〈イベントレポート〉タナベ経営、企業内大学の優秀事例を表彰するアワードを初開催し、コロナ禍でも人材の成長をサステナブルな経営に繋げている企業を表彰。「アカデミーアワード2021」受賞企業6社を発表!

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2021年10月19日(火)
株式会社タナベ経営
全従業員が活躍するための「学びのDX」を推進し、全国の企業の発展を目指す。/2021年9月7日(火)13:00~16:30 開催

日本の経営コンサルティングのパイオニアである株式会社タナベ経営(本社:大阪市淀川区・東京都千代田区、代表取締役社長:若松 孝彦、以下「タナベ経営」)は、FCCアカデミー(企業内大学)設立の支援活動5周年を記念し、「アカデミーアワード2021」を開催し、受賞企業を発表いたしました。https://review.tanabekeiei.co.jp/review/awards-report/25770/




■企業内大学の優秀事例を表彰する「アカデミーアワード」開催の背景
「アカデミーアワード」は、HR(ヒューマンリソース)の領域において、先進的な取り組みによって人材育成をサステナブルな経営につなげた優秀企業に着目し、広く伝えることで、全国の企業の発展を目指す表彰制度です。
コロナ禍をきっかけとして急速にテレワーク等の導入が進み、日常業務のプロセスが見えにくくなった今、企業では「成果」を重視する傾向がより強くなっています。働き方も多様化し、従来の集合型研修やOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)による従業員の育成が難しい中、最も大切な経営資源である人材をどのように育て、組織を活性化していくべきなのか。その答えの1つとして、タナベ経営は全国124校(2021年9月現在)のFCCアカデミー(企業内大学)設立を支援し、全従業員が活躍するための「学びのDX」を推進しています。
今回のアワードでは、124校の中から、特に人材の成長をサステナブルな経営に繋げている6社を表彰。いつでも、どこでも、何度でも学べるシステムの構築により、「学びのDX」を通じて全員活躍を実現している優秀企業として紹介いたしました。

■受賞企業一覧/受賞ポイント
1.JR九州電気システム株式会社
(1)アカデミー名:リアルとWebを融合したブレンドラーニング「KDSアカデミー」
(2)テーマ:競争力強化のために「育成期間を半分に!」
(3)受賞ポイント
・効果的かつ効率的な学びの実現に向けたリアルとウェブを融合した学びを「ブレンドラーニング」と定義し展開。
・アカデミーに関する情報を「KDSアカデミーブック」にまとめ、インナーブランディングとしても積極的に取り組んでいる。

2.ツインバード工業株式会社
(1)アカデミー名:中期ビジョンの推進でゼロイチ人材をつくる「ツインバードアカデミー」
(2)テーマ:世の中にないものを生み出すゼロイチ人材の育成が重要
(3)受賞ポイント
・中期ビジョンや事業戦略を実現するために「世の中にないものを生み出す“ゼロイチ人材”の育成」を重要視。
・その教育システムとしてアカデミーを位置づける。

3.ヤマハサウンドシステム株式会社
(1)アカデミー名:いい音、いいサービス、いい人材をつくる「YSSアカデミー」
(2)テーマ:いい音、いいサービス、いい人材をつくるNo.1サウンドカンパニー
(3)受賞ポイント
・「ヒト・オト(音)・モノ・コト」からなる「4つの学部」を設立。
・属人化していた知識やスキル、カン・コツ・ツボ等「いい音」づくりにつながるノウハウと階層別能力を体系化。
・外部発信を通じてブランディングとしても多角的な成果を出している。

4.加和太建設株式会社
(1)アカデミー名:教え、学び合う風土をつくるアカデミー「加和太アカデミー」
(2)テーマ:喜びや感動を生み出すことができる一流のプロジェクトマネージャーの育成
(3)受賞ポイント
・専門スキルの習得のための「土木・建築・不動産・安全管理」の4つの学部と、全社員にとって学びの基盤となる「ポータブル・スキル」習得のための一般教養課程で構成。
・全社員が月1回は学びを最優先できる「学びの日」の創設。
・1講座10分、250以上あるWeb講座は全て社内講師が教えるもの。(教え学び合う風土の醸成)

5.三和建設株式会社
(1)アカデミー名:つくるひとをつくる、「SANWAアカデミー」
(2)テーマ:つくるひとをつくる
(3)受賞ポイント
・社員一人ひとりの成長を経営上の最重点事項として位置づけている。
・取り組み始めて5年を迎えた今も、毎年進化している。
・講座の質向上に向けて社内講師トレーニングや事前レビューの徹底、人事制度との連動等を仕組み化した完成度の高いアカデミーモデル。

6.株式会社三松
(1)アカデミー名:技術者の生涯教育「三松大学」
(2)テーマ:「輝く未来」を築くための技術を学ぶ
(3)受賞ポイント
・今ある技術を学ぶだけでなく、数年後・数十年後に必要となる技術をスキルマップ化し、未来志向で学ぶ。
・「技術者教育=生涯教育」をスローガンに「人材教育体制」をデザイン。
・三松マイスター、総選挙の開催や一部社外への公開にも取り組む。

■受賞コメント:JR九州電気システム株式会社
1.JR九州電気システム株式会社 代表取締役社長 小林 宰 様


「現在、世の中は猛烈なスピードで変化を続けており、さまざまなイノベーションが生まれています。しかし、いずれのイノベーションも主役が『人』であることに変わりありません。様々な変化に適切かつ的確に対応できる人を育て、つくり上げていくことが何より大切だと考えています。そこで、30周年を機にタナベ経営から紹介いただき、デジタル、動画を使った人材育成プラットフォームとして、『KDSアカデミー』を開校いたしました」
「最初の1年はなかなかコンテンツが広がらず、社内にアカデミー委員会やアカデミー協議会を立ち上げ、ようやく形ができてきました。社員全員でこのアカデミーをつくり、育てていく機運ができた証だと思っています。我が社では、『若手社員の育成期間を半分にする』というスローガンのもと、人材育成に取り組んでおります。どうすれば、より効果的、効率的な人材育成ができるのかを模索しています。受講する社員が勉強する気を起こすためにはどんなカリキュラムがいいのか。自ら学習するためにはどんな仕掛けが必要か。『ブレンドラーニング』といういい言葉をいただき、デジタルとリアルのいいとこ取りをして組み立てています。『ブレンドラーニング』の体制がようやく整いつつある中でこのような賞をいただきましたが、これからもっと頑張りなさいという激励賞だと受け止めています。この賞に恥じないような仕組みを確立させ、他に誇れる社員の育成に努めていきたいと思います」と話されました。

2.JR九州電気システム株式会社 教育アカデミー部 部長 都甲 和彦 様


「最近では、若手人材の育成期間を半分にするための新しい教育体系として『フレッシャーズコース』を立ち上げました。新入社員から6年目までの社員がデジタルとリアルで学ぶコースです。デジタル動画と集合教育による『ブレンドラーニング』であり、職場ではエルダー制度も導入し、若手人材を全面的にサポートする教育環境をつくることができました。まだ立ち上げたばかりですが、『ブレンドラーニング』の良さを活かし、若手人材の早期育成を実現していきたいと思います」「また、アカデミーを立ち上げるだけでなく、ポスターやアカデミーブックなどのツールも作り、インナーブランディングとして全社展開しました。社員にアカデミーを知ってもらい、活用してもらうことも私たちの役割の1つです。今後は『フレッシャーズコース』の上位階層として、ミドル、エキスパートコースの立ち上げに向けて、企画を進めています。まだまだ課題はありますが、我が社の長期ビジョンである『NEXT KDS』の実現に向けて、これからもアカデミーを充実させ、会社の成長に寄与する人材を育成できるよう努めてまいります」と話されました。

■代表コメント:タナベ経営 代表取締役社長 若松 孝彦
冒頭のご挨拶として、「私たちのアカデミー活動は、2016年に企業内大学の設立支援としてスタートし、今年で5周年を迎えました。そして、5周年の活動を記念し、『アカデミーアワード』を初開催しました。タナベ経営は全国の大企業から中堅企業を中心に124校の企業内大学を設立し、企業内大学設立支援としては日本で最大規模の活動に成長しました。クラウドソフトの開発、多言語対応、スマートフォンアプリの開発、バーチャル視聴等、学びのプラットフォームとしてアップデートを続けてきました。アカデミー活動を通じて組織の中の優秀な人材・ノウハウを見つけ、各社がアカデミー社内動画をアップロードし続けています。現在、全国のアカデミーの総動画本数は5,840本になりました。皆さんの人づくりに対する情熱や努力、積み重ねに、心から敬意を表します」と話しました。

さらに、「アカデミー活動はコロナ禍の今、大きな価値があると実感しています。私たちタナベコンサルティンググループはビジネスドクター(コンサルタント)として、新型コロナウイルス発生時から、経営を止めない、経済を止めない、そして学びを止めないことを発信し続けてきました。コロナ禍において、アカデミークラウドシステムは未来へと学び続けるためのサステナブル教育であり、サステナブルテックであると証明しました」
「今回の受賞企業を始め、コロナ前にクラウドの企業内大学を設立してきた企業は、学びが止まるどころか、学びを加速させています。経営者・リーダーの皆さんのリーダーシップによって人材がサステナブルに活躍しています。その価値はとても大きなものです。今回『アカデミーアワード』を授与させていただく本質は、各社のコロナ前からの真摯な人材活躍活動へのリスペクトです。アカデミー活動に参加いただいた社員の皆さんの努力にも重ねて感謝申し上げたいと思います」と述べました。
最終コメントとして「戦略は、『何をやるのか』と同じくらい、『誰がやるのか』が大切です。人材成長の持続性が会社の持続的成長を約束します。日本中の教育機関で学びが止まる中、私たちはアカデミー活動を通じてサステナブルな経営を推進してきました。これからもアワードを通じて、アカデミー活動をたたえ合える機会を作っていきたいと考えています」と話しました。

「アカデミーアワード2021」開催リポート:https://review.tanabekeiei.co.jp/review/awards-report/25770/



株式会社タナベ経営 概要

■タナベ経営について
タナベ経営は、1957年(昭和32年)に創業し、今年創業64年を迎える日本の経営コンサルティングのパイオニアです。「企業を愛し、企業とともに歩み、企業繁栄に奉仕する」という経営理念のもと、「ファーストコールカンパニー 100年先も一番に選ばれる会社」の創造をミッションとしています。
グループで500名を超えるプロフェッショナル人材を擁し、「経営者・リーダーのパートナー」として大企業から中堅企業まで約10,000社の支援実績があり、その中には上場企業や業界ナンバーワン企業、地域の優良企業も多数含まれます。
コンサルティングスタイルとしては、クライアント企業の課題に合わせて「ドメイン(業種・事業領域)×ファンクション(経営機能)×リージョン(全国10地域)」の3つの観点から、複数名のコンサルタントを選定してチームを組成する「チームコンサルティング」を推進しています。

・ドメイン(業種・事業領域)
食品(製造・流通・外食)、建設(建設・インフラ・住宅・不動産)、サプライチェーン(製造・流通卸・物流)、ライフ&サービス(小売・BtoBサービス・BtoCサービス)、行政・公共サービス
・ファンクション(経営機能)
ビジネスモデル(中長期ビジョン・事業ポートフォリオ戦略・ブランディング戦略等)、コーポレートファイナンス(ホールディングス・事業承継・グループ経営等)、BPR、HR(組織戦略・人事戦略・FCCアカデミー(企業内大学)設立・人材採用等)、DX、M&A、マーケティング・プロモーション
・リージョン(全国10地域)
札幌、仙台、新潟、東京、名古屋、金沢、大阪、広島、福岡、那覇

「All for the Client-すべてはクライアントのために」という徹底したクライアント中心主義のもと、企業の戦略デザイン(上流工程)から現場における実装・実行支援(中流~下流工程)まで、一気通貫で支援できるコンサルティング・バリューチェーンの構築を目指しています。

■We are Business Doctors
――日本で、経営コンサルティングがはじまった。
「私が勤めていた会社が倒産した」これは創業者 田辺 昇一の原体験。
会社がつぶれるということは、働く社員が路頭に迷い、取引先にも大きな迷惑をかける。どんなに規模が小さくとも、すべての企業には命がある。田辺 昇一は、企業を救う医師「Business Doctor」として企業とともにその命を守っていこうと決心しました。
「会社はつぶれるようにできている」「この国には企業を救う仕事が必要だ」この思いから、1957年10月16日に「田辺経営相談所」を創業。日本の経営コンサルティングのパイオニアとして60年以上、その精神と使命は脈々と受け継がれ、「ファーストコールカンパニー 100年先も一番に選ばれる会社」を創造する活動へと続いています。
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