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■ 私が利用したトリックを暴いてください
宣伝も合わせて言ってしまうと、2012年7月に発行した電子書籍を紙で出すという話がありまして、ようやく先週頃から実際にお届けできるようになりました。
AmazonのPOD(注文生産方式)なので基本的には書店で買えませんし、700ページで電話帳のようですから、どうしても物理的に手元に置いておきたい方向けです。
http://www.amazon.co.jp/dp/4844395378/
本の厚さは5cmもあるので、こんな写真↓を紹介しました。
http://ibukuro.tumblr.com/post/41491716074/google
Facebookで久しぶりの投稿をしたのですが、自分でも後で気が付いたトリックを複数利用していました。この写真を見て、どういう方法で何が結果的に誇張されているかわかりますか?
写真を撮ろうとした意図は、この比較した本(こちらはハードカバーですが)と厚さがほぼ同じであるという点だったのですが、写真を撮る構図を調整した結果、こうなりました。
注意深く見るとわかりますが、二つの本が正確には平行に並んでいません。
比較本の方が僅かですが直角に近い置き方をしています。これによって、私の本の厚さは過小評価される(比較して細く見える)のですが、見えている表紙の面は過大評価されます。
厚さと面積が全体量を構成することを考えれば、3次元で写真を撮って比較するのには問題がある訳ではありませんが、傾きを変えることで奥行き効果を歪めるという「操作」はできるのです。
意図的に考えてやった訳ではありませんが、自然に強調したい方を中心に物事を動かしてしまうということでしょうか。自分の何気ない行動について、ハッと気が付きましたのでネタにしてみました。
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■ 「夫婦と子ども二人の標準モデル世帯」はとうの昔に崩壊
人口とかそういったテーマが続きますが、今回は標準モデル世帯についてです。1月18日に国立社会保障・人口問題研究所は日本の世帯数の将来推計を発表しました。
http://www.ipss.go.jp/pp-ajsetai/j/HPRJ2013/t-page.asp
「単独」世帯は2010年時点で既に32.4%を占め、2035年には37.2%になると推計しています。「夫婦と子」世帯は27.9%から23.3%です。まして夫婦と子供二人は標準と程遠いものであることは明らかです。
また現在は人口が減りはじめてますが、総世帯数はまだ減少を開始していません。これは単独の高齢者世帯などが増えているためなのですが、2019年をピークに総世帯数も減少に転じるということです。
ビジネス的な面でも消費や年金みたいな生活に身近な面でも、もう20年後の世界はある程度見通せるのですから、それに対処できるように準備をしておくことが大事でしょう。
シニア向けビジネスへの取り組みなども既に始めているところも多いですし、時代のニーズに合わせて様々なサービスもまだまだ出てくるでしょう。
しかし年金などを考えても、これから負担は増えることはあっても、減ることは絶対にないと覚悟しておかなければならないでしょう。
そんな時、もし「夫婦と子ども二人の標準モデル世帯」だけで例えば年金を計算して何かの論拠にするような場合、必ず自分の場合はどうなのかと考えるべきでしょうし、お役所も様々なバリエーションでの説明が必要になるでしょう。
もう大量生産大量消費の時代でもありません。もちろん大量生産で規模の経済でコストを下げる方策がなくなることはありませんが、もういい加減「総中流」とか「単一民族だから」とか「標準モデル世帯」だとか、「平均らしき幻想」を使ってまとめて語ることから卒業しましょう。
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ウェブアナリスト 宏美のブログ。WebAnalyticsの3Cデータと関連情報を提供。一つはcompetitor、市場マクロデータや競合データ。一つはcompany、自社のアクセス解析データ。最後はcustomer、ユーザー行動データ。数値の一人歩きをさせたくないので、詳しくは原典と各調査方法を確認のこと。Unknownnoreply@blogger.comBlogger9007125
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