通信サービス「3G」、利用している通信キャリアの終了時期を5割超が「知らない」【MMD研調べ】

ソフトバンクは4月15日に終了。2026年3月末にNTTドコモも終了で、3Gは消滅。

MMDLaboが運営するMMD研究所は、「2024年3Gサービス終了に関する実態調査」の結果を発表した。18歳~69歳の男女7,000人が回答している。

携帯電話・スマートフォンの3G通信サービスは、KDDIは2022年3月末ですでに終了。ソフトバンクは2024年4月15日に終了(契約者住所が石川県のユーザーに限り7月31日)。NTTドコモは2026年3月末に終了の予定となっている。

フィーチャーフォン利用者、3G終了後「何も検討していない」が最多

まず全体に「3Gサービス終了」について聞いたところ、「知っている」は50.6%。古いサービスのため年齢が高いほど利用者が多いと考えられ、終了に関する認知も高齢層ほど高い。

メイン利用の端末別でみると「知っている」の回答は、「スマートフォン」52.6%、「ガラホ(4G LTEケータイ)」65.7%、「フィーチャーフォン」68.5%とこれも利用端末の世代に従っている。

メイン利用端末をdocomo、SoftBank、Y!mobileで契約している1,641人に「メイン利用の端末を契約している通信会社の3Gサービス終了について知っているか」を聞くと、「知っている」は44.1%だった。一方「終了する年を知っている」と回答した724人を対象に「3Gサービスが終了する年」を聞くと、正答率は35.8%にとどまった。

現在フィーチャーフォンを通信契約してメイン利用している103人に「3Gサービス終了後の意向」を聞くと、「何も検討していない」40.8%が最多。「スマートフォンへの機種変更(合算)」32.0%、「ガラホへの機種変更(合算)」25.2%がそれに続く。

​なおフィーチャーフォン利用経験のある4,522人に、「最後に利用していたフィーチャーフォンの処分方法」を聞くと、「現在も自宅で保管している」54.4%が最多で、2位「携帯ショップで回収してもらった」18.5%、3位「不燃ごみとして出した」7.2%などを大幅に上回った。

調査概要

  • 【調査対象】18歳~69歳の男女
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2024年3月29日~4月1日
  • 【有効回答数】7,000人
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