ヤマト運輸とアルフレッサが配送業務量予測システムと適正配車システムを開発・導入

ヘルスケア商品の配送をビッグデータとAIを活用して効率化、両社の業務提携の第1弾

ヤマト運輸と、医薬品・医療機器卸売り販売のアルフレッサは、医薬品・医療機器・医療材料・診断薬などヘルスケア商品の配送に関し、業務量を予測するシステムと、適正な配車を行うシステムを開発し、8月から導入する、と8月3日発表した。ビッグデータとAI(人工知能)を活用。精度の高い業務量予測に基づいて配車計画を作成し、効果的な配送を実現する。

両社が2020年7月に公表したヘルスケア商品の共同配送スキーム構築に向けた業務提携の第1弾。配送業務量予測システムは、アルフレッサが蓄積した販売、物流、商品、需要トレンドなどのビッグデータをAIで分析し、顧客ごとの注文数、配送発生確率、納品時の滞在時間など配送業務量を予測。AIの学習で精度を高めることで、配車計画が効率的に作成できる。

配車計画システムは、配送業務量予測システムの情報を基に配車計画を自動的に作成する。ヤマト運輸が持つ物流や配車のノウハウと、渋滞などの道路情報を利用し、効率的で安定的な配車計画ができる。両社の予想では、両システムの導入で配送生産性が最大20%向上し、業務の量に合わせた配送コースの設定によって車両の走行距離とCO2排出量が最大25%減る。

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