サモエドカフェ、平成女児、Temu…など。2024年Z世代トレンドは「プロセス」「没入感」「界隈」などがカギに【SHIBUYA109 lab.調べ】

「カフェ・グルメ」「モノ・コト」「ファッション・コスメ」「アーティスト」の4部門でトレンド予測。

SHIBUYA109エンタテイメントが運営するマーケティング機関『SHIBUYA109 lab.』は、2024年のトレンド予測を発表した。独自ネットワーク「SHIBUYA109 lab. MATE」に所属する、around20(15~24歳)のZ世代女性443人がアンケートに回答している。

食体験からファッションまで、“強い個性の切り替え”が

この調査では、事前に実施した「トレンド予測会」を基に選定したノミネートワードに対して投票を行っている。その結果、「カフェ・グルメ」「モノ・コト」「ファッション・コスメ」「アーティスト」の4部門で、それぞれ以下のようなコトバが選定された。

【カフェ・グルメ部門】

  • アサイーボウル
  • ぷよぷよ動物プリン
  • おじいちゃん・おばあちゃんの味
  • オニワッサン など

【モノ・コト部門】

  • 小型チェキ
  • 平成女児
  • パンパンイ
  • Temu など

【ファッション・コスメ部門】

  • 無彩色メイク
  • 貼る下まつげ
  • フェアリーグランジ
  • バレエコア など

【アーティスト部門】

  • PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS
  • iLiFE!
  • あだちいの
  • DXTEEN など

カフェ・グルメに関してはこれまで同様、「量り売りケーキ」「タンフル」「オニワッサン」など韓国の食トレンドへの注目が高い。また“検索したくなるネーミング”の食体験も目立つ。

カフェ・グルメ部門で選定されたワード(イメージ)
(SHIBUYA109 lab.の発表資料より)

モノ・コトでは、SHIBUYA109 lab.が毎月実施しているヒアリングのなかで「自然が豊かな場所に行きたい」「自然に囲まれたい」という声が増えているという。都会の喧噪やスマホから距離を置いて、デトックスをしたいという意識があることがうかがえる。一方でクラブなど、ナイトエンタメへの注目の高まりも見られており、意識を切り替えメリハリを楽しむ若者像がうかがえる。

モノ・コト部門で選定されたワード(イメージ)
(SHIBUYA109 lab.の発表資料より)

ファッション・メイクでは、平成日本のサブカル色が濃いゴスロリやパンクファッションなど、Y2Kテイストが楽しまれそうとのこと。「無彩色メイク(韓国JKメイク)」「バッグにぬい」などの韓国トレンドも人気だ。

ファッション・コスメ部門で選定されたワード(イメージ)
(SHIBUYA109 lab.の発表資料より)

アーティスト部門では、次世代アイドル・K-POPアーティスト、邦ロックバンドなど、多岐にわたるジャンル・アーティストが並んだが、人気アーティストの弟分・妹分のアイドルグループも多く登場した。

調査概要

  • 【調査対象】around20(15~24歳)女性
  • 【調査方法】Webでのアンケート調査(独自ネットワークSHIBUYA109 lab. MATEによる回答)
  • 【ノミネート候補】7名の高校生・大学生と実施した「トレンド予測会」の内容を基に選定
  • 【調査時期】2023年10~11月
  • 【有効回答数】443人
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