デジタルマーケティング研究機構、「Web人賞」はパナソニックコネクト山口有希子氏(大賞)、渋谷未来デザイン長田新子氏らが受賞【第11回Webグランプリ】

公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構は、第11回WebグランプリのWeb人部門「Web人賞」の受賞者を発表した。

332社が加盟(2023年10月末現在)する公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構(以下、DMI)は、第11回Webグランプリの「Web人部門」、Web人大賞含むWeb人賞の受賞者を発表した。

Web人部門では、「人」にフォーカスした賞として、優れたWebサイト、Webプロモーションにとどまらず、広くデジタルを活用したマーケティング、コミュニケーション等の原動力となった人物にフォーカスをあて、その功績を称えて表彰を行う。

第11回Webグランプリ Web人部門 受賞者一覧

【Web人大賞】

  • 山口 有希子 氏(パナソニック コネクト株式会社)

山口氏は「世界に通用するCMOになる」との思いで実績を重ね、今年パナソニック コネクト株式会社の取締役CMOとなりました。DMIでは、昔から「ウェブやデジタルの仕事をしている人が上場企業の役員になる社会にしていく」という思いがありました。業界において精力的に活動していた山口氏が、日本を代表する企業グループの社員約3万人を抱える企業の取締役となったことは、変化を感じさせる大きな出来事です。これまでの活動と実績に敬意を表するとともに今回の受賞とさせていただきます。

山口 有希子 氏
(パナソニック コネクト株式会社)

 【Web人賞】(氏名50音順)

  • 長田 新子 氏(一般社団法人渋谷未来デザイン)

    長田氏は、自身のマーケターとしてのバックグラウンドを用い、イベント、情報発信含めプロジェクトを多様なメンバーで組成し、多くの人を巻き込んだイノベーティブな渋谷の街づくりを推進されました。
    また、マーケターキャリア協会理事としてキャリア支援活動も行っています。2020年に「バーチャル渋谷」を立ち上げ、今年はリアルな街に新たな体験を拡張する世界初都市型XRスポーツ「AIR RACE X」を開催し、レースが不可能な渋谷に拡張現実を通じて実現することに挑戦されました。Metaverse Japan代表理事としても、今年はラボを立ち上げ大学・企業と研究活動をスタートしました。
    さらにシブヤ・スマートシティ推進機構にてデータを活用した街づくりの推進や、CCBT(シビック・クリエイティブ・ベース東京)の運営委員としてアートとデジタルテクノロジーで人々の創造性を社会に発揮するための活動も行うなど、これまでの活動と実績により今回の受賞となりました。

    長田 新子 氏
    (一般社団法人渋谷未来デザイン)
  • 森永 真弓 氏(株式会社博報堂DYメディアパートナーズ)

    森永氏はデジタルマーケティング、ネット広告、インターネットカルチャーに黎明期から深く関与し様々な提言を続けています。
    2022年には象徴となる書籍発刊をおこない、各界にとりあげられました。これらをテーマにしたイベントや番組への出演も多く、生活者研究の目線から新しいパラダイムや仕組みを分かりやすく翻訳・言語化しました。それらビジネス界に浸透させる活動が顕著な成果を上げたことで今回の受賞となりました。

森永 真弓 氏
(株式会社博報堂DYメディアパートナーズ)
  • 屋代 陽平 氏(株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント)

  • 山本 秀哉 氏(株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント)

    屋代氏と山本氏は、YOASOBIのAyase氏、ikura氏とともに、YOASOBIの企画やプロモーションを様々な形で支えてこられました。
    特に2023年に入ってからリリースされた楽曲「アイドル」においては、TikTokやYouTubeなど様々なネット上での話題化の仕掛けを組み合わせられたことにより、これまで日本のアーティストでは難しいと考えられていた、ビルボードの米国外グローバルチャートでの1位獲得など、目覚ましい成功を成し遂げられましたことで今回の受賞となりました。

屋代 陽平 氏(株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント)
山本 秀哉 氏(株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント)
  • 山本 京輔 氏(株式会社博報堂)

    山本氏は、博報堂 ビジネスコンプライアンス局に所属する傍ら、消費者庁のステルスマーケティングに関する検討会の委員として活動されました。またWOMマーケティング協議会 (現・一般社団法人クチコミマーケティング協会) 副理事長(ガイドライン担当)として、2023年10月からのいわゆる景表法のステマ規制の施行開始にあたり、JAAやJAROをはじめ様々な講演活動や解説セミナーなどを通して、消費者庁のステマ規制の告示内容の解説、企業担当者の理解促進に努めました。また、2023年6月のWOMマーケティング協議会によるWOMJガイドラインの改訂にも尽力され、同10月からの運用開始を主導されました。
    これら山本氏の功績により、企業の広告担当者、デジタル・ウェブ担当者のステルスマーケティング撲滅への正しい理解が進み、業界の健全化に大きく貢献されたことが評価され、今回の受賞となりました。

山本 京輔 氏
(株式会社博報堂)

Web人賞選考委員会 選考委員

  • 今田 素子 氏 2013年Web人賞受賞
    (株式会社メディアジーン代表取締役CEO)
  • 徳力 基彦 氏 2007年Web人賞受賞
    (noteプロデューサー/ブロガー)
  • 長谷川 敦士 氏 2012年Web人賞受賞
    (株式会社コンセント 代表取締役社長)
  • 平田 大治 氏 2004年Web人賞受賞
    (シックス・アパート株式会社 取締役CTO)
  • 安田 英久  2010年Web人賞受賞
    (株式会社インプレス Web担当者Forum編集統括)

Webグランプリ プロジェクト運営メンバー

  • Webグランプリプロジェクトリーダー
    新井 隆之 氏(岩崎電気株式会社、デジタルマーケティング研究機構 幹事)
  • Webグランプリプロジェクト プロジェクトメンバー
    西田 健 氏(キヤノンマーケティングジャパン株式会社、デジタルマーケティング研究機構 副代表幹事)
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