電通がテレビ・デジタル横断の広告出稿管理「MIERO Digi×TV」でCTVデータも分析可能に

「YouTube」への出稿広告でCTVも含んだより正確なリーチ計測とフリークエンシー管理実現

山川 健(Web担 編集部)

2024年12月18日 7:02

電通は、テレビとデジタルを横断して広告出稿状況が一元管理できる同社のマーケティングダッシュボード「MIERO Digi×TV(ミエロ・デジテレ)」の機能を強化した、と12月17日発表した。従来のテレビ、パソコン、モバイルに加え、インターネットに接続したテレビ受像機、コネクテッドTV(CTV)のデータも統合分析できるようにした。実証実験を同日始めた。

MIERO Digi×TVは、テレビとデジタル広告の統合リーチを日次で可視化し、性・年代別で出力できるダッシュボード。動画配信サービスの成長でCTVの普及率が急拡大しているため機能強化を図った。視聴行動分析サービス事業のニールセンのデジタル広告視聴率「DAR」でCTVでの「YouTube」の効果計測が可能になったことを受けた。DARをデータソースにする。

CTVに対応したことで、YouTubeへの出稿広告に関してパソコン、モバイルのほかCTVも含めたより正確なリーチ計測、フリークエンシー(広告接触頻度)管理が可能になった。機器を比較しながらYouTubeでのキャンペーンの全体像が分かる。これまで通りYouTubeとテレビCMとの統合分析もできる。実証実験への参画企業を募っている。トライアル期間は約半年。

「MIERO Digi×TV」(ミエロ・デジテレ)の機能を強化

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