DNPがデジタルマーケティングの先進技術を持つ海外企業のサービスとの連動強化へ

大日本印刷(DNP)は、日本企業の世界ビジネス支援事業を行うゲシェルと資本・業務提携契約を2月14日に結んだ、と2月17日発表した。ゲシェルは海外スタートアップと日本企業の協業を支援している。DNPはデジタルマーケティング分野の先進的な技術を持つ海外企業のサービスを自社サービスと連動させ、企業のデジタルマーケティング支援の強化を図る。

DNPとゲシェルは2023年から協業し、DNPは海外のデジタルマーケティング関連のサービス企業との連携を進めてきた。今回、ゲシェルと資本・業務提携することで海外の最先端サービスの開拓、提携、運用体制を強めることにした。ゲシェルは海外のスタートアップを発掘・選定。日本市場にはない技術やサービスを迅速に展開することでDNPの競争力を高める。

具体的には、Cookie不要のアルゴリズムを活用したターゲティング広告、生成AI(人工知能)を利用したコンテンツ生成、オンラインとオフラインの顧客データ連携など、海外の広告関連の先端技術とDNPのサービスを連動させる。これによって顧客企業のマーケティングの効果・効率を一層高めるサービスを実施。海外市場向けのサービス提供も視野に入れる。