アドビが生成AI時代で変わるブランド戦略の最適化サービス「LLM Optimizer」発表

企業向け新ツール、ブランド情報がAI経由でどのように表示されているかを即時に把握

米国アドビは9月16日(仏時間)、生成AI(人工知能)時代の企業向け新サービス「Adobe LLM Optimizer」を発表し、日本語訳を9月17日に公開した。生成AIを搭載したブラウザーやチャットサービスが普及する中で、企業のブランド情報がAI経由でどのように表示されているかをリアルタイムで把握できるようになり、自社の露出度を競合他社と並べて比較するなどAI経由のトラフィックの監視と増進に役立つ。

「Adobe LLM Optimizer」を発表

LLM Optimizerは生成AIが問い合わせへの応答の根拠にしたオウンドコンテンツ(Webサイト上の詳細情報など)を特定する。同時比較が可能なベンチマーク機能によって、ビジネス上で重要な検索や問い合わせで、自社の露出度を競合他社と比較する。レコメンデーションエンジンがブランド認知のギャップを検知して、自社チャネル(Webページ、FAQ)と外部チャネル(「Wikipedia」、コミュニティサイト)での改善策を提案する。

アトリビューション機能でAI経由の行動とビジネス成果を紐づけ、エンゲージメントやコンバージョン等への影響を把握する。標準搭載のレポート機能によって迅速に社内で共有し、ビジネスへの影響を説明できる。「Adobe Analytics」の分析では、5月に米国で生成AI経由の小売サイトへのトラフィックは2024年7月から3500%増えており、消費者行動の変化を先取りしてAI時代でも常に高いブランドの想起率の維持が急務となっている。

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