ネットPR.JP

Web広告に関する米国法規制の現状と違反事例について調べてみました(後編)

10 years 5ヶ月 ago
201507nativeAd2

こんにちは。ニューズ・ツー・ユー「ネットPR.JP」編集部です。

前回はWeb広告に関する米国法規制 について具体例を交えながらご紹介しました。 後編では、米国での「推薦・証言ガイドライン」違反事例と米国における口コミサイト動向についてレポートします!

>>前編はこちら

インターネット/ソーシャルメディアを介したステルスマーケティング関連の米国法規違反事例

口コミサイトへの投稿に割引提供していた自動車運送ブローカーがFTC(連邦取引委員会)の措置命令受入れを合意 (2015年2月訴状、4月最終命令)

自動車運送ブローカーのアメリフレイト社は、サービス利用者に割引や報酬によって口コミサイトへ投稿を促し、その事実の開示をしていませんでした。さらに、同社ウェブサイトで「自動車運送業で最も高いユーザー満足ランキングとコメントを誇る会社」と宣伝していました。

FTCは2014年10月に同社を調査しFTC法違反の訴状を発行。FTCと同社は2015年2月末に合意し、30日間の一般からの意見募集期間を経て、同年4月20日に最終命令がでました。最終命令の中でFTCは、ユーザーコメントによるトップランキングといったウソの宣伝を禁止し、対価などがあればユーザーとの関係を明確に開示することを命じました。このケースはFTCが口コミサイトへの不正投稿をした会社に訴状を発行した初のケースとなりました。

関連URL:

口コミ情報サイトにやらせ投稿をしていた関連業者19社を摘発(2013年9月)

エリック・シュナイダーマンニューヨーク州司法長官は、Yelp(レストランなどの口コミサイト)やGoogle Local(地域情報検索サービス)、CitySearch(都市ごとの口コミサイト)などへの偽コメント投稿に組織的に関与していた業者19社をニューヨーク州法違反で摘発しました。この19社にはSEO(検索エンジン最適化)業者やそうした業者を雇っていた企業などが含まれました。

組織的なやらせ投稿問題の調査を1年にわたって進めてきたニューヨーク州司法局は、おとり調査としてブルックリンのヨーグルト店になりすましてSEO業者に相談を持ちかけたところ、投稿1件当たり1~10ドル程度の料金で偽装コメントを依頼できることを突き止めました。

摘発された各社は、2,500ドルから10万ドル弱の罰金を支払い、今後は偽レビュー投稿に関与しないことを誓約。罰金の総額は35万ドル以上に及びました。

以上がFTCによる訴状案件事例ですが、口コミサイトを持つ企業側の動きはどうなっているでしょうか?最後に米アマゾンとYelpの事例をご紹介します。

口コミサイトを巡る最近の動き

米国でも口コミサイトへのサクラ投稿の疑惑は続いており、2015年になってAmazonとYelpは組織的な偽造評価コメント投稿を続ける業者を相手に民事訴訟に踏み切りました。

Amazonの事例

Amazonは、2015年4月8日、Amazonの顧客レビューを売っている業者らに対して、商標権侵害や虚偽広告などで訴訟しました。

訴状によると、これらのサイトでは顧客コメント1件に対して19ドル~22ドルでAmazonのセラーに販売し、Amazonサイトに最高評価5つ星コメントを「スロードリップ」式(この方式だと同社の持つ偽造コメントの検出システムで発覚しにくくなる)で書き込んでいました。Amazonが同社サイトへの偽造コメント禁止に向けた初の訴訟となりました。

Yelp(レストランなどの口コミサイト)の事例

Yelp は、2015 年2月13日に、偽造評価書き込みにかかる訴状をカリフォルニア州北カリフォルニア連邦地方裁判所に提出しました。訴状によると、レビューを販売していた「Revleap」は、口コミのコメントを高評価の4つ星や5つ星として大量に作成してYelpのトップページに掲載し、3つ星以下のコメントがでてこないようにするというソフトウェアを販売していたといいます。

一方、Yelp自身もFTCの調査対象となっていました。同サイトに掲載されるレストランや事業主らから、同社の営業活動と投稿操作に関連した苦情が2,000以上も寄せられていました。FTCは、同社の偽コメント検出技術や投稿の社内操作の可能性などを調査していましたが、Yelpの公式ブログ(2015年1月)によると、FTCは調査を終えてそれ以上の措置は取られなかったといいます。

前編、後編を通じて、米国におけるステルスマーケティングやなりすましに対する法規制やその事例についてご紹介しました。この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

ネットPR.JP編集部

Web広告に関する米国法規制の現状と違反事例について調べてみました(前編)

10 years 5ヶ月 ago
201507nativeAd1

こんにちは。ニューズ・ツー・ユー「ネットPR.JP」編集部です。

最近、よく「ステマ」(ステルス・マーケティング)とか「なりすまし」という言葉を耳にしますよね。実際にインターネットでブログや記事を読んでいる際に、「これって本当は広告なんじゃないの?」と疑問を持ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回、Web広告に関する米国法規制の現状と米国法規違反事例について調べてみました。「“広告”と“非広告”の境界線はどこなのか?」という疑問への大きなヒントとなる、米国の法規制をご紹介します。

FTC(Federal Trade Commission:米連邦取引委員会)による連邦法規(ガイドライン)の特徴

米国では連邦規制16C.F.R.Part255「広告における推薦及び証言の使用に関するガイドライン」(略して「推薦・証言ガイドライン」)において、推奨と証言に関係する法的な責任や範囲を連邦規則として、法に抵触しないための情報開示や表示方法をきちんと定義されています。

一方、日本ではインターネット、SNS上の広告・宣伝などに関する法規制は「景品表示法」上の問題点と留意事項の公表にとどまっており、具体的な法的責任については今後の課題となっています。

インターネット/ソーシャルメディアを介した広告・宣伝やマーケティングに関する日米法規制比較

口コミ、ブログについて(事業者、広告会社、ブロガーなどの法的責任/情報開示、表示方法)

法規(施行年)・管轄省庁 効力
米国 連邦規則16 C.F.R. Part 255「広告における推薦及び証言の使用に関するガイドライン」(2009年)
FTC(Federal Trade Commission:米連邦取引委員会)参照)連邦法と第三者推奨に関するFAQ(2015年5月改訂)
参照)オンライン広告とマーケティングに関するルール事項
日本 不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)の適用ガイドライン(2011年/改定2012年)
不当景品類及び不当表示防止法
消費者庁

広告・宣伝と第三者・専門家らの推奨について

法規(施行年)・管轄省庁 効力
米国 連邦規則16 C.F.R. Part 255「広告における推薦及び証言の使用に関するガイドライン」(2009年)
日本 景品表示法には該当なし ×

電子メールによる広告・宣伝について(広告・宣伝メール定義/オプトアウト規制/「なりすまし」防止/送信者の表示義務)

法規(施行年)・管轄省庁 効力
米国 連邦規則16 CFR Part 316(CAN-SPAM Act)(2004年/改定2008年)FTC
日本 特定電子メール法(2009年)消費者庁/ 総務省

それではまず、「推薦・証言ガイドライン」が言及する責任者・範囲などの定義についてお話しします。

「推薦・証言ガイドライン」による責任者・範囲などの定義の特徴

まず前提として、この「推薦・証言ガイドライン」は広告・宣伝やマーケティングにおいての第三者の推奨と証言についての解釈を示したものです。そして、その対象は、インターネット、ソーシャルメディア、ブログ、口コミサイト、アフィリエイトなどが挙げられます。つまり、インターネット関係全般が関わってくるガイドラインということになります。

このガイドラインのポイントは 、「第三者の推薦や証言を広告・宣伝、マーケティングで利用する際には、欺瞞的(deceptive)、誤解を招く(misleading)、虚偽の説明(misrepresentation)を避けること。第三者の発言そのものを使うこと。第三者はその商品(サービスなど)の利用をした上で発言しなければならない。」と表記されていることです。

そして、第三者の推薦や証言の具体例としては、以下の3つが挙げられます。

消費者による証言

消費者による証言を使いたい場合は、広告主はそれが代表的な意見であるという根拠を持たなくてはなりません。根拠が明確でない場合には、広告主はその消費者の発言が「典型的でない」、「すべての人が同じ結果を得るわけではない」といった警告文を入れる必要があります。

専門家による証言

専門家による証言を使いたい場合には、専門家の「専門」が広告主の製品分野にとって妥当であり、かつ証言に関する専門分野で資格を持っていることが条件になります。

第三者と広告主の重大な関係(material connection)の開示

第三者が広告主から支払いや無料提供、または何らかの形で対価を得て証言をする場合、第三者と広告主の関係を明確に提示しなくてはなりません。

「推薦・証言ガイドライン」の解釈事例

では「具体的にはインターネット上でどんなケースが問題になるの?」という点について、ここからは具体的なガイドラインの解釈事例をご紹介します。

口コミサイトに関する解釈事例

自社製品の口コミ

「音楽ダウンロード技術に関するメッセージボードがあり、MP3プレーヤーなど再生機器の情報交換がされています。その中で機器メーカーの従業員が自社製品を推奨するメッセージを書き込みました。この場合、その従業員はメッセージボード上で従業員であることを明確にわかるように開示しなくてはなりません。」

― 従業員であることを明示せずに自社製品をアピールした場合、メッセージボード内の中立性が失われ、意図的に自社に有利な情報を流した行為がステマととられてしまいます。

対価が発生しているユーザーのコメント

「企業が自社製品販売サイトでユーザーのコメントを載せていますが、一部のユーザーはその企業の製品を無料で受け取ってコメントしています。その場合、無料商品によるコメントについては、事業者はその情報を開示する必要があります。」

― 対価を受け取ってコメントをしているので、当然そのことを開示しないといけないということです。

ブログとブロガー(YouTube投稿なども含む)に関する解釈事例

ブログでの商品レビュー

「商品を自分で買った消費者や地元スーパーなどから無料サンプルを任意でもらった消費者が、自分個人のブログでその商品についての意見を記載することはガイドラインの証言の範囲ではありません。 ただし、その消費者が、広告主・事業者から商品やその他対価を受け取る場合、または、マーケティングのネットワークグループに参加して、様々な商品を無料で受取り、それらに関する意見を個人ブログに記載する場合には、ガイドラインの対象と、広告主・事業者から無料商品を受け取って記載していることを開示することが必要になります。」

― 事業主から対価を受けてその見返り的に意見や感想をブログ等に記載する場合は、事業主との関係性を開示する必要があるということですね。

広告主とブロガーの相互責任

「スキンケア製品の広告主がブロガーと契約し、広告主は新しいボディーローションについてブロガーに書いてもらうことになりました。その広告主はローションが肌の問題に効果があるとは言っておらず、ブロガーもその点を確認してないのに、ブロガーはローションが湿疹を治すと書き、湿疹の問題のあるブログ読者にそのローションを推薦しました。この場合、ブロガーも広告主も欺瞞的、かつ根拠のない説明をした責任を負う対象になります。さらに、ブロガーはブログレビューの対価をうけていることを明確に開示していないとその責任も負うことになります。」

― このケースは、契約したブロガーがもともと商品自体の持っていない効果をアピールしたことに関して、広告主とブロガー両方に責任が発生した事例です。広告主は契約したブロガーの記事の確認を行う必要があり、ブロガーも対価を受けていることを開示せず、根拠のない説明をした責任が問われます。

無料体験、無料借用後のブログ投稿

「自分で支払わないでレストランの評価を個人ブログで書く場合、その事実を開示しなくてはなりません。また、商品を無料で受け取り、返却する場合でも、商品によってはその事実を開示するべきです。例えば長期に自動車をメーカーやディーラーなどから無料で借りた後、その自動車についてブログに記載する場合には、無料借用の事実を開示するべきです。」

― 無料で食事をさせてもらったり、何かを借りて使用させてもらったりしてから、それに関するレビューや感想をブログに記載する場合は、無料で試したというバックグラウンドをしっかり明示しなくてはならないということですね。

専門家や有名人に関する解釈事例

「専門家や有名人が会社のスポークスマンという場合、通常のメディアにおける広告やトークショーでの証言などと同様に、その人のブログやウェブサイトにおける証言もガイドラインの対象となります。また、専門家や有名人が、Twitterなどでツイートする場合、ある商品のスポークスマンであるという事実を多くの人が知っている場合は、ツイートのたびに広告主との関係を開示する必要はありませんが、周知のことかどうか判断がつきにくい場合には、開示することが望まれます。一般的にはADやsponsoredといれることが推奨されます。」

― 会社のスポークスマンを務める専門家や有名人は、常に注意して発言しなくてはならないということですね。

ソーシャルメディアにおける証言に関する解釈事例

ソーシャルメディア上での商品レビュー

「ソーシャルメディア上でも自分で買った商品や無償で入手したものにコメントや写真を載せることに対しては、ガイドラインの適用はありません。ただし、スポンサーのあるキャンペーンや対価がある場合、または将来の購入割引といった関係があれば、その事実を開示するのが適切です。」

― ソーシャルメディア上での書き込みも対価がある場合にはブログと同様にガイドラインが適用されるということですね。

Like(いいね!)ボタンの問題

「広告主が消費者にFacebookでLikeボタン(いいね!ボタン)を促すインセンティブを提供するのは問題があります。また、存在しない人や商品を使ったことが無い人が、Like(いいね!)をするのは人を騙す行為でありで、そうした偽りのLike(いいね!)をした消費者も広告主も法的責任の対象となります。」

― これはなかなか難しい問題だと思いますし、規制するのも大変だとは思います。しかし、要するにサクラの「いいね!」は規制されますよ!(ないね!)ということですね。

事業者がPR会社にソーシャルメディア運営を代行してもらうケース

「企業がPR会社を使ってソーシャルメディアマーケティングを展開しています。その場合でも、企業はその代理者(この場合はPR会社)がすることに法的責任があります。企業は、PR会社がソーシャルメディアネットワークのメンバーを指導し、モニターする適切なプログラムを持っていることを確認するべきです。また企業は、そうした運営とモニタリングがなされているかを定期的に報告させるべきです。」

― 企業はPR会社にソーシャルメディアの運営を任せたからといってすべてOK!というわけではなく、そのPR会社がおこなうことにも法的責任を負うということですね。公正な運営とチェック体制が重要だということです。

情報開示の定義、推奨される開示方法について

FTC (Federal Trade Commission:米連邦取引委員会)は2013年3月「comDisclosures:オンライン広告上で効果的に情報開示する方法」を発表しました。この文書では第三者と広告主の重大な関係(material connections)の明確な開示方法などを詳細に説明しています。

「推薦・証言ガイドライン」の違反に対する罰則

次にガイドラインに抵触した場合どうなるか、ですが、実は「推薦・証言ガイドライン」そのものには、違反に対する民事罰則はありません。しかし、ガイドラインを逸した行為があれば、FTC法(15 U.S.C. §§ 41-58)が適用され、FTCが「欺瞞的か不当な行為や慣習(deceptive and unfair acts or practices)」と判断すると、FTCは「審決→審判手続き→命令執行強制」という流れで手続きをおこないます。

以上が米国における「推薦・証言ガイドライン」の概要でした。日本でも話題に挙がってきているステルス・マーケティングですが、米国ではしっかりとした法規制がなされていることが確認できたと思います。

さて後編では、実際に米国で問題に上がった具体的な訴訟の事例をご紹介したいと思います。AmazonやYelpといった企業が話題に挙がってくるお話ですので、ぜひチェックしてくださいね。

ネットPR.JP編集部

ネットPRサービス「News2uリリース」の紹介動画をYouTubeに公開!

10 years 5ヶ月 ago
ネットPRサービス「News2uリリース」
ネットを使ったPRできていますか?

ニュースリリースを活用した情報発信で「見つけてもらうPR」を!

いま、「購買するまでのプロセスのうち57%の過程を、お客様自身が情報収集しているといわれています。(※)」よって企業の情報をいかにお客様から「見つけてもらえる情報」にしていくかが重要になりました。

この動画では、効果的に情報を見つけてもらえる機会を増やす、ネットPRサービス「News2uリリース」について紹介しています。

※出典:CEB, MLC Customer Purchase Research Survey, 2011

「ネットPRコンセプトブック」をSlideShareに公開!

しかし、そもそもお客様ご自身に企業の情報を見つけていただく、「見つけてもらうPR」はなぜ必要なのでしょうか。

ここでその「見つけてもらうPR」の重要性を具体的に紹介した「ネットPRコンセプトブック」をご覧ください。


より効果的な「ネットPR」のために

情報環境の変化により、ユーザーは好きな時に好きな情報を検索して入手できるようになりました。情報を提供する側も、自社サイトなどのオウンドメディアを介してあらゆる情報を公開することが可能になっています。

ではそのような時代に、より効果的にネットを通じたPRをしていくにはどうしたら良いのでしょうか。そこでこの「News2uリリース」紹介動画と「ネットPRコンセプトブック」をご覧いただき、少しでも皆様のご理解のお役に立てれば幸いです。

ondy

【月間ベスト ネットPR賞】2015年5月は、「アイリス暮らし便利ナビ」アンケート調査に関する、アイリスオーヤマ株式会社様のネットPR事例が受賞!担当者様からの受賞コメントを公開

10 years 5ヶ月 ago
bestrelease_201505

すでにニュースリリースで発表させていただきましたとおり、2015年5月の「月間ベスト ネットPR賞」はアイリスオーヤマ株式会社様です。

選考理由(ニューズ・ツー・ユー ベスト ネットPR賞 選考委員会より)

2015年5月の月間ベスト ネットPR賞は、アイリスオーヤマ株式会社様の「アイリス暮らし便利ナビ」アンケート調査に関するネットPR施策です。

アイリスオーヤマ株式会社様では、暮らし、健康、料理などに役立つ情報を発信するコミュニティサイト「アイリス暮らし便利ナビ」を運営されています。同サイトでは、サイト会員を対象に季節の行事や生活にまつわるアンケートを行っており、その結果をサイト上で発表するとともにニュースリリースでも広く配信しています。

5月には、以下の2本のニュースリリースが配信されました。

季節の行事や暮らしにまつわる各家庭でのちょっとした習慣の違いや、ある事柄についてみんなどう思っているの? というアンケート調査は、メディアで取り上げられやすいトピックといえます。ニュースを目にしたネットユーザーも「自分なら…」とソーシャルメディアなどで語るきっかけにしやすく拡散力があります。

また、このように季節ごとにアンケート調査を行ってユーザーの思いや暮らしぶりを「見える化」していくことは、ユーザー間の共感や親密感を育み、近年、ネットPRで重視されているブランド・コミュニティの醸成にも役立つといえます。

このようにユーザーアンケートを上手に活用してニュース発信していく施策は、ネットPRに取り組む幅広い企業のお手本になると思い、アイリスオーヤマ株式会社様に5月の月間ベスト ネットPR賞を贈賞いたしました。

選定のポイント

  • 時節ごとにタイムリーな調査レポートを情報発信している
  • 最も気になる質問項目を選んで思わずクリックしたくなるタイトルをつけている
  • マーケティング、話題づくり、ユーザーコミュニティの醸成などさまざまな副次効果が期待できる施策であること
受賞コメントをいただきました!

iris_201505
写真左より)株式会社アイリスプラザ 朝岡 宏和様、山田 真理子様、斎藤 瑞来様

「アイリス暮らし便利ナビ」は、暮らしのお役立ち情報や生活の知恵の発信を通じてアイリスオーヤマのことをもっとお客様に知って貰いたい、アイリスオーヤマのファンになって貰いたいという想いで運営しているWebサイトです。

受賞のきっかけとなった「暮らし調査隊~暮らしのあれこれアンケート~」は、時節ごとの行事や記念日などに合わせたテーマを設け、「他の人はどうしているのか気になるけれどなかなか聞けない暮らしのあれこれ」を会員様にアンケート調査するコーナーです。その結果をコンテンツとして公開、またNews2uリリースで配信することで、話題提供や会員様との交流を図りたいと考えています。

「暮らし調査隊~暮らしのあれこれアンケート~」は、2015年4月から新コーナーとして立ち上がり、月間1~2本ペースで更新していますが、その都度アンケート実施時には予想もつかなかった意外な発見があります。今回、月間ベストネットPR賞を頂いたリリースのひとつ「おにぎりについてのアンケート結果発表」中の「おにぎりを握ってほしい有名人ランキング」においては、男性が選ぶ有名人は癒し系女優、女性が選ぶ有名人は料理上手な人が名を連ねる結果となりました。これを受けて「男性はシチュエーション重視・女性は実利重視」と分析・掲載されている他サイト記事があり、話題を呼ぶコンテンツとなったことを嬉しく思っています。

サイト運営担当者は着任したばかりで、文章作成・ページ構成など手探りで行っているのが現状です。その中でも、他社様のニュースリリースなどを参考に、目を引くタイトルやイラストを入れるよう工夫しています。News2u様からもその点を評価していただき、自信を持つことができました。

今回の受賞をきっかけに、「アイリス暮らし便利ナビ」をさらに多くの人に知って頂き、毎日が便利に、そして楽しくなるような情報を配信し続けることでアイリスオーヤマのファン獲得につなげたいと考えています。

株式会社アイリスプラザ メディア企画部 Web広報チーム 山田 真理子様

アイリスオーヤマ株式会社様、ご受賞おめでとうございます。

saico

【イベントレポート】近畿大学様、BAKE様にご講演いただいた、ネットPR最新事例イベント「ネットPR Day 2015【春】」は、大盛況のうちに終了しました!

10 years 5ヶ月 ago
2015_report_eye

2015_report_eye

News2u主催イベントの「ネットPR Day 2015【春】」(2015年5月27日開催)にお越しいただき、ありがとうございました。当日はたくさんのお客様にご来場いただき、会場からもたくさんのご質問が出るなど、大盛況のうちに終えることができました。

近年、情報環境の変化により、ユーザーは好きな時に好きな情報を検索して入手できるようになりました。情報を提供する企業側も、自社サイトなどのオウンドメディアを介してあらゆる情報を公開することが可能になっています。このような時代に、より効果的にPRするにはどのように対応していくべきでしょうか?

今回、「ネットPR Day 2015【春】」では、学校(大学)と洋菓子のスタートアップ企業というジャンルの異なる2つの最新取り組み事例を、近畿大学様とBAKE様にお越しいただきご講演いただきました。

第一部でご講演いただいた、学校法人近畿大学 世耕 石弘 様には、100枚あまり準備されていたというスライドと、熱の入ったトークで観客の皆さまを惹きつけてらっしゃいました。第二部の株式会社BAKE 阿座上 陽平 様には、スタートアップ企業ならではのデザイン性の高いプロモーションツールや、シンプルにストーリーを伝えるという明確なコンセプトに観客の皆さまの心を捉えてらっしゃいました。当日ご興味はあったけれど、お越しできなかった皆さま、ぜひイベントレポートをご覧ください。

開催概要

ネットPR Day 2015【春】(※ネットPR最新事例をご紹介)

  • 日時:2015年5月27日(水)15:00~17:30
  • 開催場所:都市センターホテル(東京都千代田区平河町2-4-1)
  • 参加費:無料(事前登録制・申し込み多数の場合は抽選)
  • 対象:広報、広告宣伝、マーケティング、オウンドメディア/ソーシャルメディアのご担当者様
  • 主催:株式会社ニューズ・ツー・ユー

プログラム

  • ご挨拶
    増田 彰(株式会社ニューズ・ツー・ユー 代表取締役社長)

news2u_masuda

  • 【第一部】ネットPR最新事例
    「知と汗と涙の近大流コミュニケーション戦略」
    学校法人近畿大学 広報部 部長 世耕 石弘 様

kindai_sekousama
sekou_02s

▼セミナーレポート(学校法人近畿大学様)

本セミナーでは、総合大学が抱えるジレンマに対して行なった改革と、大学の魅力を最大限に引き出す積極的なメディア戦略について、実例を交えながらお話しいただきました。

世耕様が表現する「入れ替えのないリーグ戦」や、ブランドの価値観で決まる大学の人気や知名度。これらを打破するためには「広報の力で変えていくしかない!」と、遊びながら英語を楽しく学ぶというコンセプトで開設された「英語村」や、近大マグロで一躍有名となった近畿大学水産研究所のリアル店舗としての開業、「日本一度派手な入学式」といった、これまでの固定観念を壊す取り組みや手段を使いブランディングを進められたそうです。

グローバル化より「まずはIT化!」とし、徹底的にWebを活用した広報戦略に移行。日本初の出願完全ネット化となる「近大エコ出願」やAmazonとの提携による教科書販売のネット化、卒業式をはじめ撮った動画をすべてYouTubeに公開するなどIT化を進められました。これらの取り組みが主要新聞社に取り上げられ、ソーシャルメディアなどで拡散されたことで、認知度は全国区にまで急上昇を遂げました。

特にWebにおける情報拡散や話題化にはNews2uリリースが大きく貢献し、2014年度に配信された全ニュースリリース369本のうち、161本がメディアに取り上げられたそうです。13学部48学科を有する総合大学としてのイベントや研究結果ネタを、余すことなくニュースリリースやソーシャルメディアを使った「ネットPR」で情報発信を行われています。オンラインでは、ソーシャルメディアやネットなどでもリアルタイムで反応をチェックされるなど、徹底された「攻めの広報」という姿勢が印象的でした。

  • 【第二部】ネットPR最新事例
    「お菓子のスタートアップが年商を10倍にしたプロモーション戦略
    ~HOW TO DRIVE OUR BUSINESS WITH COMMUNICATION~」
    株式会社BAKE ONLINE事業部 部長 兼 広報室 室長 阿座上 陽平 様

bake_azagami
BAKE_azagami

▼セミナーレポート(株式会社BAKE様)

本セミナーでは、お菓子のスタートアップとして、1年で10倍の売り上げを得るまでの過程を含め、「スイーツ×テクノロジー」を軸としたデジタルマーケティング戦略について、お話いただきました。

保守的な洋菓子業界で、「お菓子にもっと新しい価値を」をミッションに、働く自分たちがワクワクすることをやっていきたいとおっしゃっていた阿座上様。「なぜ我々はこの商品を提供しているのか?」「何が我々の価値なのか?」を常に考え、コンセプトやストーリーをシンプルに伝え、ゴールデンルートに乗せて多くの人に届けること、そしていかにしてメディアに見つけてもらうかを大事にされているそうです。

FacebookやTwitterといったソーシャルメディアとNews2uリリースを活用し、ニューストピックに出てくるようなホットなキーワードやタイミングを狙って、情報発信が行われています。コーポレートコミュニケーションとしては、自らのことをジャーナリズム的に語り、自社発信力を高める施策として、2015年5月に「THE BAKE MAGAZINE」をオープン。またオンラインでの情報発信力があり、IT業界では知られる存在の塩谷舞さん(@ciotan)を編集長に立て、堅くなりがちな企業の情報を、編集長という人のフィルターに通すことで伝えたい人たちに届ける、情報発信+ブランドジャーナリズムを実現されています。1本目の記事から2万PVを達成し、Facebookでも「いいね!」をおよそ1500~1600獲得したことから、取材依頼も増加したそうです。

今後はお菓子業界の横の結びつきを強めるため、「お菓子のメディア」をローンチ予定。各業界や店舗、ジャンルでどのお菓子が人気なのかなど、マーケティング視点で業界及び生活者に対して、さらなる情報発信を進められるそうです。

▼BAKE様 登壇資料「HOW TO DRIVE OUR BUSINESS WITH COMMUNICATION」(SlideShare)

※その他、ネットPR Day 2015【春】 の当日の様子はFlickr、ハッシュタグ投稿まとめでご覧いただけます。

//

hashtagu

本セミナーの告知コンテンツ

本セミナーの告知ニュースリリース一覧

saico

【月間ベスト ネットPR賞】2015年4月は、環境都市ポータルサイト「ニッポン環境都市探訪」を中心とした、日本テクノ様のネットPR事例が受賞!担当者様からの受賞コメントを公開

10 years 6ヶ月 ago
bestrelease_日本テクノ

すでにニュースリリースで発表させていただきましたとおり、2015年4月の「月間ベスト ネットPR賞」は日本テクノ株式会社様です。

選考理由(ニューズ・ツー・ユー ベスト ネットPR賞 選考委員会より)

2015年4月の月間ベスト ネットPR賞は、コンテンツマーケティングおよび企業ブランディングのためのネットPRの優れた事例として参考になる、日本テクノ株式会社様の環境都市ポータルサイト「ニッポン環境都市探訪」に関する施策です。

日本テクノ株式会社は、電気に関する幅広いサービスを展開し、企業の省エネを支援する電力のトータルソリューションカンパニーです。
電気のマネジメントサービスを提供する企業として、地球温暖化などの環境問題や省エネに役立つさまざまな情報を自社のオウンドメディアで発信しており、そのひとつが日本の各都市の取り組みにスポットを当てたポータルサイト「ニッポン環境都市探訪」です。

2013年1月のオウンドメディア開設から毎月、日本全国の「環境モデル都市」や「環境未来都市」など環境先進都市を取材してきた同サイトの探訪記事が、2015年4月公開の「東京都千代田区編」で全国47都道府県制覇を達成しました。

コンテンツマーケティングは、顧客、潜在顧客、サイト訪問者それぞれに有益な情報を提供することでリード獲得や企業ブランディングにつなげる注目の手法ですが、コンテンツ内容をどうするか? いかに継続的に情報を発信していくか? などで試行錯誤している企業は少なくありません。

日本テクノ様のオウンドメディアの情報発信は、企業向け、自治体向け、家庭向け、小・中学生向けにコンテンツが用意されており、省エネ・エコロジー・環境についての社会に役立つ情報が豊富に詰まっています。
全国の自治体の事例をコツコツ取材して情報発信を続け、47都道府県を網羅した実績を告知することは、コンテンツの付加価値を高めると同時に企業への信頼感を高めることにもつながります。

また、日本テクノ様は32万部発刊の季刊誌「環境市場新聞」を発行して、紙媒体とネットPRそれぞれのメディア特性を生かした情報発信を行っています。この新聞は顧客サービスとしても好評とのことです。

このように、オリジナルの品質の高いコンテンツを用意し、きめ細かく発信する取り組みはぜひ見習いたいものです。

選定のポイント

  • 2013年1月から2年以上の歳月をかけて全国47都道府県50コンテンツを取材・制作し、同時にニュースリリースやソーシャルメディアで更新内容を告知
  • 「47都道府県制覇」をリリースなどで報告することで、コンテンツの付加価値と企業への信頼感を高める効果が期待できる
  • 自社が発行する新聞と連動してワンソースマルチユースで作成したコンテンツを広く活用している
受賞コメントをいただきました!

nihon-techno_201504
日本テクノ株式会社 三ツ木 陽子様(左)、古跡 道洋様(右)

日本テクノでは自社サービスの“省エネ”を中心とした電気事業に関する、正しい情報をより多くの人に知ってもらいたいという思いから「環境市場新聞」を自社で発刊しています。内閣府地方創生推進室が構想を進める「環境モデル都市」に指定された自治体の活動を中心に取り上げる「ニッポン 環境都市探訪」の取材企画は、新聞の企画として2013年1月から始まりました。

当初、取材経験がない中で企画~取材アポイント、インタビュー、原稿作成までを行いました。インタビューを通して自分の中に知識や情報が蓄積し、新聞記事がオンラインでも展開され、月二回を基本に定期的な公開を行うコンテンツにまで成長しました。またNews2uリリースやFacebookでもご紹介させていただきました通り、約2年半コツコツと取材を続けていき、2015年4月の記事公開で47都道府県50都市を達成することができました。

コーポレートサイト内では、現在約20コンテンツを広報室の4名で運営し、一部の取材・原稿作成~Web編集、News2uリリースやFacebookまでを担当しています。月間100万PVを目標に、B to B向けサービスを企業、そしてその中にいる個人にまで知っていただくためのツールとして制作を行なっています。また自社ブランディングの観点でも、日本テクノを知ってもらうための情報発信という2つの意味があります。

今回、選考理由の中に「質の高いコンテンツを継続的にニュースリリースで配信してきた」という点を評価していただき、自分自身とても意識してやってきた部分だったので、その点を理解していただき、とても嬉しく思いました。これをひとつの結果として受け止め、他でも評価されるようなコンテンツを作っていこうと思いました。

日本テクノ株式会社 広報室 古跡 道洋様

日本テクノ株式会社様、ご受賞おめでとうございます。

saico

【ネットPR Day 2015【春】】ネットPR活用を検討している企業・学校法人様向けのセミナーを5月に東京で開催(受講無料)~固定概念を壊し続ける「近畿大学」様と、焼きたてチーズタルトで人気の「BAKE」様による講演が決定~

10 years 7ヶ月 ago
2015_wkokuchi_eye

main_visual2015

ネットPRを軸に効果的なマーケティングコミュニケーションの実践に関するセミナー「ネットPR Day 2015【春】」を東京にて2015年5月27日(水)に開催いたします(受講無料)。※ 詳細/お申込はこちらから

ニューズ・ツー・ユー「ネットPR Day 2015【春】」開催概要

※ 詳細/お申込はこちらから

■セミナー概要:

  • 1.ご挨拶(15:00~15:15)
  • 株式会社ニューズ・ツー・ユー 代表取締役社長 増田彰

  • 2.ネットPR最新事例紹介
  • 第一部 (15:20~16:10)
  • タイトル「知と汗と涙の近大流コミュニケーション戦略」
    学校法人近畿大学 広報部 部長 世耕石弘様

  • 第二部 (16:15~17:05)
  • タイトル「お菓子のスタートアップが年商を10倍にしたプロモーション戦略(仮)」
    株式会社BAKE ONLINE事業部 部長 兼 広報室 室長 阿座上陽平様

  • 3.ニューズ・ツー・ユーからのお知らせ(17:10~17:20)
  • =========================================================
    ・受講: 無料
    ・定員: 100名
    ・対象: 広報、広告宣伝、マーケティング、オウンドメディア/ソーシャルメディアのご担当者様
    ・主催: 株式会社 ニューズ・ツー・ユー
    ※ 詳細/お申込はこちらから
    =========================================================

    2011年から開催してきた「ネットPR Day」。2015年はいろいろな角度からネットPRの最新動向・事例を集めて適時、皆様と共有していきたいと考えています。

    情報環境の変化により、ユーザーは好きな時に好きな情報をWebで入手できるようになりました。情報を提供する企業側も、自社サイトなどのオウンドメディアを介して様々な情報を発信することが可能になっています。このような時代に、より効果的にPRするにはどのように対応していくべきでしょうか?

    今回、「ネットPR Day 2015【春】」では、学校(大学)と洋菓子のスタートアップ企業というジャンルの異なる2つの最新の取り組み事例を、「近畿大学」様と「BAKE」様にお越しいただきご講演いただきます。貴重な機会ですのでぜひご参加ください。

    saico

    【セミナーレポート】企業のネットPR活用事例を紹介「ネットPR事例セミナー」(受講無料)を開催しました!

    10 years 7ヶ月 ago
    20150422_netpr.jp

    2015年4月22日にネットPR活用を検討されている方向けの「ネットPR事例セミナー」を(東京/半蔵門)開催しました。定員10名と小規模で受付開始すぐに満席となりましたが、今後も定期的に開催予定です。「ネットPR」での情報発信に興味はあるけど、今回セミナーに参加できなかった!という方のためにSlideShareで当日の資料を公開いたします。

    20150422_netpr.jp

    ニューズ・ツー・ユー「ネットPR事例セミナー」
          • 開催日時:2015/4/22(水)16:30~18:00
          • 場所:株式会社ニューズ・ツー・ユー 1階セミナールーム (東京都千代田区一番町2-2 一番町第二TGビル)
          • 定員:10名
          • 参加費:無料(事前登録制)
          • 対象:広報、広告宣伝、マーケティング、オウンドメディア/ソーシャルメディアのご担当者様
          • ・セミナー内容:
            ▼第一部:ネットPR概要/ネットPR活用事例のご紹介
            ▼第二部:ニューズ・ツー・ユーのサービスのご紹介

    セミナー内容

            ▼第一部:ネットPR概要/ネットPR活用事例のご紹介

          ▼第二部:ニューズ・ツー・ユーのサービスのご紹介

      なお、「ネットPR事例セミナー」は今後も定期的に開催していく予定で、東京をはじめ他のエリアでの開催も計画しております。ご興味のある方はぜひ次回セミナーにご参加ください。少人数開催で直接質疑応答などがしやすい環境のため、ネットPR活用に関する理解を深めることができます。

      ■ニューズ・ツー・ユー「ネットPR事例セミナー」を5月に開催!
      ※ お申込はこちら
      ・日時: 2015年5月20日(水) 16:30~17:45(予定)
      ・会場: 株式会社ニューズ・ツー・ユー 1階セミナールーム
           〒102-0082 東京都千代田区一番町2-2 一番町第二TGビル

      ※ 詳細はこちら

      ============================================================================================
      ▼ニューズ・ツー・ユー「ネットPR Day 2015【春】」セミナー開催が決定
      ============================================================================================
      2015年5月27日(水)に開催される「ネットPR Day 2015【春】」のセミナー(受講無料)では、学校(大学)と洋菓子のスタートアップ企業というジャンルの異なる2つの最新の取り組み事例を、「近畿大学」様と「BAKE」様にお越しいただきご講演いただきます。この機会にぜひご興味のある方は、下記よりお申し込みください。

      お申込はこちらから

      ■ニューズ・ツー・ユー「ネットPR Day 2015【春】」開催概要
      ・日時: 2015年 5月 27日(水) 15:00~17:30(開場 14:30予定)
      ・会場: 都市センターホテル(東京都千代田区平河町2-4-1)
      詳細はこちらから

      ・セミナー概要: 
      1.ご挨拶(15:00~15:15)
      株式会社ニューズ・ツー・ユー 代表取締役社長 増田彰

      2.ネットPR最新事例紹介
      第一部 (15:20~16:10)
      タイトル「知と汗と涙の近大流コミュニケーション戦略」
      学校法人近畿大学 広報部 部長 世耕石弘様

      第二部 (16:15~17:05)
      タイトル「お菓子のスタートアップが年商を10倍にしたプロモーション戦略(仮)」
      株式会社BAKE ONLINE事業部 部長 兼 広報室 室長 阿座上陽平様

      3.ニューズ・ツー・ユーからのお知らせ(17:10~17:20)

      =========================================================
      ・受講: 無料
      ・定員: 100名
      ・対象: 広報、広告宣伝、マーケティング、オウンドメディア/ソーシャルメディアのご担当者様
      ・主催: 株式会社 ニューズ・ツー・ユー
      詳細・お申し込みはこちらから
      =========================================================

    saico

    【月間ベスト ネットPR賞】2015年3月は「価値あるニュースを作り出し、オンラインで発信を続ける」近畿大学様のネットPR事例が受賞!担当者様からの受賞コメントを公開

    10 years 7ヶ月 ago
    bestrelease_バナー201503

    すでにニュースリリースで発表させていただきましたとおり、2015年3月の「月間ベスト ネットPR賞」は学校法人近畿大学様です。

    選考理由(ニューズ・ツー・ユー ベスト ネットPR賞 選考委員会より)

    2015年3月の月間ベスト ネットPR賞は、学校法人近畿大学様のネットPR施策です。

    近畿大学様のネットPR施策は「ニュースの見つけ方」、そしてニュースリリースを書く中で「ファクト(事実)に付加価値を加えるノウハウ」が学べる、優れたネットPR事例です。

    近畿大学様の「平成27年度一般入試志願者数が過去最高を記録したことを告知する」ニュースリリースが、2015年3月17日に配信されました。

    災害時の生徒の安全に対する取り組み、産学連携、研究成果の発表、学校行事の告知、さらには部活動、全国の付属校の活動や成果についてなど、教育・研究・学校生活のあらゆる分野に“ニュース”を見出して、細かく情報発信しています。

    近畿大学様が取り組んでいる教育・研究面の改革とともに、こうした情報発信の積み重ねが過去最高の志願者数達成につながっているといえます。

    選定のポイント

    • 過去最高の志願者数というニュースに、背景の分析という踏み込んだ情報を加えて読み応えのあるリリースにしている
    • それぞれのニュースに「WHY」「HOW」がきちんと語られていて情報発信の意図が明確
    • 多角的な情報発信の積み重ねによるブランディングのノウハウを体現している
    受賞コメントをいただきました!

    bestnetpr_201503
    受賞リリースご担当:近畿大学 広報部 横山創一様

    2015年3月の月間ベストネットPR賞に選定いただき、ありがとうございます。

    この賞に選ばれたことは、「近大エコ出願」として日本で最初に完全ネット出願に切り替え、教科書販売等に関してAmazonと提携し、今年度から入学手続きもネットで行なうなど、ネット活用を推進する本学にとって非常に喜ばしいことです。

    選定いただいたリリースは、平成27年度一般入試の志願者数をご報告する内容で、一般入試志願者日本一になった昨年以上に志願者が増えたことについて、分析を添えてお知らせしたものです。メディアの方を始めリリースを読まれる方々に本学躍進の理由をご理解いただき、大学入試の現状もお伝えしようとするものでした。結果として、2年連続一般入試志願者数日本一となったことで、多くのメディアに取り上げていただき、分析結果も報道いただきました。

    本学のリリースについては、附属学校から学生のゼミ活動、クラブ活動を始め、教員の研究成果発表、企業との製品開発と幅広く発信しており、訴求対象者も幅広いため、ネット活用が欠かせません。これからも本学の活動をご理解いただくため、リリースのネット掲載のみならず、ソーシャルメディアによる情報拡散を意識した情報発信をしてまいります。

    末筆になりますが、あらためて選出いただいた審査委員の皆様に心からお礼申し上げます。

    近畿大学広報部 スタッフ一同

    学校法人近畿大学様、ご受賞おめでとうございます。

    ============================================================================================
    ▼ニューズ・ツー・ユー「ネットPR day 2015【春】」に近畿大学様による講演が決定
    ============================================================================================
    2015年5月27日(水)に開催される「ネットPR day 2015【春】」のセミナー(受講無料)では、学校法人近畿大学 広報部 部長 世耕石弘様より「知と汗と涙の近大流コミュニケーション戦略」のテーマで、ネットPRのお取り組みや事例についてお話いただくことが決定しました。 
    この機会にぜひご興味のある方は、下記よりお申し込みください。

    お申込はこちらから

    ■ニューズ・ツー・ユー「ネットPR Day 2015【春】」開催概要
    ・日時: 2015年 5月 27日(水) 15:00~17:30(開場 14:30予定)
    ・会場: 都市センターホテル(東京都千代田区平河町2-4-1)
    詳細はこちらから
    ============================================================================================

    saico

    「ベスト・ニュースリリース大賞 2014」受賞企業・審査員のコメントを公開!~月間ベストリリース賞より受賞企業を選出~

    10 years 8ヶ月 ago
    bestreleaseaward2
    「ベスト・ニュースリリース大賞2014」受賞企業が決定!

    award2014
    今回、2015年3月10日の審査会を経て「ベスト・ニュースリリース大賞2014」受賞企業が決定いたしました。

    対象リリースは、2014年1月1日から12月31日までに表彰された「月間ベストリリース賞」の中から選出いたしました。審査員のコメントと共に、受賞企業様と受賞コメントをご紹介いたします。

    ▼審査方法

    1)ニューズ・ツー・ユーで毎月1本のニュースリリースを「月間ベストリリース賞」として選定

    2)ベスト・ニュースリリース大賞(一次審査)では、審査員それぞれに持ち点10点を付与し、対象となる2014年度「月間ベストリリース賞」を受賞された12本から配点

    3)審査会(最終審査)において各賞の決定:

    グランプリ、優秀賞、チャレンジ賞、新人賞(各1本)

    ▼審査員

    審査会0310
    左から
    ・株式会社インプレス/Web担当者Forum 編集長 : 安田 英久氏
    ・株式会社ニューバランス ジャパン マーケティング部 部長 : 鈴木 健氏(News2uユーザー会 会長)
    ・日本電気株式会社 コーポレートコミュニケーション部長 : 飾森 亜樹子氏
    ・株式会社ニューズ・ツー・ユー 代表取締役会長 : 末松(神原)弥奈子

    受賞企業の発表

    .award-box { padding:19px; border:1px #e9e9e9 solid; } .award-box p { margin:20px 0 0 0; } .award-box .jusyo { width:600px; float:left; } .award-box .jusyo img { float: left; margin-right:20px; display:block; width:220px; } .award-box .jusyo div { width:360px; float:left; } .award-box table .comment { padding:20px 0 20px 0; } .award-box table img { border: #FFF 1px solid; } .award-box table tr td { vertical-align:top; }

    ■全体総評

    審査を通じて全体的に感じたことは、これまでの「リリース」の形式や役割が変化してきているという点です。審査会でも、各審査員の立場や視点からの意見や気づきを語り合い、リリースの役割が大きく変化するなかでの評価について議論がおこなわれました。記者・メディアに向けて届ける「プレスリリース」ではなく、ステークホルダーに直接届ける「ニュースリリース」に合った、データや動画、プレゼン資料などを積極的に活用したネットPRが増えている点からも、企業の情報発信の目的や内容に変化が起きている状況がうかがえました。

    また、マーケティング的視点では、リリースを「ワンソースマルチユース」としてコンテンツ活用できる横展開の効くリリース(コンテンツ)の評価や、広報的視点として、メディアや関係者への「リリースを読む側へのさりげない配慮」の評価などが話題にあがりました。加えて、リリースタイトルを短くまとめるだけでなく興味喚起を起こさせる工夫など、タイトルを目にした時点で「想起させる」取り組みも評価のポイントになりました。
    今回、2時間近い審査の末、「グランプリ」、「優秀賞」、「チャレンジ賞」、「新人賞」が決定しました。

    株式会社ニューズ・ツー・ユー 代表取締役会長
    末松(神原)弥奈子

    【グランプリ】株式会社アイレップ様

    ■受賞リリース(2014年9月配信)

    irep_koizumi
    コーポレートコミュニケーション本部
    広報・販促グループ グループマネージャー
    小泉 由貴子様

    この度は、グランプリという光栄な賞を頂戴し誠にありがとうございました。私どものようなBtoBでネット、かつ代理店という企業が選ばれたことに大変驚きました。このレターは、そのようなBtoBの企業がどうしたら生活者とコンタクトを取れるか、という課題から企画されたものです。このようなアウトプットを成し得たチームをとても頼もしく感じております。これからも各方面からのPRにチャレンジして参ります。

    ■評価のポイント
    株式会社ニューズ・ツー・ユー 代表取締役会長
    末松(神原)弥奈子

    1つのコンテンツをプラットフォームや配信タイミングに合わせて使い分ける、ワンソースマルチユース型のニュースリリースです。記者・メディア向けの広報活動・プレスリリースとは異なる、新しいリリースの使い方であり、直接ステークホルダーに対してデータを基に「就活市場におけるデジタル活用の情報」を提供しながら、自然な形で自社が持つノウハウと掛け合わせているリリース内容も評価されました。結果、本リリースに関して合議をおこない、「ニュースリリースの新しい活用へ期待」の想いも込め、「グランプリ」として選出しました。

    kambara2

    【優秀賞】コニカミノルタプラネタリウム株式会社様

    ■受賞リリース(2014年3月配信)

    KONICAMINOLTA_award
    コニカミノルタ株式会社
    北 陽子様

    「ベスト・ニュースリリース大賞」におきまして、優秀賞という思いもかけない賞をいただけましたことに心より感謝申し上げます。プラネタリウム「星の島で、恋をする」は、制作のきっかけや過程にもドラマがあり、多くの方々の想いや協力が詰まった作品でしたので、それをリアルに伝えたいと思ってニュースリリースを作成致しました。今後も、プラネタリウムが皆さんに身近に感じられるような広報活動を行って参りたいと存じます。

    ■評価のポイント
    株式会社インプレス/Web担当者Forum 編集長
    安田 英久氏

    ニュースリリース上の動画コンテンツを通して、ストーリー性や世界観を大切に伝えられ、丁寧に複数のニュースリリースに作り直して配信されている点を評価しました。
    また、タイトルの「全ては、ある1つの書き込みからだった」という表現は、右脳・感情に響かせるもので、コンテンツを読んでもらい、リリースの内容を印象に残してもらうポイントとして強いと感じました。

    impress_yasuda

    【チャレンジ賞】株式会社インフォバーン様

    ■受賞リリース(2014年8月配信)

    INFOBAHN_award
    プロダクション部門コンテンツ開発ユニット
    コンテンツディレクター 菅原 悠様
    広報担当 漆原 詩織様

    今回「ベスト・ニュースリリース大賞2014」チャレンジ賞をいただくことができ、大変光栄に思います。「コンテンツをターゲットにいかに届けるか」という課題は、コンテンツマーケティングを支援する企業として、まさに取り組んでいるところです。今後もSlideShareをはじめ、コンテンツの出し方など試行錯誤を重ね、より多くの方に読んでいただけるようなリリースづくりに励んでまいります。

    ■評価のポイント
    株式会社ニューバランス ジャパン
    マーケティング部 部長
    鈴木 健氏(News2uユーザー会 会長)

    社内で作った価値のあるコンテンツを、ニュースリリースに掲載することで、少しでも多くの人にリーチさせることが可能であり、フォーマットさえ決めてしまえば、内容に応じて自由に使えるというチャレンジングな方法も、マーケティング的な観点で評価しました。
    またオンライン上のニュースリリースは、読者を想定できないので、ある程度完成されたSlideShareや動画などのコンテンツとの相性が良いと感じました。

    NBJ_suzuki_takeshi

    【新人賞】ヤマハ発動機株式会社様

    ■受賞リリース(2014年1月配信)

    yamaha_kimura
    Yamaha Motor India Sales
    木村 真理子様

    新人賞をいただき、ありがとうございます。
    メディアの方、一般のお客様にもっと興味を持ってもらいたいという思いと共に、情報を正確に出すための確認作業、リリースとしてのトーンアンドマナーの統一、タイムリーに出すための各部署との連携など、広報業務の奥行きや面白さを感じとても勉強になった案件でした。現在1年の研修でインドの拠点にてマーケティング業務に挑戦中ですが、広報での経験を活かし取り組んでまいります。

    ■評価のポイント
    日本電気株式会社
    コーポレートコミュニケーション部長
    飾森 亜樹子氏

    CSR関連の情報、しかもB2Bの分野は、正しくわかりやすく伝えるには打ち出し方が非常に難しいものだと思います。受賞したリリースは、ドキュメンタリー映像を効果的に活用されながら、社外に向けてのPRだけでなく、社内に対しても途上国に対する貢献・活動の意義が伝わりやすく作られているという点を評価しました。また本リリースは、担当者様が書かれた初めてのリリースということでしたが、文章のわかりやすさ、的確さという点でも一定の水準に達しており、その頑張りと今後の期待ということで「新人賞」とさせて頂きました。

    ■全体を通して(広報の視点)
    今回も“デジタル広報・ネットPR“の世界における様々なチャレンジ・独創的な取り組みを見せていただき、勉強になりました。それに加えて、やはり広報として最低限必要な条件として

    ①適切な文言や文章でわかりやすく書いているか
    ②的確で十分なコンテンツを備えているか
    ③ニュース性やタイムリーさ、意義づけがはっきりしているか

    ということは、受け取る相手がメディアでも一般のお客様でも、配慮して大切にしていきたいと改めて思いました。

    NEC_shikimoriakiko

    全体写真
    審査中の風景。各審査員それぞれの視点から意見が出され、熱い議論が交わされました。

    ▼2014年度 月間ベストリリース賞・受賞コメント記事の一覧

    ■1月(ヤマハ発動機株式会社 広報宣伝部様)

    ■2月(株式会社カケハシ スカイソリューションズ様)

    ■3月(コニカミノルタプラネタリウム株式会社様)

    ■4月(ブラステル株式会社様)

    ■5月(学校法人近畿大学様)

    ■6月(三井不動産レジデンシャル株式会社様)

    ■7月(コニカミノルタ株式会社様)

    ■8月(株式会社インフォバーン様)

    ■9月(株式会社アイレップ様)

    ■10月(株式会社日立製作所(ITプラットフォーム)様)

    ■11月(敷島製パン株式会社様)

    ■12月(株式会社オークローンマーケティング様)

    saico

    【ベスト ネットPR賞】2015年2月は、ニューバランス・フットボール ローンチに関するネットPR施策!

    10 years 8ヶ月 ago
    bestrelease_201502_NBJ

    すでにニュースリリースで発表させていただきましたとおり、2015年2月の「月間ベスト ネットPR賞」は株式会社ニューバランス ジャパン様です。

    選考理由(ニューズ・ツー・ユー ベスト ネットPR賞 選考委員会より)

    2015年2月の月間ベスト ネットPR賞は、株式会社ニューバランス ジャパン様のニューバランス・フットボール ローンチに関するネットPR施策です。

    2015年2月5日、100年以上の歴史を持つニューバランスが待望のフットボール市場に参入するというニュースが発表され、以下の5本のニュースリリースが同時配信されました。

    フットボール市場への参入の告知と、サプライヤー契約クラブ、契約アスリートを一堂に紹介したリリースに加え、別にサプライヤー契約クラブ、契約アスリートの紹介リリースをそれぞれ用意して、各クラブや選手のより詳しい情報を伝えています。
    さらに国内の契約クラブ、モンテディオ山形とサガン鳥栖については、1本ずつ個別にリリースを配信しています。これには両チームのサポーターや関係各所がソーシャルメディアなどでシェアしやすい配慮が感じられます。

    また、2月中には、フットボール関連で以下の3本のリリースが配信されました。

    ニューバランス ジャパン様ではこのほか、「東京マラソンEXPO2015」、ベースボールシューズの発売、ガールズ・スタイルの2015春夏提案など、2月に計16本のニュースリリースを配信。そのうち12本が、News2u.net 2015年2月の月間アクセスランキングTOP20にランクインするという驚きの結果を出しています。

    このように、ひとつのニュースについて情報の枠組みを変えたり、届ける相手によって複数のリリースを用意し、きめ細かく発信する取り組みはぜひ見習いたいものです。

    選定のポイント

    • ひとつのニュースに対し、情報の枠組みを変えて複数のニュースリリースを発信
    • 情報の全体像を俯瞰できるリリースと、各契約クラブ、選手の詳細を伝えるリリースを用意して、情報をきめ細かく発信している
    • 国内はクラブごとにリリースを分けてソーシャルメディア等でシェアしやすい配慮が感じられる
    受賞コメントをいただきました!

    New Balance_award01
    株式会社ニューバランス ジャパン 岩澤 美保様

    今回、受賞した「ニューバランス・フットボール市場参入」に関するネットPR施策は、ライフスタイルのイメージが強いニューバランスにとって、スポーツブランドとしてのイメージを構築する上で、非常にインパクトの強いニュースだと思います。

    そのためこのニュースを軸に、最初に受けるインパクトや新しさから、読み手に強く印象付けて記憶に残してもらうために、「参入の背景」、「サプライヤー契約クラブ」、「スポンサー契約選手」、「グローバルの記者発表会の報告」、「日本の記者発表会の報告」というように、ニュースを分けて配信しました。

    ニュースリリースを含めたコンテンツを作るときに意識していることは、「読み手にとって役立つ、もしくはおもしろいニュースかどうか?」「シェアしたいと思える内容か?」の2点です。基本的に配信したニュースリリースのURLは、自社で運営しているFacebook上に掲載し、ソーシャルリスニングツールを使って、ニュースに対するイメージや反響、シェア数、コメントなどを拾っています。

    今回の受賞を受けまして、ニュースのある時期に反響があって盛り上がるのは大前提ですが、ニュースが少ないときに、いかにして読み手のライフイベントに応じた情報を提供して、リーチ(接点)を増やせられるか?がこれからは重要だと感じています。どうしても自社が出したい情報を優先しがちですが、今後は読む人の視点に立ち、月ごとのイベントにあわせた画像とコンテンツを用意して、ニュースリリースで配信していきたいと考えています。

    株式会社ニューバランス ジャパン
    ブランドコミュニケーションチーム PRスペシャリスト 岩澤 美保様

    株式会社ニューバランス ジャパン様、ご受賞おめでとうございます。

    saico

    「スイーツ × テクノロジー」を軸に買う理由を可視化し、顧客体験を最大化するデジタルマーケティング」~BAKEのオウンドメディア活用インタビュー~(後編)

    10 years 8ヶ月 ago
    20150202_BAKE

    20150202_BAKE

    ※前編 「焼きたてチーズタルトで有名なBAKE様のデジタルマーケティングによる高速PDCAの進め方」については、こちらから!

    適材適所のチーム体制を確立し、PDCAサイクルが機能する組織運営を目指す

    ――阿座上さんの担当する業務領域についてお聞かせください。

    PICTCAKE事業部でいうと全般ですね。カスタマーサポートからロジスティクス、商品の企画やプロモーション、Webサイト制作に至るまで、事業部全体のマネジメントを手掛けています。また、株式会社BAKEの広報として、会社全体のコミュニケーションも担当しています。

    「PICTCAKE」以外のブランドについては、ブランディング的な部分は代表取締役の長沼とデザイナー、オペレーションは店舗のマネージャーが担当していますが、広報業務についてはまだ専任の担当者がいないため、いまのところ私が広報も兼務しているというのが現状です。

    ――事業部のマネジメントも広報も阿座上さんお一人で担当されている。急成長している企業ならではの課題ですね。今後、組織作りはどのように進めていく計画でしょうか?

    そうですね。当初は3名ほどだったPICTCAKE事業部も現在では13名に増えたので、今後は私が抱えているさまざまな業務に専任のチームや担当者をつけ、各自でしっかり仮説検証を回していけるような体制を築いていくつもりです。

    いまは、カスタマーサポートチーム・プロモーションチーム・改善チームという3チーム体制を計画中で、改善チームはWebサイトやアプリなどを中心にサービスの改善を考えるセクションになります。さらにこれから社員が増えてくれば、ロジスティクスなど他の業務についても組織化を進めていきたいですね。

    BAKE_interview
    弊社インタビューアー 朝火 英樹(左)、株式会社BAKE 阿座上 陽平様(右)

    自社の「ファン層」を数値化し、指標に落とし込む仕掛けとしてオウンドメディアを活用

    ――商品のプロモーションやサイトの改善など、オンライン上の施策においては何を指標とされているのですか?

    先ほどお話した組織作りもそうですが、指標の設定もこれからというのが正直なところです。直近で考えているのはWeb解析ツールを使ったユーザー動向の調査。当社のメインターゲットは20~30代の女性ですが、誕生日ケーキという同じ商品でも友人や子供、パートナーなど贈る相手によってモチベーションが違ってくるので、それぞれに合わせたコミュニケーションをとる必要があります。

    そのためにも、性別や年代といった基本的なユーザー情報や、利用シーンがわかる写真、コメント、流入経路や購入までの時間など、さまざまなデータを複合的に解析していく予定です。そうすれば、例えば友達の誕生日ケーキを購入するユーザーに対してどのようなコミュニケーションが最適なのか、どのポイントがKPIになるのかも見えてきます。

    ――プロモーションやブランディングにあたって、オンラインやネットPRに期待することは?

    ファンを増やすためにネットPRを活用していきたいですね。ただし、ファンという言葉だけでは曖昧なので、ファンである根拠をデータ化して指標に落とし込めるような仕掛けを作る必要がある。そのひとつとして、近々スイーツに特化したメディアを計画しています。

    いまは、おいしいお菓子を食べたいと思ったら事前に調べておくか、雑誌やグルメ情報の検索サイトを見るかの3択しかありません。そこに、スイーツの情報をアプリで手軽に探せるオンラインメディアのニーズがあると思っています。

    さらに当社の商品に限らず、お菓子好きが集まるプラットフォームとして機能してくれば全体的な業界のニーズも把握できますし、自社情報だけでは接触できない幅広いユーザーとの接点を作りコミュニケーションができるのではないかと考えております。

    The CAKE magazine_201502

    ――オウンドメディアとしては、現在「The CAKE magazine(ザ・ケーキマガジン)」というブログを運営されていますね。

    「The CAKE magazine」はもともと「PICTCAKE」のSEOのために始めたものですが、今後は少し切り口を変えて、先ほどお話したような写真ケーキに関するもう少し広いニーズを拾えるメディアに作り変える予定です。そこではSEOツールを導入して、コンテンツマーケティングをよりデータ化していこうと考えています。

    そのツールを使えば「検索数×流入数×一般的なコンバージョンレート」で未来の収入を予測したり、競合の少ないキーワードとランディングさせたいページを照らし合わせてSEO的に足りない部分を抽出したりもできます。自社内にコーダーとライターさえいればさまざまなSEO対策が内製化できるので、積極的に活用していくつもりです。

    あらゆるデジタルテクノロジーを活用し、職人気質の洋菓子業界にイノベーションを起こす

    ――「News2uリリース」では、新商品やキャンペーン、メディア掲載の紹介など多彩な情報を発信されています。

    「News2uリリース」は、我々の情報をお客様へダイレクトに伝えるコミュニケーション手段として活用しています。店舗の新出店といった大きなニュースに関してはPR会社に依頼していますが、それ以外のトピックに関しては「News2uリリース」で積極的に配信していく。さらに今後は、自社のオウンドメディアと連動させてオウンドメディアの更新性を高めるための活用もしていきたいです。

    メディアリレーションという意味で言うと、伝播力や編集力の面から見ても、やはりテレビや雑誌などのメディアの力を借りないと訴求できないものは多いです。我々が発信するメッセージとメディアが特定のコミュニティ(読者)のために発信するメッセージは違ってくるでしょうし、そこはメディアだからこそできるBAKEの見せ方というのに期待しています。

    Release_bake
    News2uリリースで配信したキャンペーンのニュースリリースは、ソーシャルメディア上でも反響が見られた。

    ――素朴な疑問ですが、大企業以外の洋菓子メーカーで、そこまでIT化に積極的なところはあるのでしょうか?

    ここまで積極的な洋菓子メーカーはないでしょうね。これは私見ですが、職人の方々が会社を作っていることがひとつの要因だと思います。しかし私はもともとオンラインマーケティングの出身ですし、代表の長沼も前職は商社です。つまり、我々は作り手ではなく売る側の視点から「おいしいお菓子をどのような方法でブランディングしていくか」を考えることができる。その違いではないかと捉えています。

    売上を伸ばすためには、何にお金をかければいいかを明確にする必要があります。そこで我々が選択したのがデジタルテクノロジーの活用。ニュースリリースも含め、認知拡大やサービス改善、ユーザー理解に役立つテクノロジーはどんどん取り入れていくべきですし、その取り組みを通して、いずれは洋菓子業界にイノベーションを起こす存在になれたらと思っています。

    BAKE_logo

    ■インタビューを終えて(朝火)
    今回、BAKE様に「スイーツ×テクノロジー」を軸にデジタルマーケティングを進める狙いや、具体的な推進方法について伺うことができました。
    「お菓子にもっと新しい価値を」の実現に向け、「BAKE」様の事業の成長に比例してマーケティングチームも急拡大しているなかで、高速にPDCAを回して改善を繰り返している現場にお邪魔して取材させていただきました。
    洋菓子メーカーとしては新しいアプローチの考え方について「作り手の視点ではなく、売り手の視点で考えている」という言葉が非常にわかりやすいご説明でした。おいしいスイーツを作るだけではなく、おいしいスイーツを売るために、新規事業の立ち上げをはじめ、オウンドメディアを中心とした情報発信の仕組みや、デジタルマーケティングを駆使してお客様のニーズを可視化する取り組みを徹底しておこなっています。PRについても、メディアリレーションによるメディア露出とネットPRとソーシャルメディアを活用したWeb露出の展開をうまく使い分けています。これらの取り組みは他の企業の担当にとってもお手本になります。阿座上様、ありがとうございました。

    <今回お話いただいたのは…>
    bake_azagami
    阿座上 陽平(アザカミ ヨウヘイ)
    株式会社BAKE PICTCAKE事業部 部長 兼 広報

    出版社、デジタルコミュニケーションエージェンシー、インテリアの企画販売会社を経てBAKEへ参画。商品の企画・製造から、販売プロモーションやデジタルを活用したコミュニケーションの実施を行ってきた経験を基にお菓子のスタートアップである株式会社BAKEにて、オンライン事業部の責任者および、広報としてBAKEの魅力を発信しファンを作っていくプロジェクトを推進している。

    <インタビュアー紹介>
    N2u_asahi
    朝火 英樹(アサヒ ヒデキ)
    株式会社ニューズ・ツー・ユー マーケティングコミュニケーション部 マネージャー

    NEC、ソフトバンクモバイルを経て、2014年9月ニューズ・ツー・ユーに参画。
    事業主側でWebマーケティングを推進してきた経験を活かし、現在、ニューズ・ツー・ユーにてネットPR(News2uリリース)を軸としたオウンドメディアによるマーケティング コミュニケーションの仕組みづくりを推進中。

    >>※前編「焼きたてチーズタルトで有名なBAKE様のデジタルマーケティングによる高速PDCAの進め方」について

    saico

    「スイーツ × テクノロジー」を軸に買う理由を可視化し、顧客体験を最大化するデジタルマーケティング~BAKEのオウンドメディア活用インタビュー~(前編)

    10 years 9ヶ月 ago
    20150201_BAKE

    20150201_BAKE

    行列のできる店として有名な「焼きたてチーズタルト専門店 BAKE(ベイク)」をはじめ、魅力的なスイーツブランドを多彩に展開する株式会社BAKE様。
    同社は写真ケーキをアプリから注文できる「PICTCAKE」など、デジタルテクノロジーの積極的な活用でも知られており、IT化に保守的と言われる洋菓子業界に新風を吹き込む存在として大きな注目を集めています。
    今回ご登場いただくPICTCAKE事業部部長・広報の阿座上陽平氏は、「スイーツ×テクノロジー」によるイノベーションで「お菓子にもっと新しい価値を」生み出したいと語っておられます。そのイノベーションの部分について、同社の取り組みをお伺いしました。

    シンプルかつ魅力的な商品ビジュアルで、自然発生的なクチコミや拡散を誘引する

    ――BAKEの手掛ける事業の全容についてお聞かせください。

    主な事業としては、リアル店舗の「焼きたてチーズタルト専門店 BAKE(ベイク)」「シュークリーム専門店 クロッカンシューザクザク」、オンラインの「オンライン写真ケーキ専門店 PICTCAKE(ピクトケーキ)」の3ブランドになります。

    チーズタルトはもともと親会社である「きのとや」の人気商品で、東京へ進出した際にファンの方々によってソーシャルメディアで拡散されたこともあり、大きな売上を出しています。一方、オンラインの「PICTCAKE」も順調に売上を伸ばしており、2年後にはいまの5倍の売上を目指しています。今後の事業拡大にあたっては1ブランド1商品という方針のもと、オフライン・オンラインを含めブランド数を着実に増やしていく予定です。

    ――BAKEの商品はメディアやオンライン上のクチコミなどで話題になっていますが、どこまでが意図的な仕掛けで、どこからが自然発生的なのでしょうか?

    実は、ほとんどが自然発生です。最初のきっかけは、ブランドの立ち上げ当初に自社で作成したニュースリリースが、ファッション系のニュースメディアに掲載された時。その記事がTwitterやFacebookなどで拡散されて話題化し、その後はテレビ番組でも紹介されるなど、次々に広がっていきました。

    コミュニケーションについては意図的にバズらせようとしたわけではありませんが、ここまで話題化したのは商品の見せ方にも要因があると思っています。ビジュアルを作り込み、焼きたてへのこだわりや食感などもわかりやすく伝えたことで、純粋に「おいしそう」と思ってもらえたのではないでしょうか。

    BAKE_top
    さくっとした食感のタルト+ふんわりとしたチーズクリームの「焼きたてチーズタルト」

    ――シンプルかつ明確なメッセージを打ち出せたことが成功の要因だと。先ほどの1ブランド1商品という考え方もそうですね。

    はい。一見すると自然発生的ですが、実はビジュアル面で仕掛けている部分もあります。おいしいお菓子を若い世代にも広く楽しんでもらえるように、北海道発のお菓子でありながら、海外ブランドのような面白さ・格好よさを意識しています。それが結果的に話題化につながっているので、今後もビジュアルには力を入れていきたいと考えています。

    「アプリで買える写真ケーキ」で潜在需要を掘り起こし、劇的な売上アップを実現

    ――オンラインブランドの「PICTCAKE」では、写真ケーキのカスタマイズや購入ができるアプリが画期的ですね。

    アプリを開発したのは、写真ケーキをもっと簡単に、楽しく注文できる仕組みが必要だと考えたからです。「PICTCAKE」の前は「clickoncake(クリックオンケーキ)」という宅配ケーキ専門サイトを運営していたのですが、当時は突き抜けるほどの売上がありませんでした。そこでユーザーの方々が「ネットで買う理由」とは何か、ヒアリングを行ったところ「写真ケーキなら買いたい」という声があったのです。

    しかし当時の写真ケーキといえば、面倒なメールのやり取りや受け取りまでに時間がかかるなど、気軽に買えないものが一般的でした。その不便さを解決する手段としてアプリを開発したところ、売上が見る見るうちに上がっていったのです。そこで2014年の7月から「PICTCAKE」ブランド1本に切り替えた結果、いまでは売上が4倍になりました。

    PICTCAKE_top

    ――ネットで買いたいという需要はあるのに何が阻害していたか、というところでアプリを作られたと。

    そうですね。「ネットで買う理由」を作り出し、UX(ユーザーエクスペリエンス)を最大限高めることで売上アップにつなげていく。そのひとつの成功事例が「PICTCAKE」です。現在「PICTCAKE」の売上の半分はすでにアプリからの購入が占めていますが、恐らく他のECサイトではアプリがそれほど売上に貢献するとは思っていなかったでしょう。

    UXを高めていけばソーシャルメディアでの拡散効果もより高まります。「PICTCAKE」はまだ立ち上げたばかりですが、それでも商品やサービスに感動されたお客様からInstagram(インスタグラム)などで盛んにシェアしていただいています。そこはもっと突き詰めていきたいですし、オンラインだからこそできることは積極的に取り組んでいきたいですね。

    ――アプリを利用している層にはリピーターが多いのですか?

    現在、アプリからのリピート率は10%ほどです。主軸の商品が1年に1度しかない誕生日向けのケーキなので、どうしても数値に反映されるのは時間がかかりますが、近いうちに2割以上にはしていきたいと思っています。

    ただし、PCベースのECサイトで買うよりも、自分のスマートフォンにアプリがある方がリピートしやすいという面はあると思います。EC業界において、いまの消費者は完全にスマホベースになっていますし、そうした方々にとってはアプリが一番買いやすい手段です。我々としても、プッシュ通知などアプリならではの機能を活用しながらイベントなどを仕掛けていきたいと考えています。

    「良質な商品」が基本にあるからこそ、効果的なオンライン施策が可能となる

    ――オフライン・オンラインを含め、今後の事業展開についてお聞かせください。

    リアルブランドについては、リーン・スタートアップ(※build(構築)、measure(測定)、learn(学習)のサイクルを効率的に回しながら改善することで、ユーザーに向けた迅速なサービス提供が可能になること)でトライ&エラーを経ながら積極的に出店していく予定です。そして、売上が伸びる時期に多く展開して投資分を回収し、そこで出た利益をオンラインブランドや新しいサービスなどへ投資していくことで、相乗的な売上アップを図っていきたいと考えています。

    一方、オンラインブランドでは2015年の秋頃、チョコレートのカスタマイズができるECサイトをスタートさせる予定です。また「PICTCAKE」についても、写真ケーキにアプリ経由でカメラをかざすとメッセージが立ち上がるAR機能を追加するなど、UXを高めるさまざまな施策に取り組んでいきます。

    cheese_talt
    自由が丘店に並ぶ焼き立てのチーズタルトは、開店前からお客さんの列ができるほどの人気商品。

    ――その、さまざまな取り組みの根本にあるものとは何ですか?

    何よりもまず、おいしいお菓子であること。どんなに面白い仕掛けをしても、商品がおいしくなければリピートにはつながりません。フレッシュであること、原材料にこだわること、誰よりも手間をかけることという3つのポイントを忠実に守りながら、確実においしい商品を作ることが大切です。

    そのうえで、企業理念でもある「お菓子にもっと新しい価値を」の実現に向けて、オンラインを活用しながら売り方や伝え方を工夫していく。その先には、日本を代表する製菓メーカーという目標も見据えています。

    今回は、話題化につながる商品の見せ方やアプリの活用など、Webを活用した商品プロモーションについてお届けしました。
    後編では「スイーツ×テクノロジー」で業界のイノベーションを目指すBAKE様の取り組みについてお聞きします。

    <今回お話いただいたのは…>
    bake_azagami
    阿座上 陽平(アザカミ ヨウヘイ)
    株式会社BAKE PICTCAKE事業部 部長 兼 広報

    出版社、デジタルコミュニケーションエージェンシー、インテリアの企画販売会社を経てBAKEへ参画。商品の企画・製造から、販売プロモーションやデジタルを活用したコミュニケーションの実施を行ってきた経験を基にお菓子のスタートアップである株式会社BAKEにて、オンライン事業部の責任者および、広報としてBAKEの魅力を発信しファンを作っていくプロジェクトを推進している。

    <インタビュアー紹介>
    N2u_asahi
    朝火 英樹(アサヒ ヒデキ)
    株式会社ニューズ・ツー・ユー マーケティングコミュニケーション部 マネージャー

    NEC、ソフトバンクモバイルを経て、2014年9月ニューズ・ツー・ユーに参画。
    事業主側でWebマーケティングを推進してきた経験を活かし、現在、ニューズ・ツー・ユーにてネットPR(News2uリリース)を軸としたオウンドメディアによるマーケティング コミュニケーションの仕組みづくりを推進中。

    saico

    【月間ベスト ネットPR賞】2015年1月の初受賞は、Z会様の大学入試センター試験における受験生支援!各担当者様から受賞コメントを頂きました。

    10 years 9ヶ月 ago
    bestrelease_Zkai201501
    表彰制度「月間ベスト ネットPR賞」を新たに新設

    2015年度に新設されました、ネットPRサービス「News2uリリース」を活用する企業様の中から毎月1社、特に優れたネットPR施策を展開した企業様を選考して表彰する制度「月間ベスト ネットPR賞」を開始いたしました。

    またすでにニュースリリースで発表させていただきましたとおり、今回初めてとなる、2015年1月の「月間ベスト ネットPR賞」は株式会社Z会様です。

    選考理由(ニューズ・ツー・ユー ベスト ネットPR賞 選考委員会より)

    2015年1月の月間ベスト ネットPR賞は、株式会社Z会様の2015年度大学入試センター試験における受験生支援施策に関するネットPRです。

    2015年度の大学入試センター試験は1月17日(土)・18日(日)に実施されました。
    Z会様では、この前後の期間に、センター試験に挑む受験生に向けて下記の5本のリリースを配信されました。

    大学入試センター試験に挑む受験生にとって、そのとき必要な情報をタイムリーに提供している点、ブログ、ニコニコ動画、Vine(バイン)、ウィキペディアと、多彩な外部メディアを活用して情報を発信している点、さらに受験生の年代にリーチしやすいメディアを選んでいる点などは、ぜひ企業のクロスメディアを活用したネットPRのお手本にしたいところです。

    なお、1月16日のVineの動画配信のリリースは、すべての受験生に向けて発信された情報ですが、センター試験前日にこのような応援企画の情報を挟んで発信することで、緊張しがちな受験生に楽しいショートビデオクリップでくすっと笑って肩の力を抜いてもらおうという温かい想いが感じられたので、ここに加えさせていただきました。

    選定のポイント

    • 受験生に必要な情報をタイムリーに提供
    • 発信する情報に応じて、的確に外部メディアを使い分けている
    • ターゲットの10代の人たちにリーチしやすいメディア選定
    • 受験シーズンのタイトなスケジュールに合わせて配信計画を立て、その後、高校入試や新規入会訴求などの情報配信にシフトしている点
    受賞コメントをいただきました!

    zkai_netPR
    写真左より、株式会社Z会 ニコニコ生放送企画担当:中武様、「Z-wiki」担当:辻様、「Z会東大対策ブログ」担当:藤井様、Vine「縁起動画」プロジェクト担当:伊豆蔵様、写真右上、「Z会×医学部 解あ体新書」担当:冨崎様

    このたびは、栄えある第1回の「月間ベスト ネットPR賞」をいただきありがとうございます。

    ネットPRに取り組むにあたっては、広報部門からのニュース配信だけでなく、さまざまな部門が“現場の声”でニュース原稿を作り、日々配信しています。今回の一連のニュースも、多くの部門からお届けしたものですので、そういった活動を高く評価をいただけたことを、とてもうれしく思います。

    これからも「Z会の今」をお届けする取り組みとして、ネットPRに力を入れていきたいと思います!

    また、この場をお借りして、各リリース担当者から集まったコメントを掲載させてください。

    ▼「Z会×医学部 解体新書」担当:冨崎暁彦様

    このような賞をいただき、ありがとうございました。
    医師を目指す全国の受験生の強い決心と覚悟に応えられるように、スタッフ一同、より一層の熱意をもって情報発信に取り組んでまいります。

    ▼「Z会東大対策ブログ」担当:藤井慎一様

    センター試験の分析は、Z会なりのこだわりをもって、言いたいことを、好きに綴りました。各担当の熱い思いを感じてもらえたのではと思います。
    2月25日、26日には東大の第2次学力試験(前期)が行われますが、入試直前には東大受験生への激励メッセージを、入試直後には東大入試の出題分析(来年度以降に東大合格を目指す生徒へのアドバイスも含む)をご覧に入れます。
    東大に強いZ会の叡智と情熱にご期待ください。

    ▼ニコニコ生放送企画担当:中武緩子様

    センター試験当日の夜、一人でも多くの高校生にこの番組を見てほしい! でも受験生本人は、この番組を見ちゃダメ! と矛盾した気持ちを抱えながら配信しました。東大前期試験後にも、ニコ生の番組を予定しています。

    ▼Vine「縁起動画」プロジェクト担当:伊豆蔵善史様

    Vineを活用したコミュニケーションは新しい試みでしたが、投稿された動画に対し「受験がんばる!!」「自信もてた」などのコメントをいただくことも多く、「縁起動画」という切り口の可能性を感じています。
    そして、そういった新しいチャレンジをご評価いただけたことがとてもうれしいです。

    ▼「Z-wiki」担当:辻りえ子様

    Z-wikiは、センター試験に関して、その情報量・スピードとも大手の予備校さんには遠く及ばないのですが、その分、「Z会ならではの情報を」と考え、情報発信しています。
    小さな発信に対し、今回、このような賞をいただくことができ、大変光栄に思います。

    ありがとうございました!

    株式会社Z会様、ご受賞おめでとうございます。

    saico

    広報担当者がCM撮影の現場に立ち会い、細かいエピソードをリリースで配信!

    10 years 10ヶ月 ago
    oaklawn_bestrelease_banner

    すでにニュースリリースで発表させていただきましたとおり、2014年12月の月間ベストリリース賞は株式会社オークローンマーケティング様です。

    2014年12月の月間ベストリリース賞、受賞リリースはこちら!
    oaklawn

    News2uリリース 2014年12月の月間ベストリリース賞

    株式会社オークローンマーケティング

    選定理由(審査委員長・神原弥生子のコメント)

    2014年12月の月間ベストリリース賞は、株式会社オークローンマーケティング様の新TVCMに関するニュースリリースです。

    オークローンマーケティング様が運営する「ショップジャパン」のユニークなCMは、人気のコンテンツのひとつです。昨年は、宇梶剛士さんが出演する「ワンダーコア」のCMが大ヒットしました。

    今回受賞したニュースリリースは、2014年12月より放送されている「シャーク スチームクリーナー オールインワン プレミアム」の新TVCMを紹介するものです。新CMの放送開始の告知に終始するのではなく、撮影エピソードをふんだんに盛り込み、このニュースリリース自体がひとつの楽しいコンテンツに仕上がっています。
    また、“謎のマッチョ軍団”として出演しているボディビルダーの方々のプロフィールや、製作スタッフのリストもリリース内で公開されており、このCMとリリースがきっかけとなって新たな切り口で取材やコンテンツづくりに発展していく可能性にも配慮がなされています。

    裏話、出演者およびスタッフのリスト、動画、撮影風景やストーリーボードまで含めた豊富な添付画像など、メディアの記者や個人ブロガーが記事を書きやすいよう、きめ細かい配慮がいたるところに見られるニュースリリースといえます。

    選定のポイント

    • CMの撮影エピソードがふんだんに盛り込まれている。
    • スタッフや出演者の詳細なリストが紹介されている。
    • シーン画像だけでなく、商品写真、撮影風景、ストーリーボードなど、画像を豊富に添付している。
    受賞コメントをいただきました!

    201501_shop_japan
    株式会社オークローンマーケティング 河野 健太様(左)、堀木 宮子様(右)

    オークローンマーケティングでは通販ブランドの「ショップジャパン」を展開し、TV通販を主軸に成長してきました。現在は、従来の手法では情報が届かない層に向け、TVCM、Web、新聞、雑誌など多様なチャネルを積極的に使った「オムニチャネル戦略」を実施し、より多くのお客様にリーチすることが可能になりました。
    今回、「シャーク スチームクリーナー オールインワン プレミアム」の新TVCMを放映するにあたり、販促およびブランディングのひとつとなるべく、CMリリースの配信やその他オンラインメディアを活用したPR施策を実施しました。

    今回のTVCM撮影では、スチームクリーナーで油を溶かして落とすことを想起させるため、マッチョ軍団の体にサラダ油を塗り“しつこい油汚れ”に見立て、白い歯を見せながら笑顔でスチームを浴びせられ落ちていく、というコミカルな内容になりました。芸能人を起用しない企画力で勝負したTVCMですが、プレスリリースに、YouTubeで公開したCM動画や「シャーク」のブランドサイトなど関連サイトへのリンクを入れたことで、動画再生回数やサイトへのアクセス増につなげることができ、さらにはソーシャルメディアでの拡散も見られました。

    「ワンダーコア」のCMで話題のショップジャパンが新TVCMを発表!今度は、謎のマッチョ軍団! サラダ油6?を体に塗りたくり“油汚れ”役を熱演
    掃除用家電『シャーク スチームクリーナー オールインワン プレミアム』新TVCM
    「スチームisパワフル」篇(30秒) 12月4日(木)から放送開始 同時にWEB限定ド迫力ムービーも公開
    (2014/12/4 配信)

    またTVCMと連動させた企画として、期間内に商品を申し込むと、潔癖俳優の坂上忍さんと、TVCMやWeb限定ムービーに“油汚れ役”として登場しているマッチョ軍団が、直接ご自宅まで商品をお届けにあがり、「シャーク」を使って部屋を掃除する、という限定キャンペーンのリリースを配信しました。

    腹筋マシン「ワンダーコア」のCMで話題のショップジャパンが新たに仕掛けるキャンペーン 今なら、芸能界一の潔癖俳優坂上忍がついてくる!
    掃除用家電『シャーク スチームクリーナー オールインワン プレミアム』坂上忍セット“限定1セット”かつ“実質タダ”で発売(12月4日(木)~12月8日(月)8:59まで申込受付)
    (2014/12/4 配信)

    次に、限定キャンペーンの盛り上がりとともに、TVCMを再認識してもらうため、 “マッチョ軍団”のTVCM動画がソーシャルメディア上で話題になっていることを伝えるリリースを配信。

    「ワンダーコア」のCMで話題のショップジャパンが贈る『シャーク スチームクリーナー』のTVCM 水圧で飛ばされる“マッチョ軍団”に話題騒然!(2014/12/15 配信)

    そして最後に、限定キャンペーンの当選者様へ商品をお届けにあがった「訪問レポート」コンテンツの公開をリリースしました。

    「ワンダーコア」のCMで話題のショップジャパンが仕掛けたキャンペーン!
    「坂上忍セット」の訪問レポートをついに公開! 話題のマネージャーも登場!またまた、”縦読み”で意味深長な言葉を。
    (2014/12/18 配信)

    「シャーク スチームクリーナー オールインワン プレミアム」に関して計4本のリリースを配信して露出のヤマを作り、1年で一番の売上が期待される“年末の大掃除”という短い期間に、一気に商品への注目を集めるプロモーション戦略をとりました。

    今回の新TVCMの告知リリースでは、多くの人にクリックしてもらえるように、見出しやタイトルに工夫をこらすとともに、出演された“マッチョ軍団”の撮影エピソードやプロフィール、TVCMのストーリーまで細かく紹介しました。また実際に広報担当者も現場に出向き、撮影の様子を見たことで熱意が高まり、より多くのお客様に楽しんでご覧いただきたいという想いでリリースを作成いたしました。

    今後も、全社的に取り組んでいる「オムニチャネル戦略」に沿って、テレビのみならずWebやスマートフォン、店頭など各チャネルで、統一されたコミュニケーションを図り、お客様に明確な付加価値をお伝えしていきます。また、ソーシャルメディアの活用や話題化施策も積極的に展開し、「ショップジャパン」ブランドをより多くのお客様に認知していただけるよう、注力したいと思います。

    株式会社オークローンマーケティング ショップジャパン ブランディング ディヴィジョン ブランドプロモーションセクション 河野 健太様

    株式会社オークローンマーケティング様、ご受賞おめでとうございます。

    saico

    広報部が軸になり、前例にとらわれず挑戦を続ける 情報発信とは~近畿大学のオウンドメディア活用インタビュー~(後編)

    10 years 10ヶ月 ago
    20141202img

    20141202img

    ※前編 近畿大学様の「知名度向上に寄与した広報活動」については、こちらから!

    ニュースリリースのネタを効果的に集める「ボトムアップ型」の体制

    ――「News2uリリース」をご活用いただいている企業・団体の中でも近畿大学様は配信件数が多く、特に掲載内容は大学だけではなく短大や幼稚園などかなり広範囲にわたっています。リリース案件はどのように収集されているのでしょうか?

    情報収集の方法については、学校法人として所管するすべての部署に広報担当を設け、全体の情報を広報部へ集約する仕組みを作っています。近畿大学には、総務部や広報部など本部機能のある東大阪キャンパスを中心に、和歌山や広島、福岡、奈良といった各地域に複数の学部や附属校、病院があり、そのすべてに広報の担当者を置いています。

    担当者の本来の職務は学部や病院の事務、経理などさまざまですが、広報担当としての視点も持ちながら、外部へ発信すべき情報を随時広報部へ上げてもらっています。

    ――収集したリリース案件については、定期的に会議などで検討されているのですか?

    広報担当者は通常業務と並行しながらリリース案件の収集や選別を行わなくてはいけないので、必ずしも時間的な余裕を持って上がってくるとは限りません。そのため会議などは特に設けず、情報が届いた時点で広報部内の担当者を決め、個別にやり取りを行うという形をとっています。ニュースリリースだと、ギリギリに上がってきた鮮度の高い情報もすぐに出せるので便利ですね。

    集まってくるリリース案件はかなりの数になります。2013年は1年間に233本、うちNews2uリリースで配信した数は126本になります。また2014年はその数を大きく上回り、11月末時点で約250本のニュースリリースを配信しています。ニュースリリース以外にも近畿大学のWebサイトやTwitterに掲載するだけの情報もあるため、総数で言うとニュースリリースの2~3倍の情報量があるでしょう。情報は出さないと意味がないので、何らかの形でほぼすべて発信していくようにしています。

    ――例えば「今年はこういう系統の情報を出していこう」など、情報発信のテーマは決めていますか?

    2014年度というよりも当初からですが、学術的な情報は積極的に発信していくという方針をとっています。近畿大学は特許の件数や外部資金の獲得、論文の対外的な引用数などを見ても、関西ではトップクラスであると自負しています。また、学部の半数が理系ということもあり、新しい研究に取り組む先生方も数多くいらっしゃいます。そのため大学のブランディングという意味も含めて、研究ネタなどは極力外へ出すようにしています。

    interview_kindai
    学校法人近畿大学 角野 昌之様(左)、弊社インタビューアー朝火 英樹(右)

    独自性を出せる広告にリソースを集中させ、効果的なPRを実現する

    ――広報系の取材のみではなく、マーケティングやプロモーション関係からも取材・問い合わせなども結構増えているのでは?

    はい。マーケティング大賞やベスト・プロデュース賞など各方面でさまざまな賞もいただきましたし、他大学からの問い合わせや講演依頼も増えています。大学の宣伝や広報というのは、どうしても一般の企業と比べて遅れている部分がある。その分、我々の取り組みもより画期的なイメージで受け取られているのではないでしょうか。

    例えば、毎年正月に出している新聞の元旦広告には3年続けて「近大マグロ」の写真をメインで使っています。普通は「(水産学科のある)農学部だけのPRになってしまう」と躊躇するところですが、我々としてはひと目見て近畿大学だとわかることが大前提です。

    また、複数の大学が横並びで掲載されるような、いわゆる連合広告には一切出稿していません。なぜなら、我々のような総合大学は大学名や学部・学科名を列挙するだけで掲載スペースが埋まってしまい、本当に伝えたいことが伝えられないからです。そのため「近大エコ出願」の広告として作成した巨大な駅貼りポスターのように、伝えたいことをしっかり出せる形での広告に予算を集中させています。

    ――やはり、情報の発信元が統一されているとシンプルでいいですね。企業では宣伝部と広報部がわかれていることが多いので。

    そうですね。また、このように思い切った宣伝・広報活動ができるのは、広報部に任せてもらえる環境があることも大きいと思っています。普通の大学だと、事務部などが出した広告案は教員による広報委員会等で審議されることが一般的ですが、近畿大学の場合は決裁や承認などの事務的な手続きこそあれ、情報発信については基本的に広報部へ一任されています。

    インナーとアウター、すべてのコミュニケーションにニュースリリースを活用

    ――広報部内に、プリントアウトしたニュースリリースが貼り出されているのを拝見しました。部内の情報共有にもニュースリリースを活用されているのですか?

    ニュースリリース自体はメールで共有していますが、取材依頼や問い合わせに即応できるよう、最近のものは貼り出すようにしています。例えば、記者の方を集める会見の場合は、該当するニュースリリースの下に出席名簿を付け、出席の連絡があった際にすぐ記入できるようにしています。

    また、地方キャンパスにいる各広報担当者とも配信したニュースリリースは随時共有していますし、学生・生徒たちに自学のことを知ってもらうため、学校内の掲示板への掲示もお願いしています。難しい資料などとは違い、ニュースリリースなら読みやすく写真も載っているため、学生たちにもわかりやすく伝えることができます。このように、全学的な情報共有にもニュースリリースを活用しています。

    kabe_Release
    壁に貼られているのは直近で配信したリリース

    ―――前編で「外部向けの情報発信には、ほぼすべてニュースリリースを活用している」というお話がありましたが、そこにはプレスリリースも含まれますか?

    はい。基本的に、外部へ発信する情報はすべてニュースリリースとして作成しています。それをプレスリリースやインナー向けの情報共有ツールとしても活用しているという形ですね。

    ニュースリリースを見た記者の方から取材を申し込まれることもよくあります。「近大マグロ」を使った料理を提供する近畿大学水産研究所をオープンした時などは、ニュース・情報番組やグルメ雑誌まで取材していただきました。
    現在は大阪・梅田と東京・銀座に出店していますが、全国的な情報拡散や話題化などは東京の店舗(拠点)からの発信とWebで可能なので、情報発信という意味ではこの2店舗で十分だと思っています。

    ――これから挑戦していきたいことや、予定されている計画などがあればお聞かせください。

    近畿大学では、2016年4月に「外国語・国際系学部(名称未定)」という新しい学部を開設 します。その学部では基本的に英語で授業を行う方針なので、留学生の受け入れも今後増えていくと考えられます。そこで広報部としても2016年の学部新設に向けて、英語Webサイトやパンフレットの充実を進めていく予定です。

    また、ニュースリリースについても英文化し、海外向けに配信していきたいと考えています。本学には世界的な研究に取り組む先生方も多くいらっしゃるので、そうした情報は英文のニュースリリースを作成して海外メディアにも積極的に配信していく。グローバル化という大学の動きを意識した広報体制を、いまのうちから確立していく必要があると思っています。

    ▼近畿大学東大阪キャンパス整備計画「超近大プロジェクト」
    「超近大プロジェクトPV Short Ver.」動画配信中

    「超近大プロジェクトPV メイキング」動画はこちら!

    ■インタビューを終えて(朝火)
    今回、近畿大学様にメディア戦略の考え方や、推進体制について伺うことができました。
    リリース案件を関係部門から集約するルール作り、そして、案件を整理するとともに「なるべく多くの案件をWebに発信して情報の拡散を期待する」という方針があり、また、その結果を随時分析されており、興味深くお話を伺うことができました。
    お話を伺っていて感じたことは、近畿大学様の強みは「広報と宣伝広告」の両業務が統合され、情報発信に関するメディア戦略や宣伝広告のメッセージ・クリエイティブなど情報発信に関するすべてが「広報部」に集約されていることだと感じました。
    広報活動の一部としてネットPRやソーシャルメディアなどWebを活用した情報発信と、近畿大学様の強みをメッセージ・クリエイティブでわかりやすく表現して打ち出す宣伝広告の両方を統合して推進している広報部の活動は、他の企業のお手本になります。角野様、ありがとうございました。

    <今回お話いただいたのは…>
    kakuno_kinki
    角野 昌之(カクノ マサユキ)
    学校法人近畿大学 広報部 次長

    大学卒業後、1986年に学校法人近畿大学へ奉職。
    以降、通信教育部、入学センター、総務部を経て、2013年から広報部、通信教育部にて学生募集広告を担当。総務部ではWebサイトをはじめ、学園全体の広報業務に携わる。

    <インタビュアー紹介>
    asahi
    朝火 英樹(アサヒ ヒデキ)
    株式会社ニューズ・ツー・ユー マーケティングコミュニケーション部 マネージャー

    NEC、ソフトバンクモバイルを経て、2014年9月ニューズ・ツー・ユーに参画。
    事業主側でWebマーケティングを推進してきた経験を活かし、現在、ニューズ・ツー・ユーにてネットPR(News2uリリース)を軸としたオウンドメディアによるマーケティング コミュニケーションの仕組みづくりを推進中。

    >>前編「知名度向上に寄与した広報活動」について

    saico

    広報部が軸になり、前例にとらわれず挑戦を続ける 情報発信とは~近畿大学のオウンドメディア活用インタビュー~(前編)

    10 years 11ヶ月 ago
    20141201img

    20141201img

    世界初のクロマグロ完全養殖「近大マグロ」や、日本の大学で初となる完全ネット化された「エコ出願」をはじめ、数々の先進的な取り組みで各方面から注目を集める学校法人近畿大学様。
    さらに2014年度は、数ある人気校を抑え、大学一般入試の志願者数で日本一を達成したニュースが大きな話題となっています。その快挙につながったのは、大学の魅力を最大限に引き出す積極的なメディア戦略でした。広報部の角野昌之氏によると、特にWebにおける情報拡散や話題化にはニュースリリースが大きく貢献しているとのこと。そこで今回は、ニュースリリースを活用した近畿大学様のネットPRの活用ノウハウについて、お話をお伺いしました。

    宣伝・広報業務を一元化することで、情報発信に一貫性を持たせる

    ――近畿大学における広報部の役割についてお聞かせください。

    我々広報部はメディアリレーションや学内広報なども含め、宣伝・広報業務を統合した組織として活動しています。以前は、主に学生募集を行う「入試広報課」と、大学の広報を行う「広報課」が別々に活動していたのですが、2013年の春、学校法人として一貫した情報を発信していくという目的から2つの課が統合され、「広報部」という新たな体制ができました。

    業務領域としては、ニュースリリースの配信やメディア対応などの広報業務、マス広告を含めた各種宣伝広告の企画・制作・媒体管理といった宣伝広告業務まで、学校法人全体の情報発信を担っています。特にニュースリリースに関しては、広報課の頃からネットPRサービス「News2uリリース」 を導入しており、現在は外部に向けた情報発信のほぼすべてを「News2uリリース」を使って配信しています。

    ――ニュースリリースでは、完全ネット化で話題の「近大エコ出願」や教科書販売におけるアマゾンジャパンとの連携など、画期的なサービスの情報を多彩に発信されています。

    「近大エコ出願」のWebサイトは、質問に答えていくだけで願書を作成できるウィザード方式を採用しており、紙の願書に比べて簡単に出願できるのが特徴です。また、本学では学生のスマートフォン所有率が97%と非常に高いのですが、こうした若い世代のインターネット環境にも配慮してレスポンシブデザインを採用したサイト作りにしています。

    ただし、レスポンシブデザインにすると制約も多くなってくるため、それが一概に良いとは言えません。本当は、PCでもスマートフォンでも見やすく利用しやすいサイトというのが一番理想的だと感じています。

    eco-application for degital

    ――アマゾンとの連携についても、学生の利便性を改革していくというイメージがあります。しかし、教科書販売に関しては既存の流通システムなどの面で障壁が高いと思うのですが。

    確かに、大学としては思い切った試みだとは思いますが、学生に対するサービスを第一に考えた結果です。これまで教科書販売と言えば、学内の売り場に学生たちが長時間並んで購入するものでしたが、今回の連携により、アマゾンストアで購入した教科書を自宅やコンビニで手軽に受け取れるようになりました。さらに、シラバスなどをプリント・オン・デマンドで提供することでペーパーレス化を進めるなど、「近大エコ出願」と併せて環境保全への取り組みも行っています。

    Webでの拡散を想定したコンテンツ制作や情報発信の手法とは

    ――広報活動や宣伝活動においての評価基準があればお聞かせください。

    明確な評価基準を定めるのは難しいですが、人の心に届くものを伝えていきたいとは思っています。そのためにも、ニュースリリースについてはまず配信数を増やし、結果を調査することに注力しています。今月配信したニュースリリースのうち何%がメディアに掲載されたのか、何件の取材を誘致したのかといったヒット率も毎月測定していますし、他の大学との比較も行っています。今後はこうした調査結果を、ニュースリリースの作成に生かしていきたいと考えています。

    2013年に配信したリリースは合計で233本となり、その半数以上は、「News2uリリース」を使って配信しました。2014年はすでにその数を超えていますが、配信先は記者クラブや旧知の記者、雑誌編集者などさまざまです。例えば、2014年の5月にニューズ・ツー・ユーの月間ベストリリース賞を受賞したニュースリリースは、奈良の附属小学校についての話題でした。大阪ではニュースにならないような小さい案件でも地元のエリアでは重要なニュースとして取り扱われるので、幅広い情報を発信し続けることが大事です。

    kinki_bestrelease

    ――ソーシャルメディアやオウンドメディアも含めて、Webに期待している役割とは何ですか?

    一番は情報の拡散ですね。特に近年は、Webで拡散されることを想定した情報発信やコンテンツ制作を心がけています。中でも広告類に関しては「近大マグロ」の写真を大胆に使用した新聞広告や、巨大な駅貼りポスターでアピールした「近大エコ出願」など、ソーシャルメディアで話題化しやすい見せ方を非常に意識しました。

    以前、朝日新聞の小さなコラムに「近大エコ出願」の記事が掲載されたのですが、その後、同じ記事が朝日新聞のデジタル版にも掲載されたところ、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアで一気に拡散したことがありました。恐らく、紙の新聞だけではそこまで広がらなかったと思います。Webの持つ拡散力を実感した経験でしたね。

    積極的なメディア露出で大学のブランドイメージを高めることに成功

    ――ニュースリリースやソーシャルメディアでの話題化を狙った広告など、Webを上手に活用されていますが、こうした積極的な広報活動は以前から?

    マスメディアへの露出やWebの活用など、ここまで積極的な広報活動を行うようになったのは広報部が設立されてからですが、新しいことに取り組む姿勢自体は昔から変わっていません。

    もともと、近畿大学には「実学教育」と「人格の陶冶(とうや)」という建学の精神のもと、先進的な研究にいち早く取り組んできた歴史があります。「近大マグロ」のような産学連携や企業からの受託研究なども昭和30年代頃からすでに行ってきており、広報部にもこうした気質は受け継がれています。

    kindai-tuna_ad
    一般入試出願受付開始の新聞広告「固定概念を、ぶっ壊す。」

    ――近畿大学が本来持っていた魅力をWebの活用により広く伝えられたことで、志願者数日本一という結果にもつながったということでしょうか。

    そうですね。特に「先進的な研究を行っている大学」というイメージは、ここ数年で一気に強まったように感じています。志願者数だけが大学の価値を測るものではないと思いますが、昔と違い、いまは半分の大学が定員割れという時代のなかで、志願者数が大学のブランド価値にもつながるようになってきています。実際、テレビや雑誌などでも大学ランキングが特集されていますし、やはり我々としても数字にはこだわりたいと思っています。

    ――全国的な知名度の向上で、関東からの志願者なども増えていますか?

    関西と比べると割合としてはそれほど多くありませんが、数的には関東からも着実に出願者が増えています。毎年、11月の初めに東京で開催している入試説明会の参加人数も年々増えていますし、2014年は特に多かったですね。「志願者数日本一」というニュースがテレビや新聞で取り上げられたり、ソーシャルメディアなどで拡散されたりしたことで、認知度は全国的に上がってきていると思います。

    今回は近畿大学様の知名度向上に寄与した広報部の活動内容についてお届けしました。
    後編ではニュースリリースを核とした近畿大学様のコミュニケーション手法についてお聞きします。
    …後日公開をおたのしみ楽しみに!!

    <今回お話いただいたのは…>
    kakuno_kinki
    角野 昌之(カクノ マサユキ)
    学校法人近畿大学 広報部 次長

    大学卒業後、1986年に学校法人近畿大学へ奉職。
    以降、通信教育部、入学センター、総務部を経て、2013年から広報部、通信教育部にて学生募集広告を担当。総務部ではWebサイトをはじめ、学園全体の広報業務に携わる。

    <インタビュアー紹介>
    asahi
    朝火 英樹(アサヒ ヒデキ)
    株式会社ニューズ・ツー・ユー マーケティングコミュニケーション部 マネージャー

    NEC、ソフトバンクモバイルを経て、2014年9月ニューズ・ツー・ユーに参画。
    事業主側でWebマーケティングを推進してきた経験を活かし、現在、ニューズ・ツー・ユーにてネットPR(News2uリリース)を軸としたオウンドメディアによるマーケティング コミュニケーションの仕組みづくりを推進中。

    saico

    ニュースリリースの書き方 ~総集編~

    10 years 11ヶ月 ago
    cover_template
    ネットPRを活用した「成功するニュースリリース」とは?

    ▼ネットPR.JPでは、 " href="http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%96PR%E5%8A%9B-%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%81%AB%E9%A0%BC%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84PR%E3%81%A8%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%AE%E6%96%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AB70-%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%83%BC/dp/4798120782/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1417054397&sr=1-1」と完全に一致する結果がありませんでした。
    " target="_blank">「ウェブPR力 マスコミに頼らないPRとマーケティングの新ルール70」
    よりニュースリリース作成時の重要なポイントやノウハウをまとめて、配信目的や内容別に30本以上ご紹介してきました。

    今回は2014年を締めくくるにあたり、総集編としてご紹介したいと思います。ニュースリリース作成のヒントとしてご活用くださいませ。

    いかがでしたでしょうか?
    配信したいリリース内容にあったトピックは見つかりましたでしょうか?

    ニュースリリースには配信目的やパターンによって様々な書き方や見せ方があります。今後、皆さんのニュースリリース作成のお役に立てれば幸いです。

    >>「ニュースリリースの書き方~総集編~」も合わせてご活用ください

    saico

    新商品の発売直後の売れ行きをランキング形式でニュースリリース配信し、情報接触の機会を増やす

    10 years 11ヶ月 ago
    shikishima_201411

    すでにニュースリリースで発表させていただきましたとおり、2014年11月のNews2uリリース月間ベストリリース賞は敷島製パン株式会社様です。

    2014年11月のNews2uリリース月間ベストリリース賞、受賞リリースはこちら!
    pasco

    News2uリリース 2014年11月の月間ベストリリース賞

    敷島製パン株式会社

    ■News2uリリース月間ベストリリース賞とは
    ニュースリリースポータルサイト「News2u.net」に掲載されたリリースの中から毎月1本、最も印象的で他の模範となるリリースを選出し、表彰する制度です。

    >News2uリリース月間ベストリリース賞制度 

    選定理由(審査委員長・神原弥生子のコメント)

    2014年11月のNews2uリリース月間ベストリリース賞は、敷島製パン株式会社様が月ごとに配信している新商品の売れ筋ランキングのニュースリリースです。

    敷島製パン株式会社様では、毎月1日のPascoの新商品発売に合わせて、主要な新商品のニュースリリースを月末に一品ずつ順次配信しています。さらに本リリースで、その月に発売された新商品の発売後1週間の売上数量のランキングをニュースリリースで発信しています。

    新商品に関するリリースは大抵の場合、発売時に配信した後しばらくは目新しい情報がなくニュースがストップしがちですが、このように発売後の動向をランキング形式でリリース配信して、その月に発売された季節の新商品を再度まとめて紹介する機会をつくっているところに工夫を感じます。

    新商品の情報接触の機会を増やすニュースリリースの活用方法として、お手本にしたいアイデアです。

    選定のポイント

    • 新商品をランキングの形でまとめて紹介し、情報接触の機会を増やしている
    • 発売一週間後の情報ということで、新商品が発売されて間もない、消費者にとってまだ目新しい時期に情報発信している
    • 商品写真やリンクに目が行きやすいリリースの作り方を心がけている
    受賞コメントをいただきました!

    201411_Pasco
    敷島製パン株式会社 加藤 博信様(左)、木村 容子様(右)

    このたびは「2014年11月の月間ベストリリース賞」をいただき、ありがとうございます。思いもよらないご連絡に、大変驚きました。

    Pascoでは、毎月数十種類の商品を発売しています。当社に限らずパンメーカーの商品は改廃が激しく、半年後に残っているのはわずかです。当社では1種類でも多く、お店の「定番コーナー」の棚に入れていただけるよう、日々営業活動を行っています。

    また、そうした定番的な商品以外に、季節感のある商品も期間限定で発売しています。冬には、いちごやチョコレート、春には抹茶、初夏には北海道、といったシリーズもので、好評につき毎年恒例になっているものもあります。

    新商品発売のニュースリリースは、お客様やメディアの方の目にとまってから発売までの期間があまり離れすぎないよう、リリースの鮮度を保つために、発売前月の中~下旬に配信しています。今回賞をいただいた「新商品ランキング」については、2014年の秋からニュースリリースの配信を始めました。

    ●Pasco 新商品 売れ筋ランキング
    2014年12月
    2014年11月
    2014年10月
    2014年9月

    ※リリース内にリンクされている新商品および限定商品のページは毎月更新されるため、すべて最新月の情報となります。

    実を言うと、それまで広報担当者がわざわざ定期的に新商品の売れ行きをチェックすることはあまりありませんでした。このリリースを出す過程で「全商品の1週間の売上データ」を出してみたのですが、既存商品に対して新商品が発売直後にどれくらいの位置に入り込んでいるか、ということがわかったり、既存商品の中でも思いのほか売れている商品や、好調リリースのネタを発見することができるようになりました。

    この「新商品ランキング」のように、定期的に発信するニュースリリースはあらかじめ内容を決めて雛形を作っておけばスムーズに発信できるため、こういった定期的に発信する情報を少しずつ増やしていき、ネット上に当社の情報をたくさん流していきたいと思います。今後もアドバイス、サポートをよろしくお願いいたします。

    敷島製パン株式会社 総務部 広報室 室長 加藤 博信様
                       木村 容子様

    敷島製パン株式会社様、ご受賞おめでとうございます。

    saico

    行き着く先はシンプルなスケジュール&タスク管理

    10 years 11ヶ月 ago
    201412_y_00

    こんにちは、ディレクターのヨネハマです。

    師走ということもあり、みなさん仕事や忘年会でバタバタ、もうやること盛りだくさんかと思いますが、スケジュール&タスク管理はどうされていますか?タスク管理ツールはごまんとあって、海外で有名な老舗のタスク管理ツール「Remember The Milk」に始まり、「Doit.im」、「Any.do」やあれが良いこれが良いと聞けばすぐに試してきたんですが、なかなかどのツールも定着しない。。。
    結局行き着いたのはGoogleカレンダー。もともとスケジュール管理にGoogleカレンダーを使っているので、タスクもカレンダー内に表示したく、タスク管理ツールでカレンダー連携したりもしていましたが、それらの利用はやめてGoogleカレンダーのみを使ってます。この方法の何が便利で良いのかちょっとご紹介します。
    高機能でなくて良い シンプル・イズ・ベスト
    201412_y_01

     フォルダ分け、タグ分け、重要度分け、優先順位分けとかやるのは最初だけ!(笑)忙しいからタスク管理が必要なのに、なんだかいつのまにかタグ付けがタスクになってたりしたり、全て「今日やる」リストとかに入ってる状態になるのがオチ。結局面倒くさくてやらなくなるのでシンプルが一番。オフィスではPCで開いていおく管理ツールはGoogleカレンダーのみにしてタスクが発生したらひたすらGoogleカレンダーに終日予定として追加していくだけ。この時、通知をメールかポップアップで設定しておくこと。これで忘れるのを幾分防げます。

    音声入力が使える
    201412_y_02
    どんどん巨大化するモバイルは画面が大きすぎて入力がしづらく、利用することが増えてきた音声入力。最近の 音声認識精度はどんどん良くなっていて、Google音声入力やsiriなどお使いの方も多いのでは。siriだと「今日 終日 見積作成 予定入れて」とかでスケジュールに追加してくれるので、会社ではさすがに使いませんが、外(周りにあまり人がいない時)や家なんかだとこの機能 が意外と使えるなと感じてます。
    海外滞在時も便利
    201412_y_03
    海外に行った時にも現地時間で予定を表示してくれるGoogleカレンダー は何かと便利で、ほぼ全てのスケジュールやタスクをここに集約してます。日本で入力しておいた締め切り厳守のタスクが、海外でも日程間違えることなく管理できます。
    タスク完了後に消せる
    201412_y_04
    最近だとLINEでタスク管理というのも紹介されていましたが、これは書いたものがずっと残るんですよね。手書きでタスク管理してた時も終わったら二重線で消していくのが気持ちよかったんですが、「さくっと消せる」、意外とこれが大事。気分がすっきり!
    自然文で入力できる

    201412_y_05

    これはタスク管理に、というよりスケジュール管理的に便利なものになりますが、適当にセルをクリックして、入力欄に「10時に打ち合わせ」と入力すれば、表示を自動的に調整してくれて「10:00 打ち合わせ」と予定が入る。わざわざ「10:00」と文字入力を切り替えて入力する必要がなく、あたかも自然文のように入力できるので便利です。

    Gmailとの連携が便利
    201412_y_06
    こちらもスケジュール管理としてになりますが、Chromeの機能拡張で「Right-Click to Calendar」を入れるとWebページ上で選択した文字列を右クリックしてGoogleカレンダーに登録(予定作成)できます。Gmailはもちろんですが、サイトを見ていたりして気になったものやイベント、セミナー情報なんかも手軽に登録できます。範囲内に日付情報があれば時間まで読み取ってくれるので便利。また、Gmailでフライト、コンサート、レストランの予約などの予定に関するメールを受け取ると、自動的にカレンダーに追加されるようになったり(読み取りに色々問題は残ってるようですが今後の改善に期待)、GoogleカレンダーアプリもGmailとの連携を強化していっているようなので、今後ますます便利になりそうです。

    一つのツールでスケジュール&タスク管理、と至ってシンプルな管理方法のご紹介でした。

    今年も残りあとわずか。うがい手洗いしっかり、体調万全にして、しっかりスケジュール&タスク管理しながらやり残しのないよう年末を迎えましょう~!
    yonehama
    確認済み
    5 years 4ヶ月 ago
    広報・マーケティング担当者のためのネット上の情報発信・情報流通を支援するネットPR.JP
    ネットPR.JP フィード を購読

    人気記事トップ10

    人気記事ランキングをもっと見る