データ・ワンが味の嗜好データの広告配信サービス「co-buy 味覚嗜好ターゲティング」提供
「サッポロ 男梅サワー」で実証、コーヒーやカップ麺などの購買者から新規ユーザ獲得
7:02 マーケティング/広告 | 便利ツール/サービス
デジタル広告配信事業のデータ・ワンは、消費者の味の嗜好のデータに基づく広告配信サービス「co-buy 味覚嗜好ターゲティング」の提供を始めたと9月29日に発表した。伊藤忠商事と、フードデジタルソリューション事業の味香り戦略研究所と連携して開発した。サッポロビールの「サッポロ 男梅サワー」の味わいを味覚センサー技術で数値化し、味の好みデータを用いて消費者の潜在的なニーズを可視化する広告サービスで実証した。

数値化した味わいで塩味・ボディ感が強く、苦味は抑えめと判明。22タイプに分類される嗜好性タイプから2群(4タイプ)の消費者に向くと推定し、フードペアリング解析技術も活用して、「よく買う商品」と紐づけた訴求広告を配信した。その結果、コーヒーやカップ麺、スナック菓子購買者から新規ユーザを獲得し、嗜好性訴求のクリエイティブへの高い反応や、嗜好性が近い商品は同時併買しやすいことが分かった。
データ・ワンはファミリーマートと同社親会社の伊藤忠商事がNTTドコモやサイバーエージェントと2020年10月に設立。国内最大級の4500万ID分のID-POS情報でメーカー、小売、ECのデジタルマーケティング活動を支援し、購買データ活用配信「co-buy」で顧客属性、購買、併売特性を活用した広告を配信する。流通横断の購買データを活用した広告配信で新規顧客の獲得や既存ユーザの育成などマーケティング活動の支援を強化していく。




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