リスティング広告誘導で失敗しないために~「三島3分」シャリエ三島一番町の例~
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4月はじめの日曜日、自宅近くに新築マンションができる旨の告知チラシが新聞折込で入っていました。
「シャリエ三島一番町」というマンションで、今ではサイトも容易にたどりつけます。
折込チラシにはこんな文章が。
「三島3分」で検索
※正確には“三島3分”が□の中に囲まれた、いわゆる検索ボックスの表示です。
僕も近くのマンションだったので興味があり、すぐパソコンで検索してみたんですが、なんと「三島3分」と入力しても、当該物件に当たると思われるマンションページの広告(あるいは検索結果)が表示されません。。。
しかも次の日(月曜日)、正午になってもやはり表示されていませんでした。
#その後はどうなったか知りませんが、現段階ではスポンサー広告部分にしっかり表示されています。
僕と同じ体験、つまり、実際に検索をして表示されていないことを確認した人間が、社内の極めて近い仕事関係の社員にももう1人いたんですよね。。。
と考えると、明らかな機会損失なんです。折込チラシまで投入しているわけですから。
#僕が会社で仕切っているWebPJのメンバーが同じことしでかしたら、プロ意識が足らん!と叱るレベルです(苦笑)。
TV、新聞、折込チラシ…
「紙媒体→(リスティング広告を利用しての)Web誘導」が盛んです。
そのため、これまでWebにまったく関わったことのない人でも、この広告手法に携わらなければいけない場面が増えてきているのでしょう。
しかし、本誘導を行う際、既存メディアの広告に慣れてしまっているWeb広告の素人が「先入観」で進めると大きな失敗をしてしまいます。
その先入観を3つほど紹介します。
Web担の皆さんはすでにお分かりのことでしょうが、新しく配属になる人間に注意しなければいけないこととして。
◆管理画面で必要な情報を登録してもすぐに広告が表示されるわけではない。
Overture(以下OVT)やGoogle(以下GGL)の管理画面にて、キーワードと広告文言を登録すれば、すぐにインターネット上に反映されると思っていたんでしょうかね、「三島3分」を担当された方は。。。
そんなことがまかり通れば、怪しい広告世の中に溢れちゃいますよね(苦笑)。
→つまり、OVTやGGLが必ず表現を「審査」していること、知らない方もいらっしゃるようで。
折り込みチラシを日曜日に予定しているのであれば、少なくとも金曜日までには「審査完了」しておく必要がありますよね。土日はOVTだってGGLだって「お休み」ですもん。
◆検索ワードが(これまで)余りにも検索されないワードだったら登録すらされないことがある
ニッチな文言を狙いすぎるとGGLには登録されません。
必ず検索結果が一定以上あるワードを狙わないと。
→自分が表示させたいと思っているワードの検索結果の「数」を事前にしっかり確認しておきましょう。
◆広告が表示されても余りクリックされなければ広告掲載停止となってしまう
いわゆるCTRが悪すぎると出広停止になりまっせ、ということですね。
どうも旧メディアの担当者は「金払っているんだから掲載されないってことなんてありえるか!」的に思っているようなんですが、リスティング広告はクリック課金という「成果報酬型広告」のため、正確には出広した段階でお金を払っているわけではないんですよね。
クリックされてなんぼ。であれば、媒体社としては「クリックされなきゃお金とらない、だから掲載停止も“オオアリ”」なんです。
Web広告はこれまでの広告とは違います。それなりの勉強とそれなりの経験が必要なんです。
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