ユニバーサルワークス、「自治体サイトWebアクセシビリティ調査2012」の結果を発表

47都道府県、20政令指定都市のすべての公式サイトを対象に4つの観点で調査を実施
岩佐 義人(Web担 編集部) 2012/9/5 22:45

デジタルコンテンツ企画・制作などを行うユニバーサルワークスは、自治体サイトのアクセスしやすさを調査する「自治体サイトWebアクセシビリティ調査2012」を実施。9月1日、調査結果を同社のWebサイトで公開した。調査は47都道府県、20政令指定都市を対象に8月20日~31日に実施。全盲の視覚障害者を含むテスターが各Webサイトのトップページにアクセスし、音声ブラウザを利用した際のアクセスしやすさを「見出し・文書構造」「alt属性(画像が閲覧できない環境でも情報やテキストを音声で得ることができる属性)」「文脈に依存したリンク・単語内のスペース」「読み上げ」など4つの観点で合否(「OK」・「NG」)を評価した。すべての観点でOKとなったサイトには一覧ページで「はなまる」を付与している。

今回の調査で「はなまる」と評価された都道府県と政令指定都市のWebサイトは、千葉県(3年連続)、石川県(2年連続)、静岡県(2年連続)、滋賀県(3年連続)、兵庫県、鳥取県(3年連続)、名古屋市(2年連続)、大阪市。観点別の合格率を見ると「見出し・文書構造」は昨年比4ポイント向上の19%、alt属性は同11ポイント向上の75%、リンクラベル・スペースは同4ポイント低下の64%、読み上げは同8ポイント低下の82%となった。多く見られた問題としては、「詳細」「一覧」「こちら」などリンク先を具体的に示さないリンク、背景画像に透明画像を重ねてのリンク設定、不適切な見出しレベルの設定などがあった。

ユニバーサルワークス
http://www.u-works.co.jp/

自治体サイトWebアクセシビリティ調査結果
http://www.u-works.co.jp/jichitai

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