SEO市場、2008年には100億円規模へ。アウンコンサルティングが試算を公表
検索エンジンマーケティング(SEM)を手がける、アウンコンサルティングは1月22日、SEOに関する市場規模を試算し、公表した。
調査によると、2006年のSEO市場規模は、総額で79億7000万円で、前年比24%の成長を記録。同社が2006年に行った試算では、2006年のSEO市場は76億4000万円。調査結果では、最終的に昨年試算を上回る結果となった。
また、市場規模の内訳は、「アウトソーシング」で前年比38%増の16億5000万円、外部委託によらず、SEO業務を企業内で完結させる「インハウス」で前年比19%増の49億7000万円、外部業者が製作したソフトウェアを自社サイトに適用して対策を行う「ツール」で前年比28%成増の13億6000万円。同社では、Webサイトの構造的問題の洗い出しや改善提案など、SEO業務を外部の専門業者に委託するアウトソーシングのカテゴリーが好調に推移したことが、市場規模の全体の引き上げに貢献したと分析している。
加えて、インハウスにおいても、書籍や有料セミナーなどのニーズに加え、ディレクトリー登録等、適切なリンク面の対策の重要性の認識が進んだことで、伸長が見られたとしている。一方、ツールにおいても、その簡便性から順調な推移を見せており、同様に顕著な成長を記録したとしている。
同社はまた、2008年のSEO市場規模が100億円を突破すると予測。2010年には121億円規模へとの成長が見込まれるとしている。
分野別では、アウトソーシングで今後も大手企業を中心にSEOの新規導入と継続的な外部発注が一定程度進み、2008年まで10%前後の成長が続くと試算。 また、中小規模の企業においても積極的なSEO対策へのニーズが今後も拡大し、特に利便性に加えて一定の精度の高まりも見せつつあるツールにおいては、2010年ごろまで年間10%の成長が継続すると予測した。
アウンコンサルティング
http://www.auncon.co.jp/
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