東京商工会議所は、2023年新卒者の採用・インターンシップに関する調査結果を発表した。主催した「会員企業と学校法人との就職情報交換会」に参加した企業を対象に、アンケートを実施した。
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「最終面接」は「対面のみ」と回答した企業が7割超
まず2023年新卒者(大学生・大学院生)の「採用予定人数」について聞くと、「前年計画と同等」63.3%が最多だが、「前年計画よりも増やす」34.5%とあり、コロナ禍を経て企業の採用意欲が高まっていることがうかがえる。
「採用・選考活動をいつ頃まで実施する予定・見通しなのか」については、「本年7月~9月」が35.0%でもっとも多かったが、政府要請に基づく「就職・採用活動の日程」を順守し10月以降も採用を実施する企業も45.8%存在する。
「採用・選考活動のオンライン対応」については、「学校訪問・学校説明会」「合同会社説明会」などを「オンライン・対面を併用する」とした企業が多数派だった。一方、「最終面接」は「対面のみ」と回答した企業が75.1%に達している。
また「新卒者の採用・ 選考活動における課題」では、「希望者が集まらない」66.1% 、「求める人材からの応募がない」60.5%が高く、企業が人材を求めても、学生側は海外なども視野に、より上位の企業に応募している可能性が指摘されている。実際4割超の企業が「選考中の辞退・内定辞退が多い」と回答している。
なお本年度に実施するインターンシップ・仕事体験の期間を「1日」43.5%に設定している企業が最多。「半日」29.4% 、「2日~4日」22.6%など、短期間で設定する企業が多かった。
調査概要
- 【調査対象】「会員企業と学校法人との就職情報交換会」(4月27日開催)の参加企業
- 【調査方法】Webアンケートシステム
- 【調査時期】2022年4月27日~5月13日
- 【有効回答数】177社
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