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テレビ版Yahoo! JAPANリリース
Yahoo!が、テレビ向けのインターネットサービス「テレビ版Yahoo! JAPAN」(http://dtv.yahoo.co.jp)を4月6日からスタートしました。そのサービスコンセプトと機能を紹介するとともに、僕なりの見解を加えてお届けしてみたいと思います。
テレビ版Yahoo! JAPANサービススタートにあたってPC版との違いは、「情報を積極的にたどる」PC版に比べ、テレビ版では「情報が自分にやってくる」という受動的なサービスを心がけたという点だそうです。
これは情報に向かうユーザーの姿勢ということでしょう。確かに、TVから積極的に情報を取得しようと考えて見ているユーザーは、熱心なアフィリエイターくらいですものねw
また他にも、基本操作がリモコンであることや、PCと異なり家族全員が共有するサービスであることなどが異なる点として挙げられていました。
PC版でも採用されているフィルタリングサービス「Yahoo!あんしんねっと」はテレビ版にも導入されているということで、初期設定にて「アダルトフィルタ」機能に適用されているとのこと。
先で述べたように、家族全員で共有するサービスインターフェースであることを考えると、この辺りの配慮は必須とも言えますね。
ちなみに、このサービスで利用されている「有害サイト判定機能」はAPI化し、提供することも考えているということですが、今月4月から未成年への携帯有害サイトフィルタリングの義務化がスタートしましたし、こういった流れは今後強化がなされていくのかもしれません。
でも、アンダーグラウンドのイメージがあった「インターネット」というものが、「テレビ」というインターフェースを手に入れることで、一躍生活の表舞台に立つ日がとうとう訪れたということなのかもしれません。
もちろん、「パソコン通信」時代に比べれば、現在の「インターネット」は十分トレンディーな位置にはいますけれどもw
テレビ版Yahoo! JAPANは、HTMLブラウザ搭載のインターネット対応テレビであれば、メーカー、機種を問わず利用できるということで、この垣根の低さも、普及の後押しになるでしょう。ただ、もともと無料利用出来るということや、ネームバリューはもちろんのこと、インターネットのあの快適感を味わったことのある人であれば、まず利用しないということはないのではないでしょうか?
デザイン面でも、「テレビ」というインターフェースに特化したこだわりがあるようで、専用となるトップページは、「離れた距離からも見やすい」・「シンプルなレイアウト」という2点に加え、画面表示速度を早めることで快適な利用な目指したとのこと。更に、ウェブ検索結果画面も、文字色、文字サイズなどがテレビ用にデザインされていると言うことです。
個人的に嬉しい機能が2点ありまして、一点はテレビを見ていて気になるキーワードをすぐに検索できるように実装されたという、「急上昇ワードランキング」、「検索総数ランキング」、「画面検索」(4月下旬以降リリース予定)ですね。リモコン操作という操作方法も考慮し、文字入力を省きながら検索できる工夫がされているようです。
もう一点は、2画面表示機能を搭載したテレビであれば、テレビ版Yahoo! JAPANとテレビ画面の両画面を表示することも可能というものです。表示画面は全画面とは異なる文字サイズを使用しており、独自のデザインになっているとのこと。テレビを見ていて気になったキーワードなどがすぐに検索できる。
どちらの機能も、現在の生活にマッチした「○○○しながら、○○○できる。」というような、勝手に名づけさせていただくと「ながら機能」というものです。この情報爆発時代において、情報収集ツールの拡充は急務であると考えます。
「テレビ版Yahoo! JAPAN」が、そんな時代の「救世主」的な存在となりえるのではないでしょうか?
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