2024年度の国内キャリア投資は約2.3兆円に減少。KDDIと楽天モバイルの投資縮小が影響【MCA調べ】

国内ネットワーク機器投資額は大手キャリア4社が全体の7割を占める。

今井扶美(Web担編集部)

8:00

MCAは、「国内主要キャリア各社の設備投資に関する調査結果」を発表した。調査期間は2024年9月~2025年7月で、主要キャリアのネットワーク投資や通信インフラ市場の動向をまとめている。

キャリア設備投資額が2.3兆円に減少、2025年度は反転増へ


キャリアグループ別設備投資額推移と予測

2024年度の国内市場におけるキャリアグループの設備投資額は2兆3,161億円で、前年度比5.2%減となった。特にKDDIグループ(前年度比704億円減の6,789億円)と楽天モバイル(同846億円減の930億円)の投資縮小が影響しているとみられる。

2025年度は、グループ各社および楽天モバイルの投資拡大が見込まれ、設備投資額は2兆6,211億円に増えると予測されている。ただし、2026年度以降は再び2024年度並みの水準に戻り、2028年度の投資額は2兆2,759億円にとどまる見込みだ。


大手キャリア別ネットワーク機器投資シェア

続いて、国内大手キャリアの2024年度のネットワーク機器投資は、前年度比12.2%減の3,881億円と推計された。内訳としては、KDDIが1,007億円、NTTドコモが875億円、ソフトバンクが629億円、楽天モバイルが175億円となり、携帯電話事業を行う4社の投資額が全体の69.2%を占めた。


ネットワーク機器への投資額推移と予測

最後に、国内ネットワーク機器への投資額を見ると、伝送装置と携帯電話基地局が全体の約6割を占めていた。伝送装置や基地局、PON/MCは縮小傾向にある一方で、ルータやスイッチはわずかながら増加していた。

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