ウェザーニューズが天気アプリ「ウェザーニュース」で「電力需給予報」を緊急公開

全電力会社エリアの電力ひっ迫度(電力使用率)を時系列で予報、効果的節電に役立つ

気象情報サービス事業のウェザーニューズは、同社が運営する天気アプリ「ウェザーニュース」(「iOS」「Android」)で「電力需給予報」を緊急公開した、と6月29日発表した。ウェブサイトでも見られる。国内の全電力会社エリアの電力ひっ迫度(電力使用率)を時系列で予報する。電力需給のひっ迫が心配される今夏の状況を受けた。効果的な節電に役立つ。

アプリの「電力需給予報」画面

電力需給予報は、ウェザーニューズの独自の電力需要予想と、電力会社の電力供給力のデータに基づき、電力需要予測に特化したAI(人工知能)モデルで算出する。AIモデルは、同社のデータ分析技術や需要予測の知見を生かし、電力会社の電力消費実績データと同社の気象データを数年分学習させて構築。これに最新の電力・気象データを取り込んで算出する。

電力消費量は人の体感にも左右されることから、ウェザーニュースアプリのユーザーから寄せられる天気や体感の報告も活用する。電力需給予報では、居住する地域の電力会社の電力需給が特に厳しい時間帯が分かり、節電する際の参考になる。無料で利用できる。電力使用率(需要・供給力)が高いほど、電力の予備率が小さく電力需給がひっ迫した状態となる。

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