「Google Workspace Business/Enterprise」に生成AI「Gemini」統合、AI込みに値上げ
米国Googleは、AI(人工知能)機能の「Google AI」をグループウエア・ビジネスソフト群の「Google Workspace」で「Businessプラン」と「Enterpriseプラン」に含めると1月15日(米国時間)に発表した。Google Workspaceを利用する企業は生成AIの「Gemini」の追加購入の必要をなくし、シンプルなプランと料金設定でAI機能を利用できる。
「Business Standardプラン」で「Gemini Business」を利用すると、これまではユーザー1人あたり月額$32だったが、同内容の料金が月額$14になり、Geminiを含まないWorkspaceの料金との差額が$2となる(日本では1360円が1600円になる)。3月17日か、年間/定期プラン更新日の遅いほうの日にサブスクリプションの月額料金を更新する。
「Gmail」「Googleドキュメント」「Googleスプレッドシート」「Meet」「Chat」や、動画生成の「Google Vids」などのツールにAIが組み込まれる。Geminiを使用してメール、チャット、ファイルの要約、下書き、情報検索を効率化でき、プロフェッショナルなドキュメント、スライド、スプレッドシート、動画をゼロから作成できる。
AIは単なるツールではなく業務の進め方を根本的に変え、この1年間で10万社超の顧客が従業員の生産性や創造性、イノベーションを引き出した。AIを導入した企業は競争力を大幅に強化したが、多くの企業は始め方がわからず導入費用の捻出が難しかったことから、AI機能をWorkspaceのBusinessプランとEnterpriseプランに含めることにした。
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