大正製薬がJR新宿駅改札内でIoT化した販売機による一般医薬品(OTC)の販売実証を開始

「パブロン」「ナロン」「クラリチン」など30品目を展開、JR-Crossとブイシンクが協力

大正製薬は、JR新宿駅の構内にあるドラッグストア近くに設置するIoT(モノのインターネット)化した販売機で、処方箋なしで購入できる一般医薬品(OTC)を販売する実証を5月31日に始める、と5月30日発表した。JR東日本の子会社で駅構内などで小売業を展開するJR東日本クロスステーション(JR-Cross)、IoT自動販売システムを手掛けるブイシンクが協力する。

JR 新宿駅構内のOTC 販売機

OTC販売機はブイシンクが開発したIoT販売機となり、JR-CrossがJR新宿駅南改札内に出店しているドラッグストア「Eki RESQ」新宿南口店の近くに置いて同ストアが運営。同ストアの営業時間内に販売する。実証は8月31日まで。販売機では大正製薬の風邪薬「パブロン」シリーズ、解熱鎮痛薬「ナロン」シリーズ、鼻炎治療薬「クラリチン」など約30品目を扱う。

設置場所(JR 新宿駅 南改札内)

Eki RESQ新宿南口店にいる薬剤師か登録販売者が許可しないと購入できない。利用は①販売機のタッチパネルで実証参加に同意②商品か症状から購入品を選択③特定成分を含む商品は顔認証システムに対応④選択商品の効能や用法・用量と注意事項を確認⑤店の薬剤師か登録販売者が内容を確認して販売を許可⑥交通系ICカードで決済して商品を取り出す--仕組み。

OTC 販売機の利用イメージ
OTC 販売機の画面イメージ
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