Googleが「Googleビジネスプロフィール」の不正利用を2021年に1億件以上ブロック

情報の信頼性を維持する取り組み公表、機械学習の進化や怪しいパターン特定能力向上

Googleは、「Googleビジネスプロフィール(旧名称Googleマイビジネス)」の情報の信頼性を維持する取り組みについて3月25日に発表した。公開前にブロックした不正な情報は2021年に1億件以上に達した。Googleビジネスプロフィールは、店舗の住所や営業時間などの情報を登録すると、Googleの検索結果に地図情報「Googleマップ」とともに表示されるサービス。

店舗の営業時間、電話番号、写真、クチコミなどマップのユーザーから投稿される情報は1日約2000万件にのぼり、Googleは機械学習とオペレーターのチェックで不正・虚偽コンテンツを削減。こうしたコンテンツがマップに表示される割合は1%未満という。2021年は機械学習モデルの進化や怪しいパターンを特定する能力の向上で公開前に1億件以上をブロックした。

2021年には、700万を超える虚偽のビジネスプロフィールを特定してマップから削除した。悪意のあるユーザーが虚偽のビジネスプロフィールを作ろうとする試みを1200万回以上、悪意あるユーザーがビジネスプロフィールを乗っ取ろうとする試みを800万件近く阻止。さらに情報改ざんや不正行為のポリシーに違反した100万を超えるユーザーアカウントを無効にした。

インプレスのGoogleビジネスプロフィール(サンプル)

虚偽のレビューで企業に損害を与えるケースがあることに対しては、ポリシー違反コンテンツがビジネスプロフィールに表示されないようにして10万を超えるビジネスを保護。9500万件を超えるポリシー違反のクチコミをブロックか削除し、ユーザーから直接報告された100万件を超えるクチコミを削除。1億9000万枚以上の写真と500万本の動画をブロックか削除した。

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

EC
「EC」は、Electronic Commerce(電子商取引)の略。Eコマース ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]