まだまだ様子見の「ブラックフライデー」? 買い物を予定していた人は2割未満【Shufoo!調べ】

30代以上の認知は70%台後半に、若年層への浸透が今後のカギ?

凸版印刷とONE COMPATHは、ONE COMPATHが運営する電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」利用者、および「Shufoo!」の企業向けメールマガジンに登録している小売・サービス企業を対象に、「ブラックフライデー」に関する意識調査を行った。

「ブラックフライデー」は、感謝祭翌日の11月第4金曜日に行われるセールのこと。アメリカでは毎年大規模なイベントが実施されており。日本でも2016年頃から本格的に広がっている。特に今年は、EC大手のアマゾンが、毎年12月に開催していた年末セール「サイバーマンデー」を休止し、「ブラックフライデー」に一本化したことでも注目度が高まった。

一般消費者はブラックフライデーで日用品を購入

まず「ブラックフライデー」の認知度を見ると75.1%で、ここ3年変動はない。年代別に見ると、10代は6割未満に留まるが、20代は70.6%に上昇、30代~50代は8割近くまで認知している。

一方「今年のブラックフライデーで買い物をする予定があるか」を聞くと、「はい」は15.5%に留まっており、まだまだ“リベンジ消費”の熱は高まっていないようだ。「ブラックフライデーセールに対する要望」では、「実施店が増えて欲しい」31.4%、「普段購入できないものを、とにかく安く購入したい」28.7%、「もっと多くの企業に参加してもらいたい」21.2%が上位だった。一般的な年末セールとして実施している店舗やチェーンがまだ限定的な様子がうかがえる。

企業側に「ブラックフライデーにセールやイベントなどの集客施策を実施するか」を聞くと、「実施しない」67.2%のほうが多数派だった。ただし、「今年集客施策を行う」とした企業(12.1%)のうち、80.0%が「昨年よりも規模を拡大して実施する」と回答している。

「ブラックフライデーのセールで買い物する」と回答した人に購入予定の品を聞くと、「日常的な食料品」66.0%が最も多かった。購入場所についても「スーパーの店頭」63.0%が1位で、2位以下を大きく引き離している。高額商品を買うより、食料品・日用品をより安く買おうという人が多いようだ。

予算は、「5千円~1万円未満」27.9%が最多で、「1万円~3万円未満」27.7%がそれに続く。昨年と比較すると、やや予算に余裕が出ているようだ。

調査概要

  • 【調査対象】全国「シュフーポイント」会員(全年齢層の男女)、「Shufoo!」企業向けメールマガジン配信に登録している企業のべ58社
  • 【調査方法】インターネットリサーチ
  • 【調査時期】2021年9月15日~26日
  • 【有効回答数】30,891名
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