博報堂はこのほど、生活者が2019年にヒットすると予想した商品のラインキング「2019年ヒット予想」を発表した。
通販・ECに関連する商品やサービスでは「宅配ボックス」「フリマアプリ」「音声アシスタント」「SNSショッピング」「スマホ事前注文」が上位に入っている。
首都圏と京阪神圏の生活者1004人(15~69歳、男女それぞれ504人)に対し、「2019年以降、話題になりそう/人々の生活に普及・浸透していそう」と思うものを選択式で聞いた。
「2019年ヒット予想」のベスト3は「ドライブレコーダー」、「ドローン」、「ワイヤレスイヤホン」。
通販・EC関連では4位に「宅配ボックス」、6位に「フリマアプリ」、9位に「音声アシスタント」、23位に「SNSショッピング」、28位に「スマホ事前注文」が入っている。

2019年 ヒット予想ランキング
博報堂は「2019年ヒット予想」 のキーワードは「ソーシャル・プラス」と指摘。元号の変更や消費税増税といった時代の変化を控えていることもあり、 世の中の基盤を未来に向けてアップデートしてくれる商品・サービスに関心が集まっていると分析している。
また、自由回答では「社会や他者にプラスになること」に対して言及する声が多くあがったという。
女性は「フリマアプリ」のヒットを予想
「2019年ヒット予想」の結果を年齢層別・性別で見ると、「フリマアプリ」に対する支持は女性の方が高い。
「フリマアプリ」の順位は女性の15~19歳では2位、20~29歳では1位、30~39歳では3位、40~49歳では4位、50~59歳では3位、60~69歳では10位となっている。
男性で「フリマアプリ」がランクインしたのは15~19歳(5位)、20~29歳(6位)、60~69歳(8位)だった。

男女による2019年ヒット予想ランキング
「宅配ボックス」への関心も高い
「宅配ボックス」は全体で4位、年齢層別・性別では女性の15~19歳を除くすべての年齢層・性別でベスト10に入った。
昨今、配送業界の人手不足や労働環境悪化がニュースなどで頻繁に取り上げられたこともあり、再配達削減につながる「宅配ボックス」への関心が高まっていると見られる。
「SNSショッピング」は女性の15~19歳(3位)と30~39歳(5位)でベスト10に入った。
2018年のヒット1位は「インスタ映え」
博報堂は2018年のヒット商品もまとめた。1位は「インスタ映え」、2位は「ドライブレコーダー」、3位は「フリマアプリ」。「宅配ボックス」は13位だった。

2018年のヒット商品ランキング
調査概要
「2019年 ヒット予想」は、世の中で注目されたと思われる商品やサービス、コンテンツなどを生活者に提示し、「2019年以降、話題になりそう/人々の生活に普及・浸透していそう」と思うかを調査したもの。「そう思う」「ややそう思う」といった予想の強弱を反映するよう、結果をポイント化してランキングを作った。
- 調査概要:新聞・雑誌・Webなどから、2018年、生活者が関心を示した、世の中で注目されたと思われる商品やサービス、 コンテンツ、出来事など約350事例を収集し、うち80項目について調査
- 調査地域:首都圏、京阪神圏
- 調査手法:インターネット調査
- 調査対象:15~69歳の男女1008人(有効回収数) 調査時期 2018年9月28日~10月2日
- 企画分析:博報堂生活総合研究所
- 実査集計:株式会社 H.M.マーケティングリサーチ
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オリジナル記事:【2019ヒット商品予測】「宅配ボックス」「フリマアプリ」「音声アシスタント」が上位に
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