく「流れ」を見る習慣を作りましょう。

データ活用 ②:定期的に取得するEC事業のデータのなかから異常値を見つけ出し、指摘することができるか

データ活用の第二歩は、データの変化のなかから「異常値」を見つけ出すことです。日々データを見続けていると、たとえば「なぜこの日はセッションが高いのだろう?」という変化に気付けるようになってきます。

まずは「データに違和感を持つこと」を習慣化しましょう。データの変化を見続け、「どこか気になるデータはないか?」と問いかけ続ければ必ず習慣になるはずです。

データ活用 ③:データが動く原因を調査・把握し、データの変化や異常値の理由を説明することができるか

「なぜこの日はセッションが高いのだろう?」と異常値に気付けるようになると、次に「セッションが高くなった原因は何だろうか?」という疑問が浮かびます。この「結果(=データ)に対する原因」への疑問が大切です。

違和感を持ったらその理由を探すこと。データが変化した原因を調査・把握し、その理由を説明できる力がつけば、データ活用のリテラシーは相当なものです。なぜなら、データが変化した原因こそ、データを変化させるためのヒントなのですから。

データ活用 ④:ECサイトの売り上げが下がった際、具体的に「いつからどのデータが落ちているか」を説明できるか

EC人材のデータ活用のリテラシーが上がると、データの変化に敏感になります。たとえば「売上減の傾向」。習慣的にデータ管理を行っていない状態と、日次でデータ管理を行っている状態では、そのキャッチアップの速さが異なります。

「売上減の傾向」に早く気付き、セッション数やCVR、商品ページ別の実績など、どのデータが落ちているのかがわかれば、最速で「売上減の傾向」への対策を行うことができます。そして、売上減による被害も最小限に抑えられるはずです。

EC運営 組織 運営力 EC人材力 データ活用 ECMJ 人材育成
◇◇◇

今回は「EC事業の運営サイクル強化のためのチェックシート」における「EC人材力」について7つのチェックポイントをご紹介しました。次回は「EC人材力」の残り2つの大項目、「市場調査・競合調査」「その他の情報収集」をご紹介します。

EC事業の運営サイクル強化のためのチェックシート

EC事業の「運営サイクル」を強化するために必要な項目を洗い出した「EC事業の運営サイクル強化のためのチェックシート」を提供しています。

EC事業の運営サイクル強化のためのチェックシート
石田 麻琴

楽天のライブコマース「楽天市場ショッピングチャンネル」の基礎知識+ECでモノを売るコツを解説【事例あり】 | 「ECタイムズ」ダイジェスト

2 years 11ヶ月 ago
「楽天市場」が提供するライブコマースの仕組み「楽天市場 ショッピングチャンネル」の基礎知識と事例を解説する。ライブコマース初心者向けにわかりやすく説明する

みなさんは「ライブコマース」という言葉を知っていますか?

最近よく耳にする機会があるのではと思います。もしかしたら、かわいい女の子がおしゃべりをするライブ配信を想像するかも知れませんね。17LIVEさんが提供する「17Live」やSHOWROOMさんが提供する「Showroom(ショールーム)」などのライブ配信アプリなら聞いたことがあるよ、と言う方も多いのではないでしょうか?

今回は、EC事業の運用を新たに担当する方でもわかりやすいように「ライブコマース」を解説。その中でも、「楽天市場」が導入しているライブコマース「楽天市場ショッピングチャンネル」を詳しく解説します。記事の後半では事例も紹介するので、ぜひ最後まで目を通してください。

ECタイムズ 楽天市場ショッピングチャンネルの基礎知識

「ライブコマース」の市場規模は顕著に拡大傾向

ライブ配信、近年では「商品販売」の分野でも活用されていることを知っていましたか? 昔よく、テレビの生放送で商品を宣伝してその場で購入してもらう番組がありましたよね。

声の高いMCが名物となったジャパネットたかたさんなどの人気番組もありました。つまり、あれをネットの世界で再現した販売方法が、次のトレンドと言われているのです。

ライブ配信者がネットの配信で商品を紹介し、実際にその場で視聴者が購入をする。こちらは、中国でのそんな「ライブコマース」の販売実績のデータです。

中国におけるライブコマース市場の推移(出典:iiMedia Research)
中国におけるライブコマース市場の推移(出典:iiMedia Research)

年々市場規模が拡大しているのがわかりますか?

日本もこのように、今後ライブコマースの市場が拡大すると言われています!

今回は、そんな「ライブコマース」のうち、特に「楽天市場」で行われている「楽天市場 ショッピングチャンネル」について解説したいと思います!

「楽天市場」が提供するライブコマースの仕組みとは?

「楽天市場 ショッピングチャンネル」は、「楽天市場」が公式に運営しているライブコマースチャンネルです。

「楽天市場 ショッピングチャンネル」トップページ(出典:Rakuten Live コマース)
「楽天市場 ショッピングチャンネル」トップページ(出典:Rakuten Live コマース)

‍配信の日付は決まっており、常にサイトで確認できるようになっています。この特定の日付に出品できる企業がライブ配信で商品を販売できる仕組みです。

ユーザーは、パソコンやスマートフォンから配信動画を視聴し、リアルタイムでコメントや商品に関する質問を投稿することが可能です。出店店舗や動画出演者とコミュニケーションを取りながら、商品を検討し、購入まで行うことができます

ちなみに、過去のライブ配信は、サイトからアーカイブを確認できるようになっています。

「新しい顧客層を開拓したい」店舗に出店メリット

「楽天市場 ショッピングチャンネル」は、リアルタイムでユーザーとやりとりをしつつ商品を販売できる点に大きなメリットがあります。

購入をやや悩んでいるユーザーでも、その場で商品について質問でき、即時的に返ってきたら購入の意思が上がるでしょう。

正直「少し興味がある」程度のユーザーであったとしても、臨場感のあるライブを見ているとぐんと購入に向かって前向きになるかも知れません。

また、ライブコマースの特徴にもう1つ、「他のユーザーの反応ややりとりも見ることができる」と言うものがあります。

たとえば友人とお買い物をしている時、そこまで興味がなかったものでも、隣で友人が買っている様子を見ると欲しくなってしまったと言う経験はありませんか? ライブコマースでもこの現象が起こります。

その場で商品がバンバン売れている様子や、他のユーザーが質問を経て悩んだ末に購入している様子を見ることで、購入を迷っていたユーザーも後に続くと言う現象が起こり得るのです。

新しい顧客層を開拓したい、と言う店舗には大きなメリットがあると言えるでしょう。

【事例】「楽天市場 ライブコマース」実際の販売例

では実際に「楽天市場 ライブコマース」ではどのような商品が売れているのでしょうか? 実際の販売例をご紹介します。

「Myu」楽天市場店

レディースアパレルを扱う「Myu(ミュー)」は、楽天 ライブコマースにて冬のアウターを販売しました。

この店舗では、「ライブ配信限定の50%OFF」と言うキャンペーンを同時に行うことによって、購入を促しました。

「Myu」 ライブ配信の様子
「Myu」 ライブ配信の様子

すでに販売前からSNSで話題にはなっていたものの、その上限をライブコマースとクーポンという施策で突破しようと試みた例といえそうです。

「北海道産直グルメ ぼーの」

「ぼーの」 ライブ配信の様子
「ぼーの」 ライブ配信の様子

北海道の素材を使用した食品を扱うこちらでは、生パスタセットを販売しました。

実際は調理前の状態で届く食品を、ライブ配信の中で調理済みの状態を見せて販売することで、ライブコマースと言う販売方法の特徴である「臨場感」を生かすことができた例です。

「SK-Ⅱ」 楽天市場店

こちらはテレビCMなども行っている有名なスキンケアブランド「SK-Ⅱ」の楽天市場店です。

「SK-II」 ライブ配信の様子
「SK-II」 ライブ配信の様子

こちらは、商品の紹介をするだけでなく、詳しいスキンケアの方法もライブ配信内で紹介しています。

これだと、商品そのものへの興味がまだ強くなりきっていないユーザーでも配信を見る動機ができますね。

ライブコマースと言う販売方法は、こういったユーザーにとってメリットがある動画コンテンツとしての完成度が重要と考えられる例です。

◇◇◇

いかがでしたか? ライブコマースの特徴やどのように活用されているのかについて解説してきました。

まだまだ新しい販売方法だからこそ、新しいユーザー層を開拓したい、競合と販売方法で差をつけたいという場合にはぜひ検討してみてください。

ECタイムズ

インフレで変わる購買行動。ライブコマースの経験率で日本は2.8%、バンコクは63%【世界8都市のEC利用動向調査2023】

2 years 11ヶ月 ago

トランスコスモスは、ソウル(韓国)、ニューヨーク(米国)、ロンドン(英国)など世界8都市のショッピング利用者を対象に「世界8都市オンラインショッピング利用調査2023」を実施、「昨今のインフレ」「ライブコマース」「越境EC」の状況をまとめた。

1年前と比べてオンラインショッピングの15商品の価格上昇を、「非常に思う」「ある程度思う」「あまり思わない」「まったく思わない」の4段階で聞いたとことろ、ロンドン、ニューヨーク、ムンバイ、ソウルでは商品を問わず「非常に思う」との回答が多かった。

特にソウルでは、「日用品・トイレタリー」(50.3%)、「食品・飲料・酒類」(75.9%)、「携帯電話(ガジェット)」(60.0%)で「非常に上がっている」と回答した割合が高い。ムンバイでは「ファッション」(56.6%)、「携帯電話(ガジェット」(53.8%)で「非常に上がっている」の回答割合が高かった。

この傾向は各国のインフレ率統計とも一致しているという。インフレ率が高かったロンドン(9.1%)、ニューヨーク(8.1%)、ムンバイ(6.9%)では多くの商品で価格が上昇している。

トランスコスモスは、ソウル(韓国)、ニューヨーク(米国)、ロンドン(英国)など世界8都市のショッピング利用者を対象に「世界8都市オンラインショッピング利用調査2023」を実施

商品の価格上昇に伴うオンラインでの買い物行動の変化について聞いたところ、いずれの国で「割引クーポンの有無で買い物をするようになった」という比率が高まった。

特に「食品・飲料・酒類」では、ソウル(62.5%)、バンコク(54.4%)、ムンバイ(62.8%)、ニューヨーク(64.4%)と5割以上が「割引クーポンの有無で買い物をするようになった」と応えた。

「同じ商品をまとめ買いするようになった」というユーザーも増えている。また、インフレ率の違いや為替の変動によって越境ECの利用もインフレ対応の1つに。バンコク、ジャカルタ、ムンバイでは、「国内より安く購入できる海外ECサイトを利用するようになった」という回答比率が高くなっている。

トランスコスモスは、ソウル(韓国)、ニューヨーク(米国)、ロンドン(英国)など世界8都市のショッピング利用者を対象に「世界8都市オンラインショッピング利用調査2023」を実施

ライブコマースの経験や認知について聞いたところ、バンコクが最も高く、購入経験率は63.4%、認知率は30.3%だった。上海で購入経験率は54.7%、認知率は37.5%、ジャカルタで購入経験率46.9%、認知率は48.4%だった。

ニューヨークとロンドンは、アジアの都市ほどではないが、6割前後がライブコマースを認知しており、購入経験率もほぼ2022年調査結果並みで定着。東京と他都市との差は今回も顕著で、利用者は2.8%と低い水準にとどまった。

トランスコスモスは、ソウル(韓国)、ニューヨーク(米国)、ロンドン(英国)など世界8都市のショッピング利用者を対象に「世界8都市オンラインショッピング利用調査2023」を実施

調査概要

  • 調査手法:グローバルパネルを利用したオンライン調査、現地語によるアンケート
  • 調査地域:東京(日本)、上海(中国)、ソウル(韓国)、ムンバイ(インド)、バンコク(タイ)、ジャカルタ(インドネシア)、ニューヨーク(米国)、ロンドン(英国)
  • 調査対象者:10~49歳の男女、直近半年以内のオンラインショッピング利用(購入)経験者
  • 回収サンプル:320サンプル×8都市、計2560サンプル
  • 調査実施期間:2023年2月2~12日
  • 調査委託機関:クロス・マーケティング
石居 岳

ユナイテッドアローズ、検索結果ページや商品詳細ページに自動生成したハッシュタグを表示

2 years 11ヶ月 ago

ユナイテッドアローズは、公式通販サイト「UNITED ARROWS ONLINE」の検索結果ページや商品詳細ページに自動生成したハッシュタグを表示するようにした。

自動生成されたハッシュタグを検索結果ページ、商品詳細ページに表示

「UNITED ARROWS ONLINE」では、複数のブランド、多数の商品を扱っている。その時々で注目度の高いキーワードで生成されたハッシュタグを軸に、ユーザー自身が言葉にできない検索キーワードを検索結果ページや商品詳細ページに表示。新たな商品との出会いや発見の機会創出をめざしている。

ECサイト内の回遊率向上や離脱率・直帰率低減を促すほか、オーガニックなコンテンツであるUGCの活用でキーワードに対するSEO改善が見込まれるとしている。

ユナイテッドアローズ ZETA HASHTAG ハッシュタグ 関連ページや商品ページに表示
自動生成されたハッシュタグを検索結果、商品詳細ページに表示する

この仕組みは、ZETAが提供するハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」を導入して実現した。

ユナイテッドアローズは、既にEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」、レビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」を導入している。「ZETA HASHTAG」との連携で、今後さらに効果が高まることが期待されるという。

「ZETA HASHTAG」とは

主にECサイトなどWebサイトのなかの説明文やカスタマーレビューのようなテキスト情報をAIで解析し、関連するキーワードを抽出してLP(ランディングページ)を自動生成するソリューション。ECサイトでは、商品の見た目の形状、使い方などに関連するテキストタグを活用して商品検索ができる。

ZETA HASHTAG 特許取得
「ZETA HASHATAG」について(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)
藤田遥

迫る物流の「2024年問題」――じわりと広がる「ホワイト物流」【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

2 years 11ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2023年3月27日~4月2日のニュース

危機だけが伝えられる物流業界。その一方で問題を解決している物流事業者も出てきています。問題だと騒いでいても何も解決しないので、解決している事例を積極的に参考にしたいですね。

配送品質は通販事業の売り上げに影響を与えます

今回はこのツイートからスタートです。課題山積、かつ矛盾だらけの物流業界の現状を端的に表しています。この問題が物流の2024年問題につながっていきます。わかっている未来に悲観していても仕方ないので、前向きに取り組んでいる事例を紹介します。

「配送ビジネスを立ち上げませんか?」--アマゾンが日本で起業支援、年2470万円の利益も | CNET Japan
https://japan.cnet.com/article/35201951/

Amazonは3月30日、配送ビジネス起業を支援する新たな「デリバリーサービスパートナープログラム」(DSP)を開始したと発表した。同社が25年以上培った物流ノウハウや、商品を安全かつ確実に届けるためのサポートを創業者に提供する。

物流事業での起業を支援するというAmazonのプログラム。物流問題が起きるのなら自社で物流事業者を増やしていこうというのはいい動きですよね。

配送ビジネスの立ち上げや運営、雇用者の管理や支払いに関するノウハウを提供する。また、Amazonの提携業者から市場より安く給油できる。Amazonが提携する安いレートの自動車保険にも加入できるという。加えて、ビジネス運営に必要なツールも有償で利用できる。なお、あくまで独立した事業者であり、ドライバーの確保や経営管理、運営、人材確保などは、創業者が自ら行う必要がある。

支援内容はノウハウ提供に加えて、経費削減に関するものもあるようです。ある程度の事業経験があれば、始めるハードルは低そうです。問われるのは経営センスと人を大切にできるかどうかですね。

同プログラムでCruzを創業した同社代表取締役の井原雄士氏は「システムが優秀であると感じる。既存の運送では、ドライバーが自分で荷物の仕分けをし、車に運び入れる。倉庫に車をつけてから出発までに90~120分かかっていた。それがAmazonのシステムでは15分で済む」と語った。また、起業によって「1人で朝から晩まで荷物を運ぶ場合に比べて、子供と触れ合う時間も確保できるようになった」とした。

2024年問題の1つであるドライバーの過酷な労働が挙げられていますが、ここではかなりホワイトな現場なようです。Amazonのシステムを使うことで効率的な配送業務ができて、プライベートの時間も確保できる。こうじゃないと継続できません。もちろん、運ぶ物、運ぶ距離なども考慮しないといけないので、すべてが楽になるとは限らないかもしれないです。

ストレスフリーな社内環境から生まれる「高品質」なEC向け物流代行サービスとは | ECのミカタ
https://ecnomikata.com/original_news/38492/

当社は、年間休日125日、有給取得率100%、残業ゼロで定時の17時に退社をします。物流業界や倉庫業界では長時間労働や休日出勤のように激務な労働をイメージされがちですが、当社ではありえません。スタッフの稼働率を上げすぎないように徹底的にスケジュールの管理をし、無理なく業務に集中できるようにしています。

こちらもホワイトな物流企業の記事です。このレベルは大企業並みと言っていいのではないのでしょうか。世の中にはこんな企業もありますから、やってできないことはないということでしょう。

EC代行サービスをする中でFBA、RSL(楽天スーパーロジスティクス)なども利用されているお客様が多く、そういったお客様の気持ちになることをきっかけに、自社で商品開発を始めて、Amazon、Yahooでの販売をしておりました。このときに経験した事業者としての悩みを、今も物流代行サービスに活かしております。

物流事業を磨き上げる努力も怠っていません。送る側の気持ちにならないと良い配送ができないということですね。2024年問題は物流業界の問題というよりも、「それを変えようとすることができるか」ということにかかっていそうです。業界の問題だからと言って放置していたら何も変わりません。

知育おもちゃのサブスク「トイサブ!」に聞く運営の裏側。配送会社を変えたら解約率が1.5倍になったワケ、ユーザーの満足度を高めるための「焼き鳥理論」 | アプリマーケティング研究所
https://markelabo.com/n/na307caeabf5b

適正価格を維持するためにコストを下げようと、配送会社をA社からB社に変えたときに、お客様からクレームが殺到してしまったことがあります。

これは何年も前の話ですが、ものすごい量のクレームが来てしまって、その影響で一時期は解約率も1.5倍以上になってしまいました。

最後にこんな記事を。配送品質は通販の事業に影響を与えます。コストと思っていたらうまくいかないのは明白です。

通販の事業者、物流の事業者、それぞれが品質に関しての意識を高めれば2024問題も乗り越えられるはず。

関連記事
Amazonが新たな「デリバリーサービスパートナープログラム」をスタート、ラストワンマイルの提携パートナーの範囲を拡大 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/10801

今週の要チェック記事

北の達人の木下社長が語る「利益を生みだす一流のマーケッター」になる方法。Webマーケの成果を最大化するノウハウを解説 | 「D2Cの会」が解説、D2Cビジネス成功の秘訣 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/10721

先週に引き続き木下社長のお話。後編はクリエイティブの話。

ワーキングマザーが目指す「幸せな商売」のかたち。PONZ SHOP 宮本さん×川村対談 | コマースデザイン
https://www.commerce-design.net/blog-staff/230323-ponzshop/

「仕事も家庭もこどもとの時間も…大切なもの全てに、心血を注いでこられた宮本さんのストーリー」。共感できるポイントの多い事例です。

<メルカリ物価・数量指数からわかる2月トレンド通信>電気代高騰による節約意識向上の影響か。室内防寒に使える「レッグウェア」の物価指数が上昇傾向 | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/32571

電気代が値上げされた冬の傾向が出ていますね。では、夏はどうなるのか? 今のうちから準備を。

リコマースが長期的なトレンドに。世界最大の小売イベントレポート | Forbes JAPAN
https://forbesjapan.com/articles/detail/61709?s=ns&utm_source=pocket_saves

「古着市場は従来の小売の11倍の速さで成長している」。この世界の流れが日本にも押し寄せるかも。

JR東日本のECモール「JRE MALL」、2025年に取扱高1300億円をめざすEC戦略とは | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/10750

ユーザー層を見た打ち手がうまくいっているようです。「JREポイント経済圏」の確立が次の課題。

政府 、ステマ広告規制を閣議決定 商品レビューの投稿依頼・競合への低評価レビューはステマに該当 | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/8376

「新たな告示の運用基準に照らせば、ウェブ上の記事広告や記事型のランディングページのほとんどが、ステマ広告に該当することになるだろう。法律の実効性について注視したい」。今後の動きは気にしておかないといけないですね。

今週の名言

デジタルとリアルで「お客様に寄り添う」をちゃんとやる。ユナイテッドアローズ藤原義昭 #サプライジングパーソン | TRUE MARKETING byGMO
https://www.koukoku.jp/truemarketing/premium/20230330/

僕はあまり奇をてらった施策には踏み込まないようにしています。ベーシックな施策で、できていないことにしっかり取り組むことを大切にしています。「徹底的にやったか」「中途半端になっていないか」を、常に自問自答することが大切です。メンバーにも同じ話をしますし、施策後の振り返りをとても大切にしています。

奇をてらった施策が当たってしまうと、悪い意味での成功体験になってしまってそれに引っ張られてしまいます。ベーシックな施策を着実にこなして積み重ねるのが近道。

筆者出版情報

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看板商品「クルミッ子」は入荷するとすぐに完売!鎌倉紅谷のECサイトが取り組む買い物体験向上&ストレス軽減のアプローチとは

2 years 11ヶ月 ago
焼き菓子の「クルミッ子」などを展開する鎌倉紅谷がECサイトに「Amazon Pay」を導入したことで購買時の利便性が向上。人気のあまり即完売する「クルミッ子」も「Amazon Pay」によって初めて買えたという消費者が続々と現れている
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ECサイトでは入荷するとすぐに完売、実店舗でも売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」。製造・販売しているのは神奈川県鎌倉市に本社を置く鎌倉紅谷だ。「クルミッ子」を求めてECサイトに訪問する消費者の買えないというストレス  を少しでも軽減するため、買い物体験の改善に奮闘する。できる限り買いやすいECサイト作りを――。こんな思いでECサイト運営に取り組むダイレクト・マーケティング部 マネージャーの長野功一氏、ダイレクト・マーケティング部 スーパーバイザーの吉田裕子氏にインタビューした。

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 ダイレクト・マーケティング部 マネージャーの長野功一氏、ダイレクト・マーケティング部 スーパーバイザーの吉田裕子氏

売り切れ続出の看板商品「クルミッ子」などを実店舗とECで展開

鎌倉紅谷は1954年に鎌倉市雪ノ下に創業。初代は和菓子職人で、2代目は洋菓子職人。その系譜を受け継ぎ、現在は和洋にこだわらず“おいしいお菓子”を取り扱う。

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 鶴岡八幡宮前にある八幡宮前本店
鶴岡八幡宮前にある八幡宮前本店(写真は鎌倉紅谷提供)

鎌倉という土地柄もあり、以前は生菓子も多く扱っていたものの、今では焼き菓子を中心に製造販売している。

鎌倉紅谷は現在、神奈川・東京・大阪に直営店10店舗のほか、ECサイトを展開する。顧客層は40~50代の女性が大半を占めており、自分用に加え、ギフト需要も多い。また、鎌倉の八幡宮前本店では修学旅行生からも購入されているようだ。

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 八幡宮前本店の店内
八幡宮前本店の店内(写真は鎌倉紅谷提供)

「クルミッ子」は、歯ごたえの良いクルミをふんだんに使い、甘みと苦みが合わさった自家製キャラメルをクルミと一緒にバター生地ではさんだ焼き菓子。鎌倉紅谷の菓子職人の手によってこだわって作られた「クルミッ子」は、クルミ・キャラメル・生地が絶妙な味や食感を生み出している。

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 商品のパッケージには鎌倉紅谷のシンボルキャラクターであるリスのマーク「リスくん」があしらわれており、このキャラクターもファンから人気を集めている
商品のパッケージには鎌倉紅谷のシンボルキャラクターであるリスのマーク「リスくん」があしらわれており、このキャラクターもファンから人気を集めている(写真は鎌倉紅谷提供)

「Amazon Pay」の導入で買い物体験を向上

鎌倉紅谷がEC事業に着手したのは2001年。ECサイト運営はもともと、直営の実店舗を補うためのものという位置づけだった。

ただ、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、無店舗で販売ができるECサイトの重要性を改めて実感。2020年10月にECサイトをリニューアルして、ECサービスの強化や機能の充実などに着手した。

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例
鎌倉紅谷が運営するECサイト

以前の注文方法は、電話での受注がメイン。コロナ禍でネット経由の受注が大幅に増加したため2022年11月末で電話受注を終了し、ネット経由での受注に絞った。もっとも、内製のコールセンター機能は維持しており、受注ではなく「お客さま対応」含め問い合わせ対応の役割を担う。受注はECに集約する一方、手厚いサポートができる対応は継続している。

鎌倉紅谷ではEC強化の取り組みの一環で、2022年8月にECサイトの決済機能を拡充し、「Amazon Pay」を導入。同じタイミングで、「Amazon Pay」だけでなく、他社が提供するID決済も実装した。浸透するID決済を充実することで、買い物体験を向上させるアプローチだ。

ECサイトの決済機能は、以前からあった代引きはなくし、その代わりに「Amazon Pay」などID決済を複数増やしました。その結果、ECサイト全体の使い勝手はお客さまに好評です。(吉田氏)

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 ダイレクト・マーケティング部スーパーバイザーの吉田裕子氏
ダイレクト・マーケティング部 スーパーバイザーの吉田裕子氏

入荷するとすぐに完売する「クルミッ子」、続く売り切れ状態が課題に

鎌倉紅谷の実店舗・ECサイト共通の課題がある。それは、「クルミッ子」がすぐに売り切れてしまうということだ。

「クルミッ子」は年間で3000万個以上を生産している。職人が1つずつ手作りする工程が多く、量産が難しい。メディアで取り上げられる機会も増えて商品の需要が拡大、そこにコロナが重なりECでの注文が大幅に増加した。

その結果、消費者はそれまで以上に入手しにくい状況が発生。職人が手仕事で作る「クルミッ子」は限られた量しか製造・販売できないため、どうしても増える需要に対して供給量が追い付かない状況が続く。

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 「クルミッ子」は1つずつ職人が手仕事で作る
「クルミッ子」は1つずつ職人が手仕事で作る(写真は鎌倉紅谷提供)

オンラインの商品に関しては毎日、在庫を補充しますが、「クルミッ子」は基本的に入荷するとすぐに完売してしまいます。機械の導入も進めていますが、“美味しさ”に直接関わる工程はクラフトマンの手仕事によって作り上げられているので、量を増やすのは難しいです。(長野氏)

「Amazon Pay」導入で買い物体験が改善

消費者が「クルミッ子」をなかなか購入できないという状況に対して、鎌倉紅谷のECサイトは決済面を改善の1つに選び、取り組んだ

これまでECサイトでの購入には会員登録が必須だったが、2022年8月に「Amazon Pay」を導入するタイミングでゲスト購入に対応、会員登録をしなくても購入できるようにした。ECサイトの利便性を高め、特定の人だけでなくさまざまな消費者が買える仕組みを整えた。

非会員が購入する場合、「Amazon Pay」を使うことで住所登録など面倒な個人情報などの入力作業を省略、簡単な3ステップで購入が完了する。これによる成果はすぐに現れた。実際に「Amazon Pay」を使って購入した消費者から喜びの声が届くようになったのだ。

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 鎌倉紅谷のカート内。「レジへ進む」ボタンの下に「Amazon Pay」のボタンを設置し決済方法の視認性を高めている
鎌倉紅谷のカート内。「レジへ進む」ボタンの下に「Amazon Pay」のボタンを設置し決済方法の視認性を高めている

「『Amazon Pay』を使うことで初めて買えた」という反応が

鎌倉紅谷によると、ECサイトでの決済時に「Amazon Pay」を使った消費者の反応として、コールセンターに「すぐに完売してしまうため買えなかった商品が買えた」という声が届くようになったという。

それまでは「カートに入れて、フォームに入力している間に完売してしまって買えなかった」という声がほとんどだったが、「『Amazon Pay』を使うことで初めて買えた」という声も届くようになったのだ。住所やクレジットカードの情報を登録している間に売り切れていた状況が、「Amazon Pay」を使うことでその工程がなくなり、簡単に素早く購入が完了できるようになったことが大きく影響しているようだ。

特に新規のお客さまにとって会員登録や住所の入力など手間を省けるのは、「Amazon Pay」の大きなメリットです。すぐに完売してしまうためこれまで購入できなかったお客さまから喜びの声をいただけるとすごく嬉しいです。(長野氏)

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 ダイレクトマーケティングマネージャーの長野功一氏
ダイレクト・マーケティング部 マネージャーの長野功一氏

ECサイトでは以前から、シークレットセールのような試みは行っていたものの、あくまでメルマガ会員限定だった。

また、即完売してしまうような人気商品を購入するには、事前の会員登録の準備など、購入までの時間がかかってしまうことから商品購入が難しかった。テレビなどのメディアで商品を初めて知り、アクセスした新規の消費者は、購入できないといった経験をすることが多かった。

しかし、今では「『Amazon Pay』で簡単に購入できます」(吉田氏)という状況が生まれている

鎌倉紅谷のECサイトの消費者からは上記のような好意的な反応が多く、「Amazon Pay」導入初日から混乱は特になかった。消費者からは概ね、肯定的に受け入れられているようだ。

「Amazon Pay」の導入に際し、何らかの混乱や問い合わせが増えるなど心配していたのですが、いざ始めてみると、迷うことなく皆さまがスムーズに利用されていたので、さすがだなと感じました。世の中の認知度が高く、使い慣れている方が多いという印象です。(吉田氏)

「Amazon Pay」経由で簡単に会員登録が可能に

ECサイトへの注文状況をリアルタイムで分析すると、注文完了まではすでにクレジットカード情報を登録している会員がクレジットカード決済するケースが最も早い。その次が「Amazon Pay」だという。「『Amazon Pay』は他のID決済に比べてシンプルで、注文完了までスムーズに進むことができるのだと思います」と吉田氏は分析する。

現状、ECサイトの決済手段の内訳は、クレジットカードが45%、「Amazon Pay」が25%、他の2つのID決済で15%、後払い決済が15%だと言う。

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 決済手段の内訳
決済手段の内訳

2022年8月に「Amazon Pay」を導入した段階では、「Amazon Pay」を使った消費者のうち、ECサイトに会員登録をする割合は15%だったが、「Amazon Pay」が浸透していった年末にはそれが20%にまで広がった

背景には、会員でない消費者が「Amazon Pay」で決済をする際、以下の画像のようにECサイトでの会員登録が簡単にできるようになった点があげられる

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 支払い方法で「Amazon Pay」ボタンを押した後の個人情報確認画面で、新規の会員登録がデフォルトオンで設定されている
支払い方法で「Amazon Pay」ボタンを押した後の個人情報確認画面で、新規の会員登録がデフォルトオンで設定されている

このように、ゲスト購入に対応して会員登録なしで利用できるようにした後も、会員登録数の減少は見られないという。その意味では、「Amazon Pay」が会員登録にも貢献していると推測される。

鎌倉紅谷によると、新規顧客が簡単で楽に決済できるという点から「Amazon Pay」を使って購入しているだけでなく、既存会員のなかにも一定の割合で「Amazon Pay」を使って購入しているケースも見られるようだ

「Amazon Pay」によってスムーズな買い物体験&機会ロスの低減を実現

鎌倉紅谷が「Amazon Pay」を導入したことで実感した魅力は、なんといっても購入時に住所情報などの入力の手間が省け、スピーディーに買い物ができることだという。

吉田氏はこう言う。「人気商品など数分で売り切れてしまう商品の場合、入力が省略されるのはお客さまのストレス軽減につながり、すごく便利です。多くの方がすでにAmazonアカウントを持っていますし、『Amazon Pay』を使い慣れている方は鎌倉紅谷が初めてでも迷わず簡単にお買い物いただけていると思います」

決済の選択肢に「Amazon Pay」を用意しておくことで、Amazonで購入経験のある消費者が鎌倉紅谷のECサイトを訪れた際に、ストレスなくスムーズな購買体験ができる。これによって、購買時の離脱を防ぎ機会ロスの低減が期待できる

Amazonのお客さまが「Amazon Pay」を通じて私たちのECサイトに親和性を感じてくれるのは、とても有り難い。ITリテラシーが高い人や通販に詳しいお客さまが、スムーズにECサイトに来て購入してもらうという流れはすごく魅力です。(長野氏)

鎌倉紅谷の商品はギフトとして贈られることが多く、イベントに対応した限定品の販売にも力を入れている。そのため、予約機能や自動払い機能など「Amazon Pay」が提供している他の機能と商品との相性の良さも感じている

売り切れ続出の鎌倉銘菓「クルミッ子」(販売元は鎌倉紅谷)のAmazon Pay導入事例 鎌倉紅谷の本店は、鎌倉幕府の第2代執権だった北条義時の長男である北条泰時の小町邸跡地に建っている
鎌倉紅谷の本店は、鎌倉幕府の第2代執権だった北条義時の長男である北条泰時の小町邸跡地に建っている

多くの方にご愛顧いただいている「クルミッ子」ですが、2022年は2021年比で約10%増産しており、現在も引き続き供給量を増やす努力をしています。また、2025年には新工場の建設も予定しており、さらなる増産に向けて動いているところです。(吉田氏)

消費者の利便性向上のためにECサイトに導入した「Amazon Pay」が、鎌倉紅谷のような老舗企業のDX推進につながり、ビジネスにいっそう刺激を与えていくだろう。

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吉田 浩章

しまむら、3期目のEC売上高は46%増の41億円。営業損益は黒字転換を達成

2 years 11ヶ月 ago

しまむらの2023年2月期EC売上高は、前期比46.4%増の41億円だった。損益面では単年度の営業黒字化を達成したという。

4事業(しまむら、アイベル、バースデイ、ジャンブル)のEC展開で品ぞろえを拡大した。EC限定によるインフルエンサー企画のほか、キャラクター商品の提供や地域専用商品が好調に推移。特に限定商品と予約販売が好調だった。

「ファッションセンターしまむら」「カジュアル&シューズ アベイル」「Baby&Kids バースデイ」「雑貨&ファッション シャンブル」のアプリ、自社ECサイト共通の会員サービスを2022年11月にスタートした。

来店時や商品購入時に会員証を提示すると会員特典に応募できる「チケット」交換といった特典を用意し、こうしたデジタル上の会員数は309万人まで拡大。EC利用にもつながったとしている。

社内スタジオを利用してインスタライブを配信し、デジタル販促を強化。2022年8月からは、受注能力を拡大するためにECセンター(EC専用の物流倉庫)を経由せず、サプライヤーが直接店舗へ納品する「ECサプライヤー納品」を始めた。

しまむらの2023年2月期EC売上高は前期比46.4%増の41億円 EC事業の取り組み
2023年2月期のEC事業について

しまむらは、実店舗の物流・配送網を使いコストを抑制、「ローコストEC」を事業構造の根幹としている。サプライヤーが埼玉県の東松山商品センターに商品を納品後、隣接するECセンターで検収し、在庫として保管する。店舗受け取りはしまむらの物流網で配送し、個人宅配送の場合は宅配業者に配送を委託している。

2024年2月期のEC売上高は、同22.0%増の50億円を計画している。顧客管理システムを利用して実店舗との相互送客を高度化する。また、顧客管理基盤を活用した「パーソナライズ・レコメンド」始めるなどダイレクトマーケティング事業を強化していく。

各事業で品ぞろえを改善、顧客層拡大に向けて地域限定商品なども展開する。ECセンター業務の効率化、ささげ(撮影・採寸・原稿)能力の向上も図る。

しまむらの2023年2月期EC売上高は、前期比46.4%増の41億円 顧客管理面の計画
顧客管理のこれまでの取り組みと今期の計画

 

石居 岳

ジャパネットが定年後再雇用制度を刷新。65歳までは週休3日で給与は正社員の9割、70歳までは週休4日の給与7割

2 years 11ヶ月 ago

ジャパネットホールディングスは、定年後再雇用制度を「セカンドライフサポート制度」へと刷新した。 

仕事以外の時間を充実するために週休数を段階的に増加、急な収入源に陥らない給与設計にしたとしている。

ジャパネットグループの定年は60歳。定年後は嘱託社員として再雇用する。65歳までは公休数は週休3日で、定年前と比較して勤務日数は8割程度に減るが、給与・手当は平均支給額の9割を担保する設計にした。65歳以降は週休4日で、給与・手当は正社員平均の7割になる。

ジャパネットホールディングスは、定年後再雇用制度を「セカンドライフサポート制度」へと刷新した
「セカンドライフサポート制度」について

副業も可能。正社員には認めていないが、キャリア形成・成長を目的として副業も可能としている。

ジャパネットグループでは「人生の大部分を占める会社という場所で社員一人ひとりにいきいきと働いてほしいという思い」(ジャパネットグループ)から、健康経営や福利厚生制度の充実に取り組んでいる。「定年退職」をポジティブに捉え、仕事以外の時間を充実しながら、緩やかに次のステップに進むための制度へと刷新したという。

瀧川 正実

エニキャリの配達代行システムが国内でヒットしている理由とは? 日本マクドナルドとエニキャリ小嵜代表が対談

2 years 11ヶ月 ago
拡大し続けるデリバリー市場をシステム面から支えるエニキャリ。ラストワンマイル配達管理システム「ADMS」を導入した日本マクドナルドとエニキャリが、デリバリー市場の概況、「ADMS」の利便性、配送サービスのビジネスモデルなどについて対談した
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コロナ禍以降さらに勢いを増しているデリバリー市場。その市場拡大を支えているのが、膨大な配達依頼に対応するデリバリー管理システムだ。なかでも、エニキャリが提供する配達管理システム「ADMS(アダムス:エニキャリデリバリーマネジメントシステム)」は、日本マクドナルドもクルーによる自社配達で「ADMS」を導入。デリバリーに関わる従業員の満足度向上など、さまざまな効果が表れているという。

記事では、前半にデリバリー市場の概況を解説。後半に「ADMS」の特徴、デリバリーと流通の展望について、エニキャリの小嵜秀信氏(代表取締役)と、日本マクドナルドの水品壮二郎氏(デリバリー推進室上席部長)にインタビューした。

エニキャリの小嵜秀信氏(代表取締役)と、日本マクドナルドの水品壮二郎氏(デリバリー推進室上席部長)にインタビュー

コロナ禍を契機に一大市場へ成長した 国内デリバリー市場の概況

古くから出前文化が根付いている日本でも、コロナ禍は特に大きな契機となり、デリバリーサービスの需要は急拡大。クロス・マーケティングの「食品宅配サービス・フードデリバリーに関する調査」によると、新型コロナウイルス感染拡大後の消費者のフードデリバリー利用経験率は、約4割にのぼった。

クロス・マーケティングの「食品宅配サービス・フードデリバリーに関する調査」資料から編集部が抜粋
クロス・マーケティングの「食品宅配サービス・フードデリバリーに関する調査」資料から編集部が抜粋

また、日本政策金融公庫が2020年10月に行った「飲食店のテイクアウト・デリバリーサービス等に関する消費者調査」においても、コロナ収束後も飲食店のデリバリーサービスの利用頻度が「増えると思う」と回答した消費者が2割超、「変わらないと思う」が6割超となった。消費者の間でもデリバリーサービスの利用の定着が進んでいることがわかる。

日本政策金融公庫の「飲食店のテイクアウト・デリバリーサービス等に関する消費者調査結果」から編集部が抜粋
日本政策金融公庫の「飲食店のテイクアウト・デリバリーサービス等に関する消費者調査結果」から編集部が抜粋

フードデリバリーに対応する店舗の急増と、消費者の日常にデリバリーサービスが溶け込んだことから、コロナ禍の一過性にとどまらない市場の成長が今後も見込まれる

ICT総研が実施した「2021年フードデリバリーサービス利用動向調査」では、フードデリバリーの市場規模は2021年に5678億円、2023年には6821億円に達するとの予測が出ている。

ICT総研の「2021年フードデリバリーサービス利用動向調査」から編集部が抜粋
ICT総研の「2021年フードデリバリーサービス利用動向調査」から編集部が抜粋

日本マクドナルドとエニキャリの対談に学ぶデリバリー市場拡大の裏側

配達管理システムと配達代行を提供するエニキャリを、2019年に設立した小嵜秀信氏。日本よりも先進的にデリバリーが普及した中国の都市部で流通小売業を手掛けてきた小嵜氏は、中国で流通が変化した流れと日本を照らし合わせると、2019年から国内のデリバリー市場がより伸長すると予見していたという。

想定外のコロナ禍による上振れはあったと考えられるが、「コロナ禍がなくともデリバリー市場は伸びていただろうし、コロナ禍が収束した後も引き続き伸びていくだろう」(小嵜氏)と話す。

エニキャリ 代表取締役 小嵜秀信氏
エニキャリ 代表取締役 小嵜秀信氏

こうした小嵜氏の考えに、日本マクドナルドの水品氏も賛同する。日本マクドナルドは2010年に自社配達を開始して以降、対応店舗を順調に拡大しているほか、世界各地のマクドナルドの成功事例を日本市場にも取り入れ、2017年以降「ウーバーイーツ」「出前館」「Wolt(ウォルト)」などの配達代行サービスも導入。

これまでも店舗での飲食やテイクアウト、ドライブスルーなど、顧客のニーズに合わせてチャネルや利用方法を揃えてきた日本マクドナルドにとって、デリバリーの開始・拡大も当然の流れだったという。

水品氏は「当社のデリバリービジネスはかねてから伸長してきた。コロナ禍は1つの大きな契機になったものの、これからも伸びていくことは自信を持って言える」と話している。

日本マクドナルドのデリバリー推進室上席部長 水品壮二郎氏
日本マクドナルドのデリバリー推進室上席部長 水品壮二郎氏

自社デリバリーをトータルで支援するエニキャリ

デリバリー市場が拡大するなか、デリバリー事業者で導入が進んでいるのが、“IT×自転車配送”のシェアリングデリバリーサービス「anyCarry(エニキャリ)」だ。

エニキャリは、店舗やECに注文が入った商品を、エニキャリの配達員が自転車で配送するデリバリー配達委託/当日宅配配送委託や、独自の配達管理システム「ADMS」の提供を手がけている。

エニキャリはITと自転車配送を組み合わせた物流代行サービスを提供する
エニキャリはITと自転車配送を組み合わせた物流代行サービスを提供する

店舗から消費者へのクイックデリバリー(短時間配達)を必要なときだけ利用でき、利用した分だけ料金が発生するオープン型配達インフラ「DeaaS(Delivery as a Service=デリバリー・アズ・ア・サービス)モデル」が多くの企業のニーズを捉え、デリバリーを委託する企業・店舗数は年々増加。飲食店だけでなく、化粧品ECや家電量販店など、デリバリーの利用シーンの広がりに貢献している。

こうしたエニキャリの柔軟かつ効率的なデリバリーを叶える上で、肝となっているのが「ADMS」だ。リアルタイムに入る配達依頼データに対し、配達員の位置やデリバリーの起点・終点の情報をもとに最適な振り分けを自動で行うほか、蓄積したデータから効率的な配達ができる機能などを搭載。「ADMS」は自社で配達員を抱えてデリバリー事業を手掛ける事業者も利用でき、日本マクドナルドの自社デリバリーにも採用されている。

配達効率を大幅にアップさせるシステム「ADMS」
配達効率を大幅にアップさせるシステム「ADMS」

配達効率を大幅アップさせるエニキャリの配達管理システム「ADMS」

――エニキャリが提供する配達管理システム「ADMS」の特徴を教えてください。

小嵜秀信氏(小嵜氏):「ADMS」は、①ランダムに次々と入る注文に対して自動配達アサインを行い、業務を効率化 ②配達員の個人のスキルに依存しない、スマホアプリによるナビゲーション ③エンドユーザーの満足度向上のための、お届け時間の自動計算――の3つの特徴を持つ配達管理システムです。

デリバリー業界では全世界的に、ギグワーカーの配達員とオーダーをマッチングさせるサービスが多く、マッチングできなければそのオーダーをロストする形がよく見られます。ですが、当社は配達員のシフトなども考慮してエンドユーザーのお客さまに正確な配達時間をお伝えし、満足度を高めながらいかにオーダーをロストさせないかということに重点を置いています。

また、たとえば配達先に大きなオフィスビルや商業ビル、高層マンションなどが指定された場合には、単に地図上で建物の真ん中にピンを立てるのではなく、入館時に通る防災センターの場所にピンを立てたり、入館の際の施設裏導線のナビ表示などを行い、配達効率を上げることが可能です。

置き配をする場合には置き配の写真撮影を指示したり、画像の管理をスマホで一元管理できるようにするなど、配達員の利便性と均質な配達品質を実現する機能にも力を入れています。

小嵜氏は「ADMS」について、配達員の利便性とエンドユーザーの満足度向上に役立つ配達管理システムだと説明する
小嵜氏は「ADMS」について、配達員の利便性とエンドユーザーの満足度向上に役立つ配達管理システムだと説明する

デリバリーは大きなビジネスチャンス

――日本マクドナルドのマックデリバリーサービスの特徴や社内での位置付けを教えてください。

水品壮二郎氏(水品氏):日本マクドナルドのいつものおいしさとクルーのホスピタリティをお客さまにお届けすることをコンセプトに、国内では2010年に日本マクドナルドの自社配達の宅配サービス「マックデリバリーサービス」をスタートしました。

日本マクドナルドでは、ドライブスルーやテイクアウトと同様に、デリバリーをお客さまの幅広い選択肢の一つとして位置付けておりましたので、以降「ウーバーイーツ」や「出前館」「Wolt」など、外部配達パートナーとも連携し、デリバリーサービス全体として拡大してまいりました。

特にコロナ禍以降は、「非接触」や「なるべく家で食事をしたい」といった需要の高まりによってこれまで以上の勢いで伸長し、配達を外部委託しているケースも合わせると、2020年12月時点で46都道府県の約2200店舗に到達。自社宅配に絞っても、2022年12月時点で全国の967店舗で対応するに至っています。

日本マクドナルドの水品氏によると、デリバリーはお客さまの新しいマクドナルドの楽しみ方として見ているという
日本マクドナルドの水品氏によると、デリバリーはお客さまの新しいマクドナルドの楽しみ方として見ているという

――自社で配達を手掛ける理由やメリットはどのようなものですか。

水品氏:1つは、街で走っている日本マクドナルドのバイクを目にしたお客さまから、日本マクドナルドがデリバリーを行っていることを認識していただけること。

そしてもう1つは、出来たてに近い状態でお届けするための包装や袋詰めなどの細かなところまで自社で追求できることです。お客さまにより良い体験をしていただけるよう、「デリバリー推進室」という専門チームを設立し、さまざまな改善に取り組んでいます。

実のところ、世界のマクドナルドの中では、自社配達をする国は少数派です。日本は昔からそばや寿司の出前文化が根付いており、配達というと地域の店舗地域のブランドに直接注文をすることを想起するお客さまもまだまだ多いです。そこに日本のマーケットニーズがあるからこそ、クルーによる自社配達をしていこうというのが、私たちの考えとなっています。

考え方の共通点が両社のシナジーに

――自社配達で「ADMS」を導入していますが、数ある配達管理システムの中から「ADMS」を選んだポイントを教えてください。

水品氏:昨年、日本マクドナルドのデリバリーアプリを刷新し、公式アプリへの統合を行ったのですが、その際、日本マクドナルドに合ったデリバリーシステムはないかと探し続けていたなか、エニキャリさんと出会いました。それまでも国内外の数社と話をしていたのですが、エニキャリさんは当社とビジネスやお客さまに関する考え方が一致する面が多いと感じたことが一番の理由となり、導入を決めた形です。

――具体的にはどういった点に考え方の一致を感じたのでしょうか。

水品氏:当社の場合、かつてはお客さまが店頭やドライブスルーで注文され、そのタイミングで商品を作るというシンプルなビジネスだけでしたが、今ではモバイルオーダー、デリバリーの登場によって、家や道にもレジがあるような複雑な状態になっています。

もし私たちがデリバリーのことだけを考えて、デリバリーだけを優先させるような仕組みを作ってしまえば、店頭やドライブスルーのお客さまにご迷惑をお掛けしてしまう。そのため、大前提として、最も優れたバランスを実現できる企業とパートナーシップを組みたいと考えていました。

エニキャリさんとはいろいろな点で考え方が合致していましたが、たとえば先ほど小嵜さんが仰ったキャンセルの判断についてもそうです。オーダーを運ぶことができる配達員がすぐに見つからないという状況が発生することはどうしてもありますが、単にキャンセルしてお客さまをがっかりさせてしまうのではなく、時間を変更して出来る限りお届けするなど、最善の方法を提案するのが私たちのめざすところです。

また、自社配達をする上で従業員の休憩時間なども細かな配慮が必要です。その辺りも単にシステムの合理性だけを考えるのではなく、従業員のニーズもくみ取った仕組み作りをしていただける点も非常に大きかったです。

日本マクドナルドがめざす配送システムはエニキャリと多くの考え方が一致していたという
日本マクドナルドがめざす配送システムはエニキャリと多くの考え方が一致していたという

小嵜氏:海外の場合、オーダーと配達員のマッチングの効率化が最優先されがちですが、日本の場合は出前という自社配達の文化があるため、「お客さまを大切にし、働く人がどれだけ効率的に働けるか」を事業者が重視する傾向は強いと感じています。

こうした日本マクドナルドさんのような考えは、自社配達に限らず配達代行においても必要ではないかと私は思います。マッチングの効率化を最優先すると、配達員によってオーダーが取れる件数に格差が生じかねません

エニキャリの配達代行業務においても、従業員の効率的な働き方をめざした健全な仕組み作りを心掛けているので、「ADMS」も日本の事業者に受け入れられやすいシステムになっているのだと思います。

導入後の細やかな支援体制が安心感に

――「ADMS」の導入に際して、国内ベンダーならではの細かな対応や安心感など、どういったところが良かったと思いますか。

水品氏:これまでもさまざまなシステムを導入してきた経験からすると、システムの導入においてエラーの発生は、どうしても付き物なのだろうと感じています。ただ、そのときに最も重要なのは、原因と影響の範囲を速やかに追究し、リカバリーすること。システムエラーが発生すると、場合によっては全国の約3000店舗の従業員や、お客さまへの説明が必要になることもあるからです。

「ADMS」の導入時もやむを得ずエラーが起きたことがありましたが、エニキャリさんのリカバリープロセスは非常にスムーズでした。対応の素早さと丁寧さを見て、安心して任せられると思いました。

従業員から喜びの声で成功を確信

――「ADMS」導入後の従業員からの反応や、実際に感じたメリットなどを教えてください。

水品氏:刷新前のシステムは、店舗にとってアナログな仕様になっていました。店舗では常に店頭やドライブスルーのお客さまに対応しており、その間にデリバリーの注文もお届け時間に合わせてオーダーを入れなければなりません。

しかし、以前のシステムはデリバリーオーダーを入れる最適なタイミングをシステムで弾き出せず、従業員が「そろそろこのデリバリーオーダーを入れるとちょうどいい」と判断しなければなりませんでした。この部分の仕組みも、「ADMS」によって新たに作ることにしたのです。

「エニキャリなら素晴らしいシステムを考えてくれる、成功する!」という信頼のもと、デリバリーオーダーを入れるベストなタイミングのロジックを徹底的に議論しながら進めてきました。

「ADMS」の導入後、店舗でクルーや店長といった実際にこのシステムを使う幅広い層から感想を聞いたところ、「システムに従えばいいから楽になってすごく良かった」といった声が多数寄せられました。これまでも従業員が本音で「良い」と言ったプロジェクトのほとんどが成功してきましたから、その瞬間「このプロジェクトは必ず成功する」と確信が持てたことを覚えています。

小嵜氏:デリバリーは単なる「お店とお客さま」という関係性ではなく、注文画面や配達員が基本的な顧客接点となります。特に、お客さまとface-to-faceで接する配達員の満足度がシステムには重要で、彼らの意見をいかに反映するかがポイントだと捉えています。

現場の声をキャッチアップしている日本マクドナルドさんの取り組みに私たちも感銘を受けましたし、「現場の皆さまから喜ばれているから成功する」という期待は、まさにその通りだと思います。

小嵜氏は、現場の声を重視している日本マクドナルドの考え方に共感している
小嵜氏は、現場の声を重視している日本マクドナルドの考え方に共感している

水品氏:日本マクドナルドの運営はクルーやMGR(時間帯責任者)、店長など店舗スタッフによって支えられているので、現場の声を傾聴するよう、常に心掛けています。

また、法令やルールを守る上でも、従業員のシフトや休憩時間を考慮しながら、デリバリーオーダーを確実にお届けする仕組み作りを徹底しなければいけません。

私たちの考え方を1つひとつ具体的にシステムに落とし込むために、エニキャリさんにはさまざまな要望を伝えさせていただきました。やはり、両社の根本的な考え方が合致していなければ最適なカスタマイズはできなかったと思うので、本当に助かりました。

デリバリーは流通が変わる第一歩

――エニキャリの配達代行では、同じエリアにある複数の企業/店舗が、エニキャリの配達員をエリア共通の配達員として活用する共助モデルを掲げています。その理由や、独自の取り組みを教えてください。

小嵜氏:同じエリア内の人口は毎日ほぼ一定なはずで、つまり、パイが限られているということは、どこかの店舗がキャンペーンの実施などでデリバリーオーダーが増えれば、必然的にほかの店舗のオーダー件数は減少するものと考えられます。

それならば、自社配達だけでなく、配達員を共通化して活用しようという発想のもと、外部配達パートナーなどの利用が進んだのだと思います。

当社も同じく配達代行サービスを手掛けていますが、根本には「共助インフラ」を発展させたい思いがあります。配送は単にモノをお届けする行為ではなく、インフラそのものだと考えているからです。

当社は大手の配達代行業者よりもまだ小規模ですが、配達員を直接雇用することで、大手にはない独自性を磨いて「共助インフラ」を確立するよう努めています。独自性の1つが「配達員クオリティの均一化」です。

これまではレベルが飛び抜けて高いギグワーカーもいれば、まだ経験の浅い人もいるなど、配達員によってクオリティに差があったと思いますが、均一化すればエンドユーザーの安心感は高まります。また、配達員を最適なエリアと時間で配置することで、インフラとして欠かせない「安定性」も突き詰めています。

エニキャリの配達インフラは導入企業のニーズに広く対応する
エニキャリの配達インフラは導入企業のニーズに広く対応する

これからはエニキャリの「共通インフラ」がスタンダードに?

――エニキャリが掲げる「共助インフラ」に対して、水品氏はどのような意見を持ちましたか。

水品氏:日本のマーケットでは、日本マクドナルドの自社配達も含め、デリバリービジネスがまだ成長過程です。なので、エニキャリさんのようにクオリティの均一化や安定性強化に努める姿勢はとても大事だと思いますし、長い歴史を持つレストランサービス以上に、デリバリーサービスは成長の余地が広がる分野だという期待も多くあります。

デリバリーを手掛ける事業者や配達員がどういう振る舞いをするのか、どういったホスピタリティをお届けするのかを考えていくことが、今後の業界のスタンダードにつながっていくかもしれません。

小嵜さんのお話を聞いて、お客さまの体験を向上させるためには業界全体で考えることが重要だと、改めて思いました。

――国内のデリバリー業界の今後や、拡大するデリバリー市場が与える影響について、考えをお聞かせください。

小嵜氏:私は上海を中心に、中国国内でリテールビジネスを手掛けてきました。電子決済が普及し、電子決済を媒介とするスーパーアプリが登場して流通が変わっていく流れを現地で体験してきたのですが、この過程におけるフードデリバリーの台頭は、流通が大きく変化する入り口に過ぎないと当時から思っていました。

そのため、私はフードデリバリーだけに着目していたわけではなかったですし、当社を創業した2019年は日本でもフードデリバリー企業が注目され始めた時期でもあったので、日本もこれから新しい流通の時代に入るのだろうと俯瞰(ふかん)していたのです。

中国では、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなど、生活に身近な領域のデリバリーが当たり前になり、その後、ロングテールであらゆるデリバリーが普及しています。ただ、これは単純にデリバリーを使う人が増えたから領域も広がったという話ではなく、消費者ニーズの多様化が生んだ必然性だったと考えています。

今までの流通は、基本的に小売店がお客さまと向き合ってきましたが、中国の新しい流通(ニューリテール)は、「お客さまと小売店」の関係ではなく、「お客さまと商品をどう結び付けるか」という概念になっている。

つまり、お客さまと商品をつなぐために、デリバリーや配達などの様式が多岐にわたったということです。急ぎでないものは今まで通りネットショップで注文しつつ、今すぐ必要なものはデリバリーを使うといったように、日本でもデリバリーの拡大は流通が変わる第一歩になるのだろうと思っています。

水品氏:「お客さまと商品をつなぐ様式が多岐に」とはまさにその通りで、私たち事業者としても、デリバリーでご注文していただくことが一番大切な訳ではありません。日本マクドナルドの体験をしていただくことが、何よりも大切なのです。

たとえば、当社のアプリや外部配達パートナーのサイトなどで新商品を知ったお客さまが、そのときにデリバリーをご注文されなくても、後日デリバリーや来店など、お客さまの好みの形で日本マクドナルドを体験いただくことは多いと思います。

コロナ禍で顕在化したニーズも含めて、消費者ニーズの多様化はますます進んでいるので、私たちはいろいろなチャネルを用意して、お客さまが日本マクドナルドを利用したい時にいつでも対応できるようにしておきたいですし、そんなブランドであり続けたいと考えています。

――流通の変化に伴い、既存の物流・配送や店舗の在り方にも変化が起きると考えますか。

小嵜氏:飲食から始まったデリバリーがスーパーやコンビニなどにも広がり、徐々に既存のEC物流とクイックデリバリー物流の差はなくなってきています。現に当社にも、「ネットショップの配送を手伝ってほしい」という声が多く寄せられている状況です。

たとえば、店舗展開している企業様であれば、今までのEC物流では難しかった「注文後●時間での配送」や「当日配送」などが可能になります。また、店舗が無い企業様も当社の拠点や提携拠点などを活用し、同様の仕組みを導入することが可能になります。

さらにニーズとして大きいのが、自転車による配送「ゼロカーボン配送」が可能になるという点です。昨今、環境に関しての取り組み(SDGsやESGなど)が、企業価値や顧客好感度に大きな影響を与えています。

当社の配送は1配送ごとに「CO₂排出削減効果が●g」を計算し表示することが可能です。こういった取り組みも、多くのお声がけを頂けている要因なのだと思います。

流通が変化するなかで、店舗は今後、販売以外に次の3つの機能を兼ね備えていくと予測しています。

  1. 商品を購入する場所(既存店舗の価値)
  2. 商品と出会うエンターテイメントの場所(新たな感動)
  3. 商品をストックする場所(新たな利便性)

また、欲しい物がどの店舗にあるのか可視化できるようになれば、自分で買いに行くのか、デリバリーを頼むのか、宅配便で届けてもらうのかを消費者が判断する動きも進むはずです。

当然、手段によって値段は異なるため、事業者にとっては多様な消費者ニーズに対して多様な手段で応えなければならない、非常に複雑な時代に入ったと思います。

ただ、今の過渡期の先にはECの宅配とデリバリーの融合、配送リソースの最適化がよりいっそう進んだ未来があり、それこそニューリテールの真髄が見えてくるのではないかと考えています。

顧客の商品への“テンションが高い”ときに、いかに迅速に届けるか

――EC事業者からのエニキャリへの配達依頼で、「デリバリーとECの融合」や「ニューリテール」を象徴するような目新しい取り組みがあればお聞かせください。

小嵜氏:たとえば、化粧品会社のライブコマースがその1つです。SNSマーケティングを実施すると、その瞬間は注文が急増しますが、商品の配送が数日後になると、感動が薄れた頃に届いてしまうことになります。

それを注文の30分後や1時間後など、「この商品が欲しい」というテンションが高まっている間に届けられれば、お客さまの感動が維持できるのです。

「迅速な配送が顧客の満足度を高める」と小嵜氏は指摘する
「迅速な配送が顧客の満足度を高める」と小嵜氏は指摘する

水品氏:日本マクドナルドのデリバリーのご注文が特に多い時間帯は夜なのですが、これはエニキャリさんのライブコマースの配送と観点の近い事象なのかもしれません。

これまでは夜にCMを見て興味を持ってくださったお客さまも、お風呂に入って着替えた後であれば「今日はもう出かけられない」となっていたと思いますが、今は興味を持った瞬間にデリバリーでご注文いただけます

コロナ禍が収まってくるとデリバリーのニーズが下がるのではないかと考えていましたが、予想に反してニーズが安定しているのも、それだけデリバリーがお客さまの生活の中で日常化した証拠です。

ライブコマース商品のデリバリーのように、今までになかったさまざまなシナジーが至る所で起きてくるのだろうと、事業者目線からも感じています。

水品氏はエンドユーザーによるデリバリーサービスの利用が定着しつつあると考えている
水品氏はエンドユーザーによるデリバリーサービスの利用が定着しつつあると考えている

小嵜氏:今後は消費者ニーズの多様化に合わせた配送だけでなく、デリバリーが進化したからこそできるECの配送も広がっていくのではないかと思っています。

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吉田 浩章
朝比美帆

2022年のモバイルアプリ市場、ダウンロード数とアプリ利用時間は好調だが消費者支出は減少。日本は消費者支出が多い一方ダウンロード数は減少傾向

2 years 11ヶ月 ago

米data.aiが発表している「モバイル市場年鑑」では、自社データを元にしたモバイル市場全体の傾向やアプリのダウンロード数の推移などをまとめている。ゲーム、ファイナンスなどさまざまな業界があるなかで小売・EC業界についても触れているが、世界全体と日本ではそれぞれどのような傾向があるのだろうか。

モバイルの1日の利用時間は約5時間

世界の上位10市場における1日あたりのモバイル利用時間は平均5時間6分で、2020年から9%増加した。

モバイル市場年鑑2023 data.ai 調査データ アプリ ユーザーがモバイルで費やす1日の平均時間
ユーザーがモバイルで費やす1日の平均時間(出典:data.ai)

ダウンロード数とアプリ利用時間は好調だが、消費者支出は減少

2022年のダウンロード数、消費者支出、利用時間をみると、消費者支出は世界全体で前年比2%マイナスだった。ダウンロード数は前年比11%増、滞在時間は前年比9%増。

各項目について、モバイル市場トップ20か国の状況を発表しており、ダウンロード数が最も多かったのは中国、次いでインド、米国だった。

モバイル市場年鑑2023 data.ai 調査データ アプリ 2022年のモバイル市場トップ20か国におけるダウンロード数
2022年のモバイル市場トップ20か国におけるダウンロード数(出典:data.ai)

消費者支出(米ドル)でもトップは中国で、2位に米国、3位に日本がランクインした。2021年と比べて中国は増加しているが、米国、日本は減少している。

モバイル市場年鑑2023 data.ai 調査データ アプリ 2022年のモバイル市場トップ20か国における消費者支出
2022年のモバイル市場トップ20か国における消費者支出(出典:data.ai)

利用時間ではトップが中国、次いでインド、米国となり、いずれも2021年から増加している。

モバイル市場年鑑2023 data.ai 調査データ アプリ 2022年のモバイル市場トップ20か国における利用時間
2022年のモバイル市場トップ20か国における利用時間(出典:data.ai)

この結果について、data.aiの矢野恵介氏(既存事業責任者)は、「アプリのダウンロード数が増加している一方で、消費者支出額が昨対でマイナス成長となったのは、モバイル市場調査を開始してから初めての現象だ」と話す。

また、2022年における世界全体と日本の違いは、世界全体でアプリのダウンロード数は増加傾向にあるが、日本では消費者支出が多い一方でダウンロード数は14位である点だ。

日本は2021年と比較してアプリダウンロード数は5%マイナスになっているが、これはコロナ禍の変化とは関係なく、元々減少傾向にあった。

国内でスマートフォンの普及率が成熟してくると、アプリをダウンロードしにくくなる傾向がある。一方で、スマートフォンの普及が急速に進んでいる国では、普及率に比例してアプリのダウンロード数も増加傾向にある。(矢野氏)

ゲームへの支出が減少し、非ゲームアプリの支出が増加

2022年、消費者の可処分所得に対して大きな影響を受けたのはゲームアプリで、消費者支出が大幅に減少した。

モバイル市場年鑑2023 data.ai 調査データ アプリ ゲームアプリと非ゲームアプリの消費者支出の増減と可処分所得の増減
ゲームアプリの消費者支出の増減と可処分所得の増減(左)と、非ゲームアプリ の消費者支出の増減と可処分所得の増減(右)(出典:data.ai)

2022年、世界全体で消費者がショッピングアプリに費やした時間は約1000億時間

2022年のショッピングアプリの年間利用時間をみると、世界全体では約1000億時間で、成長率は前年比9.1%だった。コロナ禍となった2019年から2020年の年平均成長率が20%だったことと比べると、成長率はやや鈍化した。

モバイル市場年鑑2023 data.ai 調査データ アプリ ショッピングアプリの年間利用時間 世界全体
ショッピングアプリの年間利用時間(世界全体)(出典:data.ai)

日本だけで見ると、ショッピングアプリの年間利用時間は約11億時間、前年比成長率は3.7%だった。2019年から2020年の年平均成長率は26.5%。

モバイル市場年鑑2023 data.ai 調査データ アプリ ショッピングアプリの年間利用時間 日本
ショッピングアプリの年間利用時間(日本)(出典:data.ai)

世界全体、日本ともに2019年から2020年時と比べると成長率は鈍くなっているが、「2019年から2020年はコロナ禍で、消費者の可処分時間が増えたことで異常な上がり方になった。その後は等分に増加している」と矢野氏は分析する。

クーポン&ポイントアプリのダウンロード数が上昇

2020年は、消費者が対面での買い物を避けることが多かったため、小売業者を中心にモバイルショッピングが急成長し、2020年における小売業向けアプリのダウンロード数は、前年比43%増加を記録した。

2022年には外出や実店舗でショッピングを行う消費者が増えた。一方で、商品価格の高騰などが消費者の懐を圧迫していることもあり、クーポン&ポイントアプリのダウンロードは前年同期比27%増加した。

モバイル市場年鑑2023 data.ai 調査データ アプリ ショッピングサブジャンルの地域別前年比ダウンロード増加率とダウンロード数が上昇したアプリ 世界
ショッピングサブジャンルの地域別前年比ダウンロード増加率と、前年比ダウンロード数が上昇したアプリ(世界全体)(出典:data.ai)
モバイル市場年鑑2023 data.ai 調査データ アプリ ショッピングサブジャンルの地域別前年比ダウンロード増加率とダウンロード数が上昇したアプリ 日本
ショッピングサブジャンルの地域別前年比ダウンロード増加率と、前年比ダウンロード数が上昇したアプリ(日本)(出典:data.ai)

2022年の日本では、「SHEIN(シーイン)」の前年比アプリダウンロード数が上昇した。また、急上昇ダウンロード数を見ると、10位以内に「マツモトキヨシ」「ココカラファイン」といったドラッグストアがランクインしている特徴がある。

「ドラッグストア=商品を安く買える」という意識が消費者のなかにあることや、実店舗で買い物をする機会が多く慣れ親しんでいることから、クーポンなどが紙からアプリに移行しても抵抗が少ないのではないだろうか。(矢野氏)

藤田遥

Googleビジネスプロフィールで店舗の宣伝、イベント情報、特典などを予約投稿したい場合、どうすればいいですか? | 店舗ビジネスに役立つ『口コミラボ』特選コラム

2 years 11ヶ月 ago
Googleビジネスプロフィールには、日付・時間帯を指定して投稿する「予約投稿」の機能が存在しません。予約投稿したいときの対処法について解説します

Googleビジネスプロフィールでは、店舗の宣伝、イベントの情報、特典等の投稿ができます。集客に使える便利な機能である一方で、日付・時間帯を指定して投稿する「予約投稿」の機能が存在しないという点では、使いにくくなっています。

そこで本記事では、Googleビジネスプロフィールで予約投稿したいときの対処法について解説します。

当日に投稿をする時間がないといった理由で、予約投稿がしたいという方は、ぜひ参考にしてください。

Googleビジネスプロフィールの投稿とは?

Googleビジネスプロフィールの投稿とは、店舗・施設の宣伝やイベントの情報、特典(クーポン)などの情報をGoogleマップ上に発信できる機能です。投稿機能には以下の3種類があります。

  • 最新情報
  • イベント
  • 特典

コロナ禍には「COVID-19の最新情報」という、新型コロナウイルス関連の内容を投稿できる機能も存在していましたが、2023年3月現在は機能はなくなっています。

Googleビジネスプロフィールの投稿機能では、テキスト、画像や動画、指定のURLなどに遷移するボタンなどを使って、お店の情報をユーザーやGoogleに向けてアピールできます。

Googleビジネスプロフィールには予約投稿機能が存在しない

Googleマップ上に宣伝などの最新情報を表示できる投稿機能。事前に作成していた投稿を予約投稿しておき、好きなタイミングで公開するといった使い方をしたい方もいるでしょう。

しかし、Googleビジネスプロフィール上には予約投稿の機能が存在しません。

指定の日時で予約して投稿するといった使い方をしたい場合は、別のツールを使う必要があります。

予約投稿の方法2選

Googleビジネスプロフィール自体には予約投稿の機能がありませんが、外部のサービスを連携させることで、予約投稿が可能になります。

予約投稿に使えるツールは2つあります。

  • Googleビジネスプロフィールの一括管理ツール
  • WordPress

Googleビジネスプロフィールの一括管理ツール

Googleビジネスプロフィールの一括管理ツールを提供している会社が複数存在します。

一括管理ツールを活用すれば、複数店舗へ同時に投稿や情報更新などを反映できます。作業の効率化、管理コストの削減を進めたい場合は、一括管理ツールを活用しましょう。

代表的なサービスとしては、「口コミコム」「Gyro-n」「ローカルミエルカ」などがあります。

サービス内容はツールによって異なるため、自社に合う一括管理ツールを選択できると良いでしょう。

WordPress

予約投稿を一括管理ツール以外に行う方法としては、WordPress(ワードプレス)との連携があります。

WordPressとは、Webサイトやブログなど、コンテンツを作成・更新する際に使われるサービスです。WordPressで予約投稿を行う手順は以下のとおりです。

  • WordPressのプラグインをインストールする
  • Googleビジネスプロフィールと連携をする
  • 投稿内容の設定をする
  • 投稿内容を作成し予約投稿する

WordPressを活用した予約投稿は、WordPressの連携や更新などのスキルが必要です。また、店舗が多ければ多いほど導入やメンテナンスの作業は大変になってしまいます。

管理コストや、できることの多さを考えると、一括管理ツールの方が費用対効果が高い場合もあるので、そのあたりも考慮して決めると良いでしょう。

この記事を書いた「口コミラボ」さんについて

「口コミラボ」は、様々な地図アプリ・口コミサイトの監視、運用、分析を一括管理できる店舗向けDXソリューション「口コミコム」が運営する店舗ビジネス向け総合メディアです。近年、企業の評判管理が重要視されるなか、特に注視すべきGoogleマイビジネスを活用したローカルSEO(MEO)や口コミマーケティング、それらを活用した集客事例から、マーケティング全般、店舗経営のハウツー、業界動向データにいたるまで幅広い情報を紹介します。

口コミラボ

EC責任者から「校長」へ。花王でDX推進の生井氏、茨城県の中高附属校で民間校長に

2 years 11ヶ月 ago

花王でDX戦略推進センターECビジネス推進部長などを歴任した生井秀一氏が4月から、茨城県立下妻第一高等学校・附属中学校の校長に就任する。

花王で過去3度、社長賞を獲得。花王グループのDXを推進し、ECビジネスの構築などの推進役であった生井氏は花王を退職。4月から民間出身者の校長として、活動の場を教育界に移す。

花王でDX戦略推進センターECビジネス推進部長などを歴任した生井秀一氏が4月から、茨城県立下妻第一高等学校・附属中学校の校長に就任
EC責任者から「校長」に就任する生井氏

生井氏は、茨城県とエン・ジャパンが実施した「ソーシャルインパクト採用」において、茨城県内の中高一貫校・専門高校の「校長」を教員免許不問で公募するプロジェクトに応募。1645人の応募のなかから、生井氏を含む3人が選出された。

生井氏のコメントは次の通り。

校長として、グローバルで活躍する起業家的リーダーシップを持った学生の育成に取り組みたいです。私が企業で実践してきたように、創造性を持ったビジネス構築力、多くの人を巻き込むマネジメント能力、逆境に立ち向かうハングリー精神を養い、「変化を受け入れながらもぶれない自分を作る」、そのような人財育成に取り組んでいきたいと思います。

また学校教育とビジネスを結びつける為に、社会課題や地域課題を発見し、それを解決しながら社会的価値創造ができる学生の育成を目指していきたいと思います。「起業家精神を学び実践する事で、人生をもっと自由に、もっと楽しく。」そんな精神を育む学校にしていけたらと考えています。

生井氏は花王の販売子会社に入社し、営業部門で大手流通チェーンを担当。ヘアケアブランドのマーケティングを担当した後、2015年にECの営業マネジャーとなり、花王のECビジネスを推進。2018年に全社DX推進をするプロジェクト型組織の先端技術戦略室に異動。2021年にDX戦略推進センターを設立、全社DX戦略を担当した。花王子会社への入社から、最終的に本社中枢で全社DXの推進担当者として活躍した「EC、デジタルで異例の出世コースを歩んだ人物」(関係者)という。

瀧川 正実

LTVの最大化を支援する「ecforce」連動のMAツール「ecforce ma」とは? CPA高騰によるEC・D2C業界の今後も予測

2 years 11ヶ月 ago

D2C支援事業やECプラットフォーム「ecforce」を提供するSUPER STUDIOは3月15日、導入企業のCRMを支援するマーケティングオートメーション(MA)ツール「ecforce ma」の提供を始めた。

LTV最大化を支援する「ecforce」連動のMAツール

SUPER STUDIOの花岡宏明氏(取締役COO)は、広告費の高騰によるCPA(顧客獲得単価)単価の上昇などデジタルマーケティングのコストが増加していことを踏まえて、「顧客獲得単価が高騰している昨今、ブランド運営のユニットエコノミクスが脅かされている。顧客データを活用し、顧客LTVを最大化する仕組みが必須になりつつある」と指摘。

CRMによるLTV(顧客生涯価値)引き上げの実現、専門知識不要で簡単に利用できるMAツールとして開発したのが「ecforce ma」だ。

CPA高騰などを踏まえ、顧客のLTV最大化がより重要になると喚起
LTV最大化がより重要になる

「ecforce ma」はECプラットフォーム「ecforce」連動型のMAツール。導入初日からCRMの運用を始めることができる。ノーコードでさまざまな施策を実行できるため、エンジニアリングやデータサイエンスのスキルがなくても運用しやすい。

配信したメッセージの開封率やクリック率、受注に直結したかどうかといった効果を売り上げベースで計測できるという。

顧客の傾向ごとにセグメントしたシナリオ設計や、施策ごとの売り上げの確認ができる
顧客の傾向ごとにセグメントしたシナリオ設計、施策ごとの売り上げを確認ができる

「ecforce ma」の基本料金は月額4万9800円。これに加え、データ量に応じた従量課金型のデータ管理料がかかる。「ecforce ma」の基本機能は次の画像の通り。

「ecforce ma」の基本性能(右側は今後提供を予定)
画像左が基本機能、右が今後提供する予定の機能

現在の「ecforce ma」導入に関する問い合わせ件数は67社(3月24日時点)。契約数は14ショップ(同)。問い合わせを寄せる企業は、アパレルなどSKU数が豊富な企業が多いという。

「カートと完全なデータ連携をしているMAは魅力的」「他社ツールを利用しているため、すぐではないが、『ecforce ma』が使いやすそうなので将来的に導入を検討したい」といった声が寄せられているという。

今後のEC・D2C業界で生き残るために

SUPER STUDIOは「世の中にあるすべてのビジネスの新たな成長可能性に“D2C物販”という選択肢がある」と指摘。

D2Cの台頭によってモノ作りが普及し、参入障壁の低下、デジタル化が進んだことで新規勢力が業界のシェアを獲得している。既存企業も新規参入企業も、次なる成長をし、生き残るために事業を拡大しなければならない。(花岡氏)

また、CPAの高騰によって、オンライン物販専業は成長が限界を迎える可能性があるとし、獲得した顧客のLTV最大化のためにオフライン展開、物販に限らないサービス展開が始まると予測した。

顧客LTV最大化のため、オンライン物販だけにとどまらず、オフライン展開や、物販に限らないサービス展開が始まると指摘
今後予想されるサービス展開
高野 真維

買い物体験向上を目的に「東急ストアネットスーパー」「東急ストアオンラインショップ」を刷新

2 years 11ヶ月 ago

東急は、ホーム・コンビニエンスサービス「東急ベル」で提供する「東急ストアネットスーパー」と「東急ストアオンラインショップ」をリニューアルした。

「東急ストアネットスーパー」は、東急ストア・プレッセの店舗からスタッフが商品をピックアップし、東急ベルのベルキャストが自宅まで届ける店舗型の「ネットスーパーサービス」。

中期的視点での売上拡大を支える基盤の構築、ユーザーフレンドリーなUI・UXの設計、バックヤード業務の効率化などを目的にサイトを刷新。ECサイトの「東急ストアオンラインショップ」も、ユーザーフレンドリーなUI・UXの設計を目的にリニューアルした。

東急は、ホーム・コンビニエンスサービス「東急ベル」で提供する「東急ストアネットスーパー」と「東急ストアオンラインショップ」をリニューアル
リニューアルした「東急ストアネットスーパー」

「東急ストアネットスーパー」と「東急ストアオンラインショップ」の会員情報を一元管理できる環境を構築。シングルサインオンによって2つのサイトを横断したログインをできるようにした。

新たなECプラットフォームとしてecbeingが提供するECサイト構築パッケージ「ecbeing」を採用し、サイトを構築している。

「東急ストアネットスーパー」リニューアルのポイント

①購入までの快適さを突き詰めたUI・UX

コンセプトは、「お客さまに日々ご利用いただくサービスとして、『探しやすい』『選びやすい』『買いやすい』サイトにすることで、使用感と操作感を向上させ、大量の商品を購入する場合でも、お客さまがストレス無く手軽にお買い物できるようにする」。

購入までカート内の商品を簡単に確認できるデザイン、ログイン状態によって変わるトップページなど、快適に商品を購入できるサイトデザインを実現したという。

東急は、ホーム・コンビニエンスサービス「東急ベル」で提供する「東急ストアネットスーパー」と「東急ストアオンラインショップ」をリニューアル
カートに追加した商品を簡単に確認できるデザイン設計

②購入商品の欠品時にもスムーズな買い物体験

「東急ストアネットスーパー」は店舗ごとに商品を発送しているため、商品在庫は配送元店舗に用意されているモノに限られる。そのため、消費者が商品欠品時に「代替商品を希望する」指定をすると、配送時に在庫がない場合には東急ストアから電話連絡し、代替商品の提案を行っていた。

今回のリニューアルで、商品欠品時の対応として「代替商品を希望する」「一部商品のみ代替商品を希望する」「商品をキャンセルする」といった選択肢を、商品単位で設定できるようにした。

東急は、ホーム・コンビニエンスサービス「東急ベル」で提供する「東急ストアネットスーパー」と「東急ストアオンラインショップ」をリニューアル
購入フロー内の商品欠品時の対応画面

③「配送店舗・日時選択」を購入フローに組み込み、快適な購入体験を実現

「東急ストアネットスーパー」では、指定した店舗から商品が配送されることに加え、店舗ごとに取扱商品が異なる。そのため、購入する商品をカートに入れる前に、消費者が店舗・配送便を選択する仕様にしている。

未ログイン時には商品選択ボタンの代わりにログインページへの導線を設置、ログイン後には配送店舗と配送日時の選択画面に遷移する設計を採用。消費者が購入できない商品を誤ってカートに入れてしまうといったことを防ぐ購入フローにしたという。

東急は、ホーム・コンビニエンスサービス「東急ベル」で提供する「東急ストアネットスーパー」と「東急ストアオンラインショップ」をリニューアル
配送店舗・日時選択画面

また、カゴに入れている商品によって在庫の数が変わる機能、商品のピッキングから出荷・配送までを行うバックヤード業務といった業態特有の業務フローに対応した機能も搭載したとしている。

瀧川 正実

Amazonが新たな「デリバリーサービスパートナープログラム」をスタート、ラストワンマイルの提携パートナーの範囲を拡大

2 years 11ヶ月 ago

アマゾンジャパンは3月30日、Amazonの商品を配送する起業家を支援する次世代の「デリバリーサービスパートナー(DSP)プログラム」の運用を始めた。

「デリバリーサービスパートナー」は、Amazonが配送を委託する中小企業を中心としたさまざまな規模の配送業者。従来の「デリバリーサービスパートナープログラム」では、既に配送事業を担っている配送業者がパートナーとしてAmazonの配送を担っている。

新たなプログラムは、従来のDSPプログラムにおける提携パートナーの範囲を拡大。Amazonの商品を配送する起業家に対し、商品を安全・確実に届けるために必要なサポートを提供する。

アマゾンジャパンはAmazonの商品を配送する起業家を支援する次世代の「デリバリーサービスパートナー(DSP)プログラム」の運用を始めた
専用サイトで「デリバリーサービスパートナープログラム」の募集を行っている(画像は編集部がキャプチャ)

今回のプログラムでは、DSPが地域社会と連携し、最適な人材を採用・育成。Amazonは安定した配送量を確保しながら、物流分野の経験やテクノロジー、プログラムに特化したリソースを提供し、ビジネスの発展をサポートするとしている。

Amazonの新しいDPSにはすでに、都内にある配送会社のワントラックや、埼玉・春日部の運送会社Cruz(クルーズ)などが参加している。

「デリバリーサービスパートナープログラム」のイメージ動画

Amazonの配送はいくつかの手段を使い分けており、1つは、フルフィルメントセンター(FC)から出荷する荷物を、ヤマト運輸や日本郵便、佐川急便などによるパートナー配送業者が配送する方法だ。

2つ目は、多数の委託先の配送業者で構成されるAmazon独自の配送プログラム「アマゾンロジスティクス」。フルフィルメントセンターから出荷する商品を全国45拠点以上(2023年2月現在)の仕分け用拠点「デリバリーステーション(DS)」に配送。ラストワンマイルを、Amazonと直接業務委託契約を結んだ個人事業主のドライバー「デリバリーパートナー」が配送する「Amazon Flexプログラム」、街のビジネスオーナーが空き時間にAmazonの商品を近所に配送する「Amazon Hubデリバリーパートナープログラム」、そして「デリバリーサービスパートナー」が担う。

アマゾンジャパンはAmazonの商品を配送する起業家を支援する次世代の「デリバリーサービスパートナー(DSP)プログラム」の運用を始めた
Amazonのラストワンマイルについて(画像はAmazonのWebサイトから編集部がキャプチャ)
石居 岳

「楽天西友ネットスーパー」の千葉県松戸市の物流センターを稼働/北の達人の木下社長が語る「利益を生みだす一流のマーケッター」になる方法【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

2 years 11ヶ月 ago
2023年3月24日~2023年3月30日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. 楽天と西友、「楽天西友ネットスーパー」の千葉県松戸市の物流センターを稼働

    「楽天西友ネットスーパー」グランドオープン当初からの物流拠点である千葉県柏市の専用センターは閉鎖

    2023/3/29
  2. 北の達人の木下社長が語る「利益を生みだす一流のマーケッター」になる方法。Webマーケの成果を最大化するノウハウを解説

    【前編】に続き、北の達人コーポレーションの代表取締役社長・木下勝寿氏が、Webマーケティング成功の秘訣を解説する

    2023/3/27
  3. 早くも「ChatGPT」を使ったEC関連サービスが登場! 使う前には社内AI利用ガイドラインを作りましょう。【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2023年3月20日~3月26日のニュース

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    サンドラッグの2022年3月期のEC売上高は125億円。2023年3月期は155億円を見込む

    2023/3/28
     
  5. JR東日本のECモール「JRE MALL」、2025年に取扱高1300億円をめざすEC戦略とは

    JR東日本の仮想モール「JRE MALL」は、150周年記念グッズやふるさと納税などが後押しとなり拡大が続いている。コロナ禍で変化する環境の中、手応えを得ているEC事業の状況や今後の目標を聞いた

    2023/3/28
     
  6. 配送費2000万円/年の削減可能性を見込むオルビスの施策とは?機械学習を使って梱包サイズを最小化する実証実験

    オルビスが効率的なコスト削減施策として着目したのが「梱包のダウンサイジング」。商品データ・出荷データ・梱包材の価格データを元に機械学習によって最適な梱包サイズを算出する

    2023/3/24
     
  7. ヤフーの「Yahoo!ショッピング」、LINE公式アカウントで在庫状況、再入荷情報、発送の通知を送る機能を搭載

    「Yahoo!ショッピング」は2021年3月、ユーザーとの新しいコミュニケーションツールとして「LINE公式アカウント」を開設。現在、友だち数は約600万人(2023年3月23日時点)にのぼる

    2023/3/27
     
  8. 通販エキスパート検定、試験科目に「フルフィルメントCX」追加。CX向上やマーケにつながるフルフィルメントを学ぶ機会に

    通販エキスパート協会は、主催する資格試験「通販エキスパート検定」に新たな試験科目「フルフィルメントCX」を追加する。CX向上、マーケティング、課題解決につながるフルフィルメントを学ぶことができる

    2023/3/27
     
  9. 店舗を運営する知っておくべき「MEO」とは? SEOやローカルSEOとの違い、重要性などMEOの基礎を徹底解説

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    2023/3/27
     
  10. 家具・家電EC「リコメン堂」のジェネレーションパス、売上2ケタ成長の秘訣と2023年の成長戦略を岡本社長が解説

    ジェネレーションパスは国内外でEC事業を拡大している。今後は貿易による商品の仕入れを強化するほか、インバウンド需要への対応も急ぐ。

    2023/3/29
     

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    藤田遥

    EC決済サービス市場は2021年度に23兆円超、2026年度に約40兆円規模へ拡大

    2 years 11ヶ月 ago

    矢野経済研究所が実施した国内のEC決済サービス市場調査「2023年版 オンライン決済サービスプロバイダーの現状と将来予測」によると、2021年度のEC決済サービス市場(EC決済サービス提供事業者の取扱高ベース)は前年度比18.6%増の23兆1099億円と推計、2022年度は同19.2%増の27兆5367億円と予測している。

    EC市場の拡大や、オンライン決済サービスの利用拡大を背景として、大手決済代行業者を中心にEC決済サービスの取扱高は増加している。

    従来、対面取引で事業を展開していた小売事業者や飲食事業者等が、EC事業に参入するケースも見られる。

    特定業種向けのEC決済サービスを提供する動きもある。教育、保険、レッスン・習い事、学会・セミナー、士業などの役務分野における事業者の集金目的としての導入拡大もあり、BtoB(企業間)領域や対面取引、オムニチャネルに関するEC決済サービスも拡大している。

    こうした背景からEC決済サービス市場は今後も順調に拡大すると予測しており、2026年度には約40兆円規模に達すると見込んでいる。

    矢野経済研究所が実施した国内のEC決済サービス市場調査「2023年版 オンライン決済サービスプロバイダーの現状と将来予測」 EC決済サービスの市場規模推移と予測
    EC決済サービスの市場規模推移と予測

    BtoC(企業対消費者)領域の後払い決済サービス(BNPL)市場(後払い決済サービス提供事業者の取扱高ベース)も堅調に拡大、2021年度は1兆820億円と推計した。

    今後、長期的な分割払いへの対応が広がるなど、分割払いを選択しやすい環境が一層整備されそうだ。後払い決済サービスを利用することで、現在よりも高単価の商品を購入する動きが進み、取扱高の拡大につながると見られる。

    同時に、取引の幅が広がると考えられ、後払い決済サービス提供事業者には、分割払いにおける与信ノウハウの蓄積が求められる。利用環境の拡大や決済単価の向上を背景に、後払い決済サービス市場は2026年度に約2兆円まで拡大すると予測している。

    矢野経済研究所が実施した国内のEC決済サービス市場調査「2023年版 オンライン決済サービスプロバイダーの現状と将来予測」
    後払い決済サービスの市場規模推移と予測

    調査概要

    • 調査期間:2022年12月~2023年2月
    • 調査対象:ECサイト向けの決済サービス提供事業者および関連事業者
    • 調査方法:当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)ならびに文献調査併用
    石居 岳

    【オムニチャネル利用】年代ごとの購買行動、モバイルを使った消費行動、利用意向、買い物カテゴリなど調査結果まとめ | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    2 years 11ヶ月 ago
    コロナ禍で、若者を中心として利用が急速に進んでいるオムニチャネル購買。年代別の購買行動や、消費者がモバイルのアプリに望む機能などを調査結果から解説します

    実店舗やECなどさまざまな販売チャネルを組み合わせて消費者の購買行動を促すオムニチャネル戦略。米国の大手EC専門誌『Digital Commerce 360』と 調査会社のBizrate Insightsが実施した調査結果によると、利用者の年齢層は若く、オンライン通販では30~39歳の消費者が最も積極的に利用します。

    オムニチャネルショッピングの利用者は、BOPIS(オンラインで購入した商品を店舗で受け取ること)から当日配送まで、さまざまな選択肢を利用しています。調査結果を踏まえて、消費者によるオムニチャネルの利用実態を解説します。

    記事のポイント
    • SweetwaterはAIを用いて“クリックしそうな”顧客グループを作成。2022年9月のメールのクリック数は、2022年8月と比較して25%増加した
    • BOPISの満足度は、カーブサイドピックアップ(車中受け取り)よりも高い
    • 若年層の消費者は、オムニチャネル購入の一環としてアプリを利用する傾向がある

    米国の調査結果に学ぶオムニチャネル利用実態

    高い店頭在庫のオンライン確認ニーズ

    オムニチャネルを利用する消費者は、BOPISや当日配達サービスを使うなど多くの選択肢を積極的に活用しています。

    また、店舗受け取りやカーブサイドピックアップを好み、実店舗に出向く前に何を入手できるか調べます。また、オムニチャネル利用者層には、当日配送が魅力的に映っています。

    重要なのは、年代によって消費者の行動が異なるということです。『Digital Commerce 360』と Bizrate Insightsがオンライン通販利用者1069人を対象に実施した調査によると、年齢ごとの購買行動の違いが明らかになりました。

    年齢層による購買行動の違いに加え、それが小売業にとってどのような意味を持つかを分析しました。調査結果の一部から、顧客に最適なサービスを提供するためのヒントを得ることができます。

    30~39歳の層はオンライン通販に最も積極的。たとえば、彼らは近くの実店舗の商品在庫を確認したいと考えています。店頭在庫の確認ニーズに対する年齢別の回答は以下の通りです。

    • 18~29 歳 (72%)
    • 30~39歳 (75%)
    • 40~54歳 (73%)

    上記の数字は、55~64歳(57%)、65歳以上(55%)とは対照的です。年齢層別の最低点・最高点の差である「年齢差」については、「カーブサイドピックアップ」が26%と最も大きくなっています。その後に続くのが「店舗受け取り」の20%で、大きな差が生まれています。

    オムニチャネル利用調査(出典:『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが実施した調査)
    オムニチャネル利用調査(出典:『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが実施した調査)

    コロナ禍がオムニチャネルの利用を後押し

    2022年のオムニチャネル利用とコロナ禍以前の比較では、18~29歳の消費者の79%、30~39歳の74%がオムニチャネルを利用した購買を「より多く」行っていました。55歳以上では7割強がオムニチャネルの利用が増えています。

    店舗受け取りとカーブサイドピックアップ、6か月で11回以上利用する人も

    さらにもう一歩踏み込むと、若い消費者ほど過去6か月間に11回以上のオムニチャネル利用を行うなど、利用頻度が高くなっています。18~29歳の40%が11回以上利用しており、30~54歳の37%も同様です。

    55-64歳の高齢者層は25%、65歳以上の層では24%と同程度の割合でした。

    店舗受け取りとカーブサイドピックアップを利用した回数(出典:『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが実施した調査)
    店舗受け取りとカーブサイドピックアップを利用した回数(出典:『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが実施した調査)

    店舗受け取りとカーブサイドピックアップを利用した店舗の割合、幅広いカテゴリーに利用拡大

    若い消費者達は、調査した店舗やカテゴリーでより多くの買い物を行っているようです。例外はハードウェア・ホームセンターで、こちらは年配の消費者に好まれていることがわかります。

    このカテゴリー以外では、米国の大型ディスカウントスーパー「Target」の利用者(35%)とヘルス&ビューティーのカテゴリー(25%)で、年齢によるギャップが最も大きくなっています。

    店舗受け取りとカーブサイドピックアップを利用した店舗の割合(出典:『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが実施した調査)
    店舗受け取りとカーブサイドピックアップを利用した店舗の割合(出典:『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが実施した調査)

    カーブサイドピックアップ(車中受け取り)とBOPIS(店頭受け取り)は高評価

    オムニチャネル利用者に、10を満点として1~10のスコアでカーブサイドピックアップとBOPISを評価してもらいました。年齢差では全く同じですが、7~10点満点で見ると、若い消費者はカーブサイドピックアップに高い点数をつけています。一方、年配の消費者は、BOPISに高い評価を与えています。

    店頭受け取りおよびカーブピックアップの評価で、10点満点中、7~10点と評価した人(出典:『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが実施した調査)
    店頭受け取りおよびカーブピックアップの評価で、10点満点中、7~10点と評価した人(出典:『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが実施した調査)

    オムニチャネルにおけるアプリ利用

    オムニチャネル利用者の66%が、注文や受け取りをモバイルアプリで頻繁に行っていることがわかりました。

    18歳から54歳までの広い年代で、オムニチャネル利用者は、アプリを使用する傾向があります。30~39歳が最も多く(75%)、18~29歳(70%)が僅差で続いています。40~53歳は69%です。

    筆者(編注:『Digital Commerce 360』の執筆者)自身も、アプリを使ったショッピング体験はポジティブだった為、今では常にアプリを利用するようになりました。アプリの改良が進むにつれ、より多くの人がアプリを受け入れるようになるでしょう。

    オムニチャネルの注文・受け取りにおける小売店のモバイルアプリの利用(出典:『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが実施した調査)
    オムニチャネルの注文・受け取りにおける小売店のモバイルアプリの利用(出典:『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが実施した調査)

    小売事業者のモバイルアプリに望む機能

    アプリから発信されるコミュニケーションは、年齢層が高いほど好まれることがデータからわかっています。たとえば、注文の準備ができたことを通知してくれたり、テキストメッセージを受け取るなどです。

    若年層は、在庫のある店舗をすぐに見つけられるなど、ショッピングの観点からアプリのユーザーエクスペリエンスを高く評価しています。また、携帯電話や車の情報、ギフトカードやクーポンを保存できることも、若い層には魅力的です。

    小売事業者のモバイルアプリに最も望む機能(出典:『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが実施した調査)
    小売事業者のモバイルアプリに最も望む機能(出典:『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが実施した調査)

    モバイルの利用シーン、アプリで商品購入が5割

    過去6か月間の購買行動の一部であったモバイル利用については、30~39歳の消費者が6つの質問に対して最も高い数字を示しました。一方、65歳以上は常に最下位でした。各質問に対する30~39歳の回答者の割合は次の通りです。

    • アプリで商品を購入する:51%
    • アプリを使用して店舗で商品を探す:42%
    • 店舗またはカーブサイドでの受け取りを容易にする:34%
    • 店舗でバーコードスキャンを利用して、より多くの商品情報を入手する:32%
    • 小売店でのセルフレジ:26%
    • 店内でスマホを利用して買い物をする:23%

    店舗で商品を探すことに関しては、30~39歳と65歳以上で23%と最も大きな差となりました。エイジギャップ(年齢差)の大きさでは、「モバイルアプリを使って店舗で商品を購入する」「オムニチャネルでの受け取りを容易にする」が続きました。

    モバイル利用について(出典:『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが実施した調査)
    モバイル利用について(出典:『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが実施した調査)

    高齢層のオムニチャネル利用は拡大期待

    高齢の消費者は、オムニチャネルに関して慎重な傾向が見られましたが、今後は若者世代に追いついてくるでしょう。彼らは2023年、オムニチャネル利用に積極的になるはずです。

    調査結果では、55~64歳の79%、65歳以上の76%が、2023年に店舗での受け取りやカーブサイドでの受け取りを増やす意向を示しています。

    一方、18~29歳は41%、30~39歳は50%という結果でした。関心度はそれほど高くなく、彼らの購買力にも限界があるでしょう。

    店頭またはカーブサイドでのピックアップについて、2022年と比較した利用意向(出典:『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが実施した調査)
    店頭またはカーブサイドでのピックアップについて、2022年と比較した利用意向(出典:『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsが実施した調査)
    ◇◇◇

    小売業にとって、年齢は重要なのでしょうか?

    すべての顧客が重要ですが、オムニチャネルを受け入れ、モバイルを支持しているのは若年層です。若い消費者は、オムニチャネルの世界で新しいイノベーションを試したいと考えていることがわかっています。

    長い目で見ると、オムニチャネルの充実が重要になると結論付けても良いでしょう。

    この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

    Digital Commerce 360

    フューチャーショップ、AIが最適な商品をレコメンドする機能「future AI Recommend」を提供開始

    2 years 11ヶ月 ago

    SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」を提供するフューチャーショップは、「futureshop」で構築したECサイト上で利用できるAI(人工知能)搭載のレコメンド機能「future AI Recommend」をリリースした。

    先行導入店舗でCVR約10%という結果も

    「future AI Recommend」は、AIを活用したリコメンド機能で、オプションサービスとして提供する。データ活用プラットフォーム「Conata(コナタ)」を提供するフライウィール社のレコメンドエンジン「Conata Discovery Recommend(コナタ ディスカバリー レコメンド)」を採用した。

    「Conata(コナタ)」は、日本生活協同組合連合会(日本生協連)、NTTドコモ、カルチュア・コンビニエンス・クラブなどで採用実績があるデータ活用プラットフォーム。「Conata Discovery Recommend」は、ユーザー1人ひとりにとって最適な商品のレコメンドをリアルタイムで行い、売り上げの最大化を支援するソリューションだ。

    フューチャーショップ futureshop AI Reccommend レコメンド機能 Conata Discovery Recommend
    レコメンド機能「future AI Recommend」(画像は「futureshop」のサイトからキャプチャ)

    「future AI Recommend」の導入後、「商品閲覧データ」や「購買データ」を蓄積するとAIレコメンドエンジンが学習、よりECサイト来訪者の好みにパーソナライズされた商品を提案できる。新規導入店舗でのコンバージョン率が約10%アップするなど、先行導入したショップにおいて良好な効果が出たという。

    設定できるレコメンドは7種類。フィルタ設定も可能

    ユーザーが過去閲覧した商品に合わせて最適な商品をオススメする「行動履歴ベースレコメンド」、ユーザーが閲覧中の商品に関連して最適な商品を表示する「閲覧商品ベースレコメンド」などの機能がある。

    フューチャーショップ futureshop AI Reccommend 表示可能なAIレコメンド機能
    表示可能なAIレコメンド(画像は「futureshop」のサイトからキャプチャ)

    また、設定可能なレコメンドは7種類。フィルタ設定を行い、表示したくないグループや商品の指定も可能。

    フューチャーショップ futureshop AI Reccommend 設定可能な7種類のレコメンド機能
    ルールベースレコメンド(画像は「futureshop」のサイトからキャプチャ)

    そのほか、表示回数やクリック回数などを確認できるレポート機能や、レスポンシブに対応したデザインテンプレートなどの機能がある。

    利用費用は、初期費用が2万5000円、月額費用が1万円から(いずれも税抜)。そのほか、オプションを追加した場合は別途費用が発生する。

    フューチャーショップ futureshop AI Reccommend レコメンド機能 料金プラン
    「future AI Recommend」の料金プラン(画像は「futureshop」のサイトからキャプチャ)
    藤田遥

    2023年の母の日トレンドは「外向き」需要と「脱マンネリ」。「楽天市場」が特設ページを開設

    2 years 11ヶ月 ago

    楽天グループは、「楽天市場」において母の日向けギフトの特集ページ「楽天市場 母の日特集2023」を4月3日に公開する。それに先立ち、2023年の母の日ギフトトレンド情報と関連商品を紹介する特設ページ「お出かけをより楽しく! 気持ち晴れる母の日ギフト2023」を開設した。

    外出向き、「脱マンネリ」商品を特設ページで提案

    楽天市場 母の日2023 ギフトトレンド 外出向き 脱マンネリ
    母の日ギフトトレンドと関連商品を紹介する「お出かけをより楽しく! 気持ち晴れる母の日ギフト2023」

    「楽天市場」では、2023年3月24日時点で約490万点の商品を母の日向けギフトとして販売。コロナ禍において、ECでギフト商品を購入するユーザーが増加したことを背景に、2022年の流通総額は2019年比で約2倍に拡大した(2019年4月1日~2019年5月13日と、2022年4月1日~2022年5月13日の「楽天市場 母の日特集」実施期間中の流通総額を比較)。

    2023年はコロナウイルス感染症対策の行動制限やマスク着用ルールが緩和され、「日焼け止め」が前年同期比約1.7倍、「レディース帽子」が同約1.8倍、「日傘」が同約1.6倍で推移するなど、「外向き」の消費トレンドが高まっている(2022年1年1日~2022年2月28日と2023年1年1日~2023年2年28日の「楽天市場」において、商品名に「日焼け止め」「レディース帽子」「日傘」と記載のある商品の流通総額を比較)。

    また、「楽天市場」が実施した調査「母の日に関する意識調査」では、母の日の贈り物に関する困りごとについて、「毎年同じような商品を送ってしまう」(28.3%)「贈りたいものが思いつかない」(22.3%)などの回答が上位にランクインしている(「楽天市場」で、2022年に母の日の贈り物をした男性30代~40代と女性20代~50代のユーザー606名を対象に、2022年10月18日~10月20日までの期間に集まった回答をもとに集計)。

    こうした状況を受け、「脱マンネリ」のニーズに対応すべく特設ページを開設。「外向き」需要に対応する商品や、コーヒーやスイーツなどをお花と組み合わせた「新定番フラワーギフト」を提案していくという。

    トレンド予測①:「外向き需要」

    コロナウイルス感染症対策のマスク着用ルールが緩和され、「楽天市場」では外出に関連した商品の売れ行きが好調だという。特に「日焼け止め」「レディース帽子」「日傘」の売れ行きが良く、母の日のギフトとしても需要が高まると予測している。

    楽天市場 母の日2023 ギフトトレンド 外出向き商品の一例
    「外向き需要」商品の一例(画像は「楽天市場」のサイトからキャプチャ)

    トレンド予測②:「脱マンネリ」

    「楽天市場」では、コーヒーやスイーツとお花のセット商品や、花束に見立てたタオルやソープフラワーなど、セット商品の人気が徐々に高まっており、2023年の母の日の「新定番フラワーギフト」として需要が高まると予測。

    楽天市場 母の日2023 ギフトトレンド 脱マンネリ商品の一例
    「脱マンネリ」商品の一例(画像は「楽天市場」のサイトからキャプチャ)
    藤田遥
    確認済み
    6 分 29 秒 ago
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